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4年ぶりにリヤハッチ内部から異音が発生したので、今回は自分で修理を決行であります。 内張りを「エイッヤッ」と外し、内部を観察すると見える範囲で部品の脱落や緩みは見当たりません。 さらに調べると二重構造のパネルの内側にある左右の補強ステーの、後ろから見て左側のステーが緩んでいる事が分かりました。 多分4年前も同じところが緩んだんではないかと思いますが、最終的に写真の矢印2ヶ所を修理する羽目になるのでした。
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パネルの穴から覗いてようやく見える黒い部分(矢印)が、補強ステーの左端です。 しかしこのステーをパネル内側に固定しているボルトは完全に見る事はできず、矢印の辺りから指を入れると何とかボルト・ヘッドに触れ、緩んでいる事が分かります。
しかし指一本でボルトを締め付ける事は不可能で、ましてやスパナ等を差し込む事もできません。 そこでネットで調べ同様の修理をされた、諸先輩方の情報を元に修理する事にしました。
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みんカラやネット検索で調べて見ると複数の方が、スバルディーラーで同様の修理をされており、何れも写真の矢印辺りに、スパナでボルトの締付け作業ができるだけの穴を開けている事が分かりました。
どうも穴を開けて修理するのがスバルディーラーの正規?の修理方法らしいのです。
そこでこれを見習って電動ドリルで穴を開けることにしました。
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充電式ドリルに10㍉のドリル刃を装着し、矢印の部分に5ヶ所ほど慎重に穴を開け、その後ニッパとカッターを使って作業しやすいように穴を広げます。 写真のように穴の中には緩んだボルトと補強ステーが現れるので、口幅10㍉のスパナで締付けます。
これでやっと修理完了と思って補強ステーを触ったら、まだ「ビョ~ン」と異音がします。 どうやら補強ステーの反対側の取付けボルトも緩んでいるようでした。
ここで気付きましたが、ステーの左端取付け部分には穴が開けてなかったので、4年前の異音はここでは無かったんでしょうね、たぶん・・・
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緩んでいる補強ステーの、反対側の取付け位置は何処だろうと探していくと、何とこれまたとんでもなく作業しづらそうな、リヤハッチ・オープナーの付根の奥にありました。
写真の矢印部分に何とかボルト・ヘッドの一部が見えますが、ここも手を差し込んでようやくボルトが緩んでいるのを確認できるくらいで、とてもじゃないですがスパナを突っ込んで作業できるスペース等皆無です。
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そこで、最低限に作業スペースを広げるため、少々分解作業をする羽目になりました。
まず写真の左側の下側矢印の部分にある、リヤハッチ・オープナーからのステーが連結している、シャフトを左側に抜きます。
次に上側の矢印のボルト2本を外し、リヤハッチのロッキング・ユニットを内側に取り出すと、写真右側のように、ようやく補強ステーの取付け部分を確認する事が出来るようになります。
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写真のように作業スペースを確保できましたので、口幅10㍉のスパナで緩んでいるボルトを締付けます。 作業中はボルト・.ヘッドが見えにくいため、中々スパナとボルトヘッドが噛み合いませんが、ようやくボルトを完全に締め付ける事ができました。
これで補強ステーを揺らしても全く異音が発生しなくなりました。 4年前の異音はおそらくこちら側だったんでしょうね、たぶん・・・
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分解していたロッキング・ユニット等を元に戻し、リヤハッチの開閉と施錠が正常に行なえるかを確認してから、リヤハッチの内張りもしっかりと、8ヶ所のファスナーを填めて元通りにします。
これでようやくリヤハッチを勢い良く閉めても、全く異音がしなくなりましたが、今思うと最近走行中にたまに何となく変な音がしていたような気がしますが、これが原因だったんでしょうね。
車にはどうしても原因不明の異音などが付き物ですが、今回のようにしっかりと原因が判明して修理できた時は気分が良いのであります。
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