2010年12月12日
いま電車に乗ってます。
向かいに座ってた男性が降りようと立ち上がった瞬間、ケータイがポロリと落ちました。
あっ、と思い顔を上げたら、男性はサッと電車を降りて行きました。
拾って追い掛けようか、と腰を上げかけたら、男性と入れ違いに乗車してきた2人組の若い女性が拾ってくれました。
2人は「これ今の人が落としたんじゃねぇ?」とかいいながら、男性を追い掛け、乗ったばかりの電車を降ります。
車内から少しハラハラしながらその娘らを目で追い掛けます。
なかなか落とし主がわからず、彼女たちをホームへ残したまま、残念ながら電車のドアは閉じてしまいます。
しゃべりかたはぶっきらぼうでも、いまどきの娘も優しいなぁ。ケータイをなくした大変さは我々以上に感じるんだろうな。などと感心したり、気の毒だけどその良い行いがきっとなにかで自分に帰ってくるよ。とか、勝手に心暖まってました。
ところが、そこへ件の男性が戻ってきたんです。ケータイを落としたよのに気付き、ホームから再び車両へ入ったようです。
やはり顛末を見ていたらしい近くの乗客が若い女性が拾って降りたことを伝えてました。
あー、最初から状況がわかってた自分が拾って届けたらよかったかな、とちょっと自己嫌悪。
彼女たちはその後どうしでしょう。
ケータイは彼の手に戻ったでしょうか。
あとは祈るばかりです。

Posted at 2010/12/12 20:59:50 | |
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