canonのブログ一覧

でもインプレの内容は
先月末にチョイと
わんこのお墓参りした時の・・・、

やはりある程度距離乗らないと・・・
良さはわかりませんね。







では、書いてみたいと思います、



まずは・・・スタイルからも分かるように
実用車です、

色はソリッドの黒かと思いきや・・・、

ミドリのメタリックが入った非常に質感の高い塗色、

タンクサイドのメッキパネルや
ゴールドのエンブレムと合わせて所有欲を引き立てます、



今回私が購入したのは車台番号から’９４年（平成６年）あたりの個体と判明
同型車は・・・直接のルーツをたどると’６６年（昭和４１年）のＣＤ１２５がソレに当たり
そしてモデルチェンジして初代ＣＤ１２５Ｔとなったのが’７７年（昭和５２年）のようです、



バイクらしい部分はキチンと残っていて
バイクらしい楽しみもあるのがベンリィの特徴、



ハンドルは・・・いわゆる「大アップハンドル」ですが
前傾姿勢もやりやすい絶妙な高さ、

ミラーも見やすく、

スイッチ類はボタン小さく冬用グローブではやりづらさありますが
（ウィンカーも当然？プッシュキャンセルじゃありません）
アルミのスイッチケースなどは質感高くて好印象、



四角いメーターがカスタム派からは不人気ですが
情報は見やすく運転していてひと目で状況が分かります、

チョークノブはハンドルポスト上に、



短距離ではあまり効果カンジないですが
少し距離走ると分かるレッグシールドの効果、

スネの辺りは結構暖かにカンジます、
（夏暑いかは？苦笑）



前後ともドラムブレーキは必要最小限？の効き、

リアが制動力高いのでソチラをメインに使います、



ベンリィ最大の自慢は・・・やはり２気筒のエンジンでしょうか
１２５㏄ながらもゼイタクな設計で
エキパイからマフラーまで１本モノの左右出しです
３６０度クランクというコトなので
左右のピストンが同時に上下していますが
不快な振動はほとんど無く
下から上までスムーズに回ります、

排気量なりのトルク感ですが
非力感はあまりカンジないですね、



２気筒エンジンを活かす
５速ミッションはロータリー式、

初めは私ミスシフトしないか不安でしたが
（リターン式ミッションに慣れていると・・・ロータリー式は不安ですね・笑）
慣れれば・・・楽しめます、

ちなみにシフトパターンは
Ｎ→１→２→３→４→ＯＤ（５速）→Ｎ、

シフトペダル前方を踏み込むとシフトアップします、
（かかと側ペダルは踏むとシフトダウン）

５速まで入れてもう１速あると思って踏み込むとニュートラルになってしまい（苦笑）
焦ってまた踏むとローギヤになってしまうので
カン違いとミスシフトには注意ですね、
（ミスしないよう５速に入ると「ＯＤ」とオレンジ色のランプがメーター内に点灯しますが・・・
ソレでも間違えてシフトしちゃうのですョ・笑）

フットレストの位置と前後シフトペダルの位置関係が絶妙で
邪魔にならずしかも確実にシフトできる・・・コレ、意外でした、

革靴で乗るビジネスマンもかつてはいましたからね・・・
キチンと操作ができる
コレがとても大事
シッカリ考えて造られていたのでしょう
シフトするのが嬉しくなります、



始動はセル・キックの２通りと豪華装備
キックペダルが右脚のスネ内側に当たるのですが
コレが不思議と車体のホールドに一役買っています、

う～ん良く考えているな～、
（多分そう思うだけ？苦笑）

ちなみに大きな外装部品でプラスチックなのはサイドカバーだけで
前後フェンダーは鉄製と非常に磨き甲斐があります、
（ウィンカーボディも鉄製なのが嬉しいですね）



チェーンはフルカバード
中央あたりにある丸い穴（フタ付き）から注油します、

チェーンの音はほとんど聞こえません、



タンクは容量１０リッター
メッキがとても良いカンジ、

しかも・・・
タンクラバーがこんなに暖かなんて・・・
今時期のタンクは冷たいですよね・・・
でもソレをカンジるコトなくニーグリップできます、



座りゴコチ最高のシート、

前と後ろで微妙にスポンジの硬さ変えてあります、

しかし前後長が短いのが欠点・・・
ポジション移動があまりできないのです・・・、
（苦笑）



大きくしかも平らで荷物載せやすい荷台、

フックは左右２箇所と後方２箇所ですが・・・、

できれば前方（シート後ろのバー）にも荷掛けフックがあると更に便利に思いますが・・・、



中央のアミ目状の物体は・・・、
（ハンドル下辺りにあります）

ウィンカーブザーです、
（苦笑）

ウィンカースイッチ入れると
甲高い音で「ピーっピーっ」と切るまで鳴り続けます、

周囲には安全でしょうが同時に迷惑でしょうな。
（笑）


と、大まかですが
各部の特徴をざっと紹介しました、

ビジネスバイクなので絶対的速さはありませんが
不満の無い加速感とやわらかい乗りゴコチは
１度乗るとクセになりハマります、

ネットで見ると・・・中古物件少ないのはソノせいです（しかも思った以上に高価？）
１度購入してしまうと維持費掛からない上に壊れにくいせいもあってか
手放さない人が多いようで・・・玄人受けするバイクなのでしょう、

２気筒のサウンドも結構良いカンジで２本出しのマフラーも所有欲を高めます
ブレーキは効く車種から乗り換えるとチョットコワい思いしますが
ベンリィの活動速度域を思えば必要にして十分でしょう、

ギヤ比が全体的に低いので早めのシフトアップが必要ですが
（ゼロ発進で交差点出る頃には３速までシフトアップ完了しているカンジ）
１度５速に入れると
交差点などキツいカーブで減速しない限りは
ほとんどそのままのギヤで走れてしまうのも魅力、

ギヤ比の関係でエンジン回転は比較的高めですが
燃費はとりあえず１度満タン法で計測したら
リッター３２キロ程度とまぁまぁ良い方、
（ちなみに暖機運転は比較的長くやらないと走り始めが調子悪いです・・・
最低でも５分は必要か？同型車は皆そうらしい）

十分日常の足として
そしてツーリングの供としても使えますね、



もし、私が少し前のブログで書いた時のように
若かりし頃（苦笑）に購入していたら
ベンリィの魅力が分からずにしかもモノ足りなくカンジ
手放していたカモしれませんが、

アラフォーになってこういうユルいバイクの魅力が
今回少し分かった気がしました、

また、わんこのお墓参りに使ってやりたいと思います。



しかし・・・こんな’６０Sなスタイルのバイクが
基本的な部分はそのままで
２００３年（平成１５年）まで新車で買えたと思うと・・・ビックリですね。