
本日フルモデルチェンジした日産セレナの発表会です。
パット見に、大きく変わったようには見えません。
というのも、セレナは3年連続でミニバンカテゴリーの販売トップなんだそうです。
って言っても、昨年の年間ランキングではセレナが8位の78,836台で、9位は僅差でトヨタ・ヴォクシーの71,426台、さらにその兄弟車である15位のトヨタ・ノアの52,933を合わせると、ヴィッツを抜いて3位になっちゃうんですけど、まあ、そこは作り分けたほうがトータルでプラスが多いというトヨタ側の判断でしょう。
それはともかく、今売れているならあんまり変える必要ない、というのでそういう判断になったんでしょう。
日産にとっては一番大きな変更は、作っている場所の変更、つまりこのモデルは湘南工場でなく、九州工場で生産するってことでしょう。発表会でも西日本新聞の記者と神奈川新聞の記者が手を挙げて質問してたのが象徴的でしたね。もっとも、質問は「生産台数や燃費について」でリリースやカタログを見りゃわかるだろ!って質問でしたが・・・。ユーザーにとっては、九州で買えば多少安くなるってこともないでしょうから、特に関係ないですかね。あ、でも地元になった人にはなんとなく愛着は湧くかもしれません。

さてさて、新型の大きな特徴はエンジンにアイドルストップが付いたことでしょうか。
マーチにも付いてるじゃんって感じですが、セレナの場合はセルモーターを使わず再スタートするんです。
どうやってやるかといえば、オルタネータ(発電機)をモーターに使ってやるんです。通常ベルトで駆動して発電に使うオルタネータに、逆に電気を流して、ベルトによってエンジンを回して始動します。そのおかげでマーチでは再スタートに0.4secかかってたのが、0.3秒でできるようになったんだとか。その辺のコンマ1秒って、精神的安心感に意外と重要な気がします。通常のエンジンスタート用には従来どおりのセルが付いてます。
エンジン本体では直噴になったのが大きなニュースでしょう。
結果、燃費はアイドルストップ装着車で15.4km/lとなりました。旧型で一番いいのが13.2km/lですから、1.8km/lアップ。これは一見大したことないように見える人もいるでしょうが、エンジニアにはたいそうな努力だと思われますよ。
内装は、シートアレンジなどほぼ旧型と同じく、センターに後ろから前までスライドするテーブルを装備してます。
車中泊具合も、フルフラットにしても凸凹が残る感じも一緒です。マット類が必需品です。

さて、新型セレナのコマーシャルソングはいきものがかりが歌ってます。
発表会にも登場しました。
ボーカルの吉岡聖恵(きよえ)ちゃんはイメージしてたよりすらっと背が高かったです。やっぱ芸能人ですね。

というわけで、旧型ユーザーも買い代えなくてもいいかなって見た目と、旧旧型ユーザーには買い換えたくなるような出来上がりなんじゃないでしょうか。あーでも、旧型ユーザーはどうせ13年落ちじゃないから、って買い換えを控えてたんだったらエコカー減税があるいまのほうが買い換え時かもしれませんね。
お約束の由美ちゃん、今回は3列目のカットです。

Posted at 2010/11/08 17:03:51 | |
トラックバック(0) |
新車 | 日記