こんにちは。相変わらず寒いですね~。一昨日は、皆さんご存知の通り、関東地方は大雪に見舞われました。この日は私は朝から大学内で「太陽エネルギー利用に向けた化学の挑戦」と題した国際シンポジウムがありました。
2000年にノーベル化学賞を受賞された白川英樹先生の基調講演をはじめ、世界的に著名な科学者をお招きしていたのですが、雪や大雨など特異な気象現象にはめっぽう弱い東京。定員と同じ程度の申し込みがあったのですが、こんな天気で皆さん来てくれるかなぁと気を揉みました。特に今回はYoung Students向けに企画し、高校生が多かったので、主催側としても彼らの帰りのことも考えると心配でした。
しかし、悪天候にもかかわらず180名定員のところ6割程度の人が集まってくれました。ありがとうございました!「太陽エネルギーと光合成」「メゾスコピック太陽電池の登場」「次世代太陽電池:未来のスタイル」「光触媒とCO2の還元」「人工光合成への挑戦」という難しそうなテーマですが、先生方にはわかりやすくお話いただきました。白川先生の基調講演は、「導電性高分子の発見と応用」です。
シンポジウム会場の中に、開発中の次世代太陽電池と呼ばれる有機系太陽電池の展示をしました。「発電ミク」のようにデザイン性の高いパネルを作ることができるのも有機系の魅力です。下の写真は、「ソーラーアワード2013」テクノロジー部門を受賞した色素増感太陽電池「アナベル」です。
シンポジウム終了後は、急きょ温かい軽食を用意し、受講の高校生や大学生、大人の方たちと研究者が交流をもつ時間を取りました。皆さんが無事自宅に戻られたことを祈りつつ、会が盛況のうちに無事終わってよかったです!(しかし撤収後、7時過ぎに大学を出たら、強風と雪でそれはもう大変っ・・でした)
Posted at 2014/02/10 14:32:27 | |
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