2017年03月18日
今更ながら人気車の実力を体験して知る
●突然ですが、タントのコトを・・・
先日、所用でタントを運転する機会に恵まれた、
ハズカシながら人生初のタントの運転である、
モデルはなんと初代(笑)、途中追加されたカスタムのNA車、
後で調べてみたのだが、
初代は2003(平成15)年に登場、
カスタムの追加は2005(平成17)年のコトで、
2007(平成19)年には2代目へモデルチェンジしているようだ、
なので、試乗したモデルは平成17~19年あたりの年式で、
2年程しか販売していないモデルと言うコトである、
思ったよりもずっと古い(?)年式だなとカンジたのだが、
内装もキレイで走行も5万キロチョット、外装も美麗で機関類も良好と良い物件だった、
惜しむらくはタイヤがかなり減っていて某アジアンメーカーだったので、
乗りゴコチが本来よりも悪いのかと推測したが、
初代タントに関しては、私的に興味深い(ので忘れられない)内容がある、
何に書いてあったのか失念したが、当時の開発者さんが語っていたコトバである(と思う)、
(こんな内容だった)
「純正標準装着タイヤのグリップを落として、
(スタビを付けず)ロールしやすいサスセッティングにして、
(コーナリング中に)フロントタイヤが流れるようなセッティングにした・・・」とか、
一見、キケンな内容にも思えるが、
チョット深く考えると、ナルホドなとも思う、
車高の高いクルマがハイスピードでコーナリングできるようになると、
限界を超えた際に横転の危険があるのがお分かりかと思いますが、
限界を超えないよう、そして限界もかなり低いトコロに設定して、
安全を確保したと、開発者は言いたいのだろう、
「フロントタイヤが流れる~」と言う下りには、
そういう意味が込められているのだと、考えてみた、
コーナリング中に前タイヤが流れればそりゃあコワイですよね(汗)、
だからスピードを落としなさいと、開発者はそう分かるようにセッティングしたのでしょう、
踏ん張れるようなセッティングにすると、コーナーでスピードを出せるでしょうが、
物理的限界を超えたときは・・・コテンといってしまいますね、
そうならない為の考え方なのでしょう、
私はタントを見る度にソレを思い出すのです、
今回の試乗でモチロンそんな限界を試したりとか(苦笑)そんなコトはしませんが、
(確認はしませんでしたが、もしかしたらカスタムにはスタビがあったカモ)
チョット走っただけですが、良く出来たクルマだなぁと、
ごく普通の一般の方が、コレを買う理由が良く分かりました、
(我が家の近所にはたくさんのタントが生息しています)
中も広いしモノ入れも使い勝手良くて、乗りゴコチもまぁまぁとなれば、
売れるのも良くわかります、
(個人的にはシートの厚みがある、タント「エグゼ」の方が好みです)
コレで満足してしまえば、次に欲しいクルマはなかなか無いのかとも、
あるとすれば、より大きな普通車のミニバンになるのでしょうか、
私が思ったコトとすれば、
もしタントを買ったとするならば、
ステラなんてとんでもないハナシで(笑)、
ソレくらい良くできたモデルだと思いました、
マニアックなクルマ好きよりも、
一般の人の方が、商品としてのクルマを見る目はあるのカモしれません、
変な色眼鏡を掛けていない分、素直に・・・。
●でもね(笑)
タントのシートに座って、とっても違和感があったのですョ、
ソレは、天井がずっと上にあるコト、
シートリフターが低いのかと思い、レバーをひねったらリクライニングしてしまい(苦笑)、
どうやらタントにはリフター機構が無いみたいですが、
走っていると、アタマの上にムダをスゴくカンジて(?)、
何かグラグラと屋根(天井)だけが揺れている・・・そんな気分です、
クルマのローリングがどうとか、ではなく、
(実際はコーナリング感はごくフツーです)
アタマの上がフラフラすると言うか、何とも言えない気分になりました、
ステラも、今まで乗ったクルマ達も、手を伸ばせばカンタンに天井に触れますし、
良くある「こぶしひとつ分」入るとか、
そんなカンジなヤツばかりだったので、
タントの「だいぶ上にある天井」は、最後まで違和感がありました、
自分のステラに乗って、安心したのは言うまでもありません・・・。
●で・・・
マズイなと言うか、ヤバイなと言うか、思ったのは・・・、
タントにしてもステラにしても、
こういうクルマに満足とか、良くできているなぁとか、思ってしまうと、
他のクルマ、全く気にならないのですョ(苦笑)、
好きな旧車とか、魅力あるニューモデルとか、たくさんありますが、
こういうクルマを運転していると、
スピードも出さなくなりますし(出ない?し)、
コーナリングもへったくれもあったもんじゃない、
ブレーキもしかり・・・、
運転する楽しみを奪うのか、麻痺させるのか、
不思議なコトにソレで良しとなってしまうのですョ、
ある意味ではクルマ本来の姿、
A地点からB地点まで人と荷物を運ぶ・・・そんな存在になりつつあります、私の中で。
●しかしながら
ステラ固有のハナシになりますと、
コレはコレで、まぁ楽しめるなと、
運転していると、そう思う時もあります、
3気筒のタントには特にコレと言ったコトはカンジませんでしたが、
(3気筒の方が、やはりトルク感があって、乗りやすいと思いました、
言い換えれば、フツーに、良く出来ているのです)
4気筒の我が愛車は、変わっていると言うか、個性があると言うか、
(ブンブン回したくなるのです、バイクのように吹けが良い訳じゃないのですが)
ソコは汲み取れます、
もし、これから先、クルマに楽しみを見出せるとしたら、
楽しいかどうか、楽しみがあるか、そんな点カモしれません、
旧車や古い型のクルマには、ソレがたくさんありますが、
これからの新車はどうでしょうか?
自動運転とか、より高度な安全装備とか、
果たして楽しいのかどうか・・・?
それでは、また、次回。
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ステラ関連 | 日記
Posted at
2017/03/18 14:26:54
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