
というわけで、連投w
皆さん、フレミングの左手の法則って知っていますか?
親指と人差し指と中指でゲッツ!(古っ)ってやると、電気Iと磁気Bの関係から力Fが生まれるというものです。
まあ、ノッチでもいいけれどw(こっちも古いかw)
一昔前まで流行った、燃料パイプに磁石を巻くというもの。
燃費が良くなった良くなったって。
かくいう私もHDDを分解して強力な磁石を集めたものです。
そう、集めただけw
実際にはやってません。
やる意味無いんだものwww
さて、このフレミングの左手の法則といいますのは、ある電流Iの流れに対して磁界Bを与えると力Fを発生するというものです。
身近なものだと。。。三相かご型誘導電動機ですかね。
えっ!?わかりづらい??
では、想像してみて下さい。
ある金属の棒が、パソコンの画面上に横たわっていたとします。
その棒に電気Iを流しますね。
画面左から、右側へ電気Iを流しましょうか。
丁度、画像のような状態です。
で、画面下から上に向かって磁界Bを掛けるわけです。
磁石で挟み込む感じですかね。
方やN極で方やS極です。
と書くと、
放課後電磁波クラブを思い出しますwww
さて。
電流Iの流れに垂直に磁界Bを掛けますと、図のように画面からここを読んでいるあなたに向かって力Fが働きます。
たとえば、金属棒であれば、あなたに向かって転がってくる感じですかね。
ここで記号の説明。
二重丸のようなものは、画面からあなたに向かう方向の意味です。
丸に×印は、あなたから画面奥に向かう方向です。
これは、矢だと思って下さい。
矢があなたに向かってくるときには、矢の先が二重丸のようなものに見えますよね。
で、矢があなたから遠ざかるときは、矢のお知りの羽が見えて、丁度丸に×印のように見えるはずです。
フレミングの左手の法則には、さらに長さや角度が入ってくるのですが、ここでは簡単にするために省略します。
まずは、フレミングの左手の法則というものが、こういうものだと覚えてね。
ゲッツ!(やっぱり古い。)ってやりながら、中指を親指と人差し指に対して直角にすると、丁度画像のようになります。
で、ここからが本題。
燃料配管に磁石をつけるとどうなるか。
まあ、たぶん何も変わらないと思います。
鉄粉とか無ければw
詰まって供給量が少なくなり、燃費が良くなったとかは論外ねw
で。。。
そのままじゃ、オカルトグッズに可哀想なので、ちょっとハンデをあげましょう。
それは、燃料(この場合、ガソリンとか経由)が、電気Iを持っていたとします。
電気を持っていたとするというのは。。。
通常、ある物質はプラスの陽子とマイナスの電子を持っていて、数がそろっています。
そろっていないと、活性化しますので。。。
たとえば、水という分子はH2Oとなるわけですが、これはH+とO2-とになるわけです。
H+は電子が無い状態、O2-は電子が二個余計に持っている状態です。
またこれ以外にも、分子構造が長くて、片っ方の手に+を持ち、片っ方の手に-を持っている場合もあります。
という、すごーく簡素に言っていますが、実際はもっと複雑です。
そこで、燃料にハンデをあげて、燃料が電気を帯びていた(たとえば、+がひとつ多かったとか、-がひとつ多かったとか)という、有利な条件をあげるわけです。
ここでは、+の電気を帯びていたとしましょう。
燃料が燃料配管を流れると、そこには。。。
画像のように電気Iが流れたのと一緒ということになりますね。
そして、その配管に磁石をつけると。。。
N極君からS極君に磁界Bが発生します。
おや?
何かどこかで見た光景ですよね。
画像の状態と同じです。
もしかして!?
オカルトじゃなかった??
燃料が力を受けるじゃありませんか!!
と、妄想をしてみますw
どうですか?
皆さんの頭の中で考えると、ハンデをあげた燃料がフレミングの左手の法則にしたがって力Fを受けますね。
なんだオカルトオカルトと言っておきながら、しっかり燃料には力Fが働いて。。。
もしかして。。。
燃料にパワーが!?
この力によって、燃料が活性されて燃えやすくなって燃費が良くなる!?
ほれみろ!
俺が言っていたことが正しかったじゃないか!
あれだけ、オカルトグッズだの馬鹿だのアホだのクズだの言いやがって!
そう思った人。。。
やっぱり
馬鹿ですw
さて、フレミングの左手の法則というのは、凄く簡単にいうと。。。
電気Iの流れに垂直に磁界Bを掛けると、電気Iと磁界Bにそれぞれ垂直な力Fを受けますと言いました。
それが、最初の図でしたね。
オカルトグッズに有利なように、燃料に電気Iを授けましたが。。。
図を見て何か思いません??
ある燃料君Aとしましょう。
A君が配管の中を流れると。。。
おっ!磁界Bだ!
これで俺も、スーパーサイヤ人になれる!
じゃなくて。。。
力Fを授けてもらえる。。。でもなくて。。。
力Fを与えられて、A君は燃料の流れと磁界Bの向きとに垂直な方向へ移動させられます。
すると。。。
今度はA君が移動させられたことによって、移動した方向へ電気Iの流れが出来ますよね。
そうすると、今度は新たな電気Iの流れと磁界Bによって、さらに新たな方向へ移動させられます。
すると、さらに移動させられた分その方向へ電気Iが流れたことになり、そうするとさらに磁界Bによって。。。
書くのが面倒くさいw
まあ、フレミングの左手の法則の繰り返しによって、その場でグルグルと回ることになるんですね。簡単に言うと。
図を見てもらえればわかるかと思いますが、力Fの向きが今度電流Iになるわけです。
そうすると、力Fの向きは今までの電流の向きとは逆になり。。。
それを延々と続けるわけです。
実際は、送られる燃料の流量の方が力Fよりも強いので、一時的にA君は力Fの方へふらつきますが、そのまま他に流れにのってエンジンに到達します。
もし、磁力が強かったとしても、別に燃料に何か変化があるわけではなく、そこに留まらせられるか、偏らせられるだけの話です。
燃費に関わる事象はありません。
フレミングの左手の法則というのは、ある方向に力を発生するだけの話です。
だから、三相かご型誘導電動機のように電気と磁気で力を発生させられるわけです。
それ以外にとりえはありませんw
磁石は用法容量守って正しく使いましょうw
そうそう。
実はこのフレミングの左手の法則ですが。。。
こんなオカルトグッズよりも、凄い使い方が出来るんですね。
レッドオクトーバーを追え!という映画を見たことがありますでしょうか?
ショーンコネリーが出てくるやつです。
あのジャック・ライアンの出てくるシリーズですね。
あの潜水艦にはキャタピラー推進装置という駆動部が無い架空の推進装置が出てきます。
で。
実は、それに似た推進装置をフレミングの左手の法則を使うと出来るんですよ。
船体の海水に沈む部分にトンネルを設けて、そのトンネルに磁界を掛けます。
そして、トンネル内に電極を2枚用意して、その電極に電気を流すんですね。
そうすると、海水に電気が流れることになり、この海水がフレミングの左手の法則によって力を受けて、船が進むのです。
凄いでしょw
架空の推進装置でしかなかったもの?が、実際に似たようなものが出来ているんですね。
「フレミングの左手の法則」「船」と検索すると出てきますよ。
フレミングの左手の法則は決してオカルトのためにあるのではないのですw