
11月4日の話ですが、
パナソニックが3000万ドルを
テスラモーターズに出資したそうです。
テスラって
トヨタも出資しているし、様々な有力企業が出資してるのって、なんでなんでしょうね。
トヨタはさんざん純電気自動車ではないものの、ハイブリッドでリードしてて、電池やモーターに関するノウハウはあるんでしょうけど、トヨタは常にいろんな可能性を考えて手を出したりお金を出したり、また口出しできる状況にしておくというのがよくあるように思えます。世界トップレベルの企業として当たり前なのかもしれません。
それと、トヨタは、カリフォルニアにあるGMとの合弁会社NUMMIを閉鎖しているんですが、その工場跡をテスラが買う計画があって、実際に買っています。その際の閉鎖してしまった責任や、雇用がなくなった際の後ろ指刺されない対策もあって出資してるのではって見方もあるようです。
じゃ、パナソニックはというと、プリウス用バッテリーを生産してる実績が・・・と思うのは早合点で、じつはプリウスなどの電池を作っていたパナソニックEVエナジー社はトヨタの出資のほうが多く、社長さんもトヨタ出身。「作っていた」というのは、今も作っているんですが、社名のほうがパナソニックではなくなって「
プライムアースEVエナジー」社に変わっていたんです。ちなみにここで作っているのはニッケル水素が基本。
今回出資するパナソニックは「
エナジー社」で乾電池や自動車用バッテリーなど作っている松下時代からある会社。パソコンその他のリチウムイオン電池も製造してて、テスラの電池もここの電池なんですね。当然、独占的な供給や、ノウハウの蓄積など必要なんでしょうね。
というわけで、テスラって企業としてはまだまだ大きくないのかもしれませんが、大人の心配をくすぐってお金を出させるのが得意なチャッカリモノってところでしょうか。
Posted at 2010/11/10 20:01:51 | |
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