
ゴールデンウイーク後半は岩手県の遠野まで行ってきました。
遠野といえば、遠野物語、柳田國男の名著ですが、その民話や神話の舞台となった日本の風景が残っている田舎町です。(国会図書館所蔵の写本は
こちらで読めます)
実はこの町、遠野物語に顕されるように花巻から十余里、そして三陸の大槌・釜石までも同じ程で、現在は震災の被災地に対する後方支援基地のような役割を果たしています。
ボランティアセンターも機能しており、連休中全国から集まったボランティアがコミュニティセンターの体育館に寝泊りしながら、日々必要な人数が必要な所に出向き活動しています。
ちなみに、私は6日朝の到着予定が、うっかり途中のSAで寝過ごして到着が夜になってしまい活動は7日のみと。なので、被災地の現場には行かず、物資の輸送など後方支援のお手伝いをしました。
腐った秋刀魚を清掃した人の後始末をしたり、ピカソにがんがん荷物を積んでボランティアセンターと集積ステーションを往復。
そのあとは写真の水車小屋に行ったり、大槌のスタッフを迎えに行って釜石に送ったりと、こまごま動いた後水沢に一泊、翌朝平泉を見てから一路東京に戻ってきました。
テレビや写真で圧し売られるセンチメントと、実際に五感で感じるのはずいぶんと違います。連休の最後によい経験になりました。今度は活動メインで行ってみたいのですが、なにせ遠い… 花巻まで飛行機か新幹線で行き、レンタカーを借りるのが良いのかも知れません。
Posted at 2011/05/10 01:26:47 | |
トラックバック(0) | 日記