* ご 注 意 *
この文章は、だらだらと長く続きます。簡潔にまとまっておらず、また読む気をなくす長さで申し訳ありません。
また、以下の内容は、個人的な感想ですので、非常に主観的であり、客観的な真実でないことも含まれていると思います。
ご了承ください。
昨日は、マツダのディーラーに遊びに(?)行きました。
目的はRX-8の試乗です。そのねらいは、今度の土曜にメガウェブで、トヨタの(FT)86に
乗れる(当選するつもり)かもしれないので、その比較対象にするためです。
悪くいうと、ものさしにするということですが、スピリットRにも興味があるし、
RX-8も販売中止になるということなので、乗れるうちに乗っておかなければ!と思ったからです。
自宅から歩いて10分ほどの、関東マツダ満足店(地名は架空のものです)に、
予約通りの10時半ごろ到着。意外と?お客さんも多くて忙しそう。
店中に入ると、ちゃんと要件を尋ねに来てくれた。(歩いてディーラーに行くと、あんまり向こうから
話しかけてもらえないんだよね。他のお客さんの連れだと思われちゃって・・・。)
「インターネットで試乗の予約をしていた者ですけど・・・。」と告げると、営業のヒトが来るまで、
アンケートを書いて待つことに。ちゃんとおねぇさんが飲み物も出してくれました。
(先日違うメーカーのクルマを試乗させてもらったときには、飲み物は何も出てこなかった。
別に飲み物目的じゃないから、出てこなくていいし、ただ試乗だけして、お金落としていかないのに、
飲み物飲ませてもらうってちょっと申し訳なく思っちゃう。)
営業のおにいさんがやってきて、軽くお話し。
スピリットRについて、今(11月26日)契約しても、3月生産分になるので、納車は3月か、
最悪4月になる。6月で生産終了って話だけど、早く予約しとかないと、限定台数分売れちゃうよ。
とのことでした。これくらいは、想定の範囲内?
クルマの準備もできたということなので、ドキドキ・ワクワクの試乗タイム!
ちなみに試乗車は6MTのRSです。マニュアルの試乗車が用意されてるなんて、マツダはさすがだな。
そして、試乗コースは、ディーラー出て左折を4回繰り返してグルッと元に戻るというもので、
約半分が片側2車線道路で残りは1車線。
前回のスバルの時は、真っ直ぐ、Uターン、真っ直ぐ、Uターンで、コース選択がセンスないと思っちゃったけど、ちゃんと、iSTOPの効果を感じてもらうには・・・とかマツダは考えてるんだろうね。
ただロードスターをオープンで試乗するには、歩行者の目が気になっちゃうかもね。
(歩行者の交通量がそれなりにあるので。)
スバルのときには、免許証を一応見せたけど、今回は、見せてくださいなんて言われなかったなぁ。
歩いてきた客に免許証確認せずに試乗させるのって怖くない?無免かもしれないじゃん?
そもそもAT限定免許じゃないよなぁ・・・って心配しないのかな?
さて、前置きが長くなっちゃいましたが、シート位置とミラーを合わせて、いざ出発♪
ディーラーの方がエンジンかけて置いておいてくれたらしく(?)可変レッドゾーンは、
9000rpm~に。暖気もOKということですね。
クラッチを踏みギアを1速に入れる。三角形のシフトノブってどうなの?ってみんな思うと思うけど、
別に普通。素早くチェンジするには、慣れがいるだろうけどね。
早さ重視の人は、気に入らなければ換えたらいいと思うよ。
サイドブレーキを降ろして、アクセル踏まずにクラッチのみでハンドル切りながらの発進。
エンストしないぞ・・・?ロータリーは低回転でトルクがないって噂を流したのは、一体誰?
アクセル踏まないでも、エンジンが全く苦しそうじゃないよ。
低速トルクのなさは、長い上り坂なんかで感じるのかな?
あと、サイドブレーキでも思ったんだけど、クラッチも遊びが少ないよねぇ。
ランエボ・ライフ・スカイラインとかしか馴染みがなくて本格スポーツカーを知らないからか?
ディーラー前の道路は50km/h制限。ですが、2速までしかシフトアップせず、回転数高めで巡行。
エボで一般道走るときは2~3千回転に収まるギアを選択するけど、ネンピとかガソリン代なんて、
試乗では気にしなくていいからね。
3速に途中で上げといて、はじめの左折する交差点。ヒール&トゥがしたかったけど、難しい・・・。
3つのペダルが近すぎるんだよね。RX-8って。スーパーセヴンを思い出す・・・運転したことはないけど。
こういうクルマってつま先とかかとじゃなくて、左側と右側でやるのかな?玄人向け?
アドバンストフロントミッドシップはいいけど、その分ミッションは客室側の足元スペースを奪うんだな。
エボとインプでホイールベースはかわらなくても、室内広さはエボのほうが広く感じるとGC8でもGDBでも言われ続けたと思うけど、そういうとこも関係してるんだろうね。
チャリが車道を走ってて、対向車がいて、2速でチャリペースで進んで、対向車がいなくなって、
フラストレーションを吐き出すかのように追い抜くってときも、十分に気持ちいいね。すごくいいエンジン。
エボみたいな、背中をシートが蹴っ飛ばすような加速感はないけど、スムーズっていうか、
伝達のロスがないって雰囲気?ノイズも少ないし。
ちなみに3月にマツダの試験場に見学に行ったときに、テストドライバーさんの運転するRX-8の助手席に乗せてもらった時には、充分に背中を蹴飛ばされる加速感でした。ベタ踏みで、シフトアップも
上手な人がしたら、違うんでしょう。
ランエボの加速って、重さっていうか、ダルさみたいなものを感じる。フロントがメインで駆動する
4WDだからか?でも、スカイラインもエボ側なカンジだから、NAによるところか、ロータリーだからか、
もしくはその両方がその所以かな。
エボは便秘の人が、ふんばって ふんばって 出すってイメージで、
エイトはフツーの人がふつうに 出してるイメージ
なんだそりゃ???
あと、1回左折のときにハンドル戻し遅れてたときが、一回あったんですが、
ランエボのときって、シュルシュルハンドルで、戻さなくても自然にけっこう戻りますよね?
しかもアクセル踏んでいったときは、なおさら真っ直ぐ進む傾向が強くなる気がします。
フロントが駆動しないクルマって、こんな感じなのね。まぁセルフステアは車種によっても強さが
違うだろうけど。
途中で、ゆるい上り坂で信号機にひっかかって、坂道発進になったけど、
すごい楽だったけど、ヒルスタートアシストの機能ってRX-8ってついてないよね?
というか、たしかついてたとしても、スタート前にフットブレーキ踏んでないと意味ないんだっけ?
再び2車線道路へ。1速で6000rpm近くまでまわして2速へシフトアップ。
何度も言うけど、音が気持ちいい。これは。
そして、シフトアップ後のクラッチのつなぎかたが難しい。ランエボやライフでは、左足をゆっくり
じんわり ふわっとクラッチから離していけば、回転が離れてても、同乗者にはあんまり気づかれない
くらいにはなる(なってるつもり)だけど、8は今のギアでこのスピードのときには、この回転数では
ありません!と主張するかのように、挙動に表れるよ。もうちょっと慣れればボクの腕でも平気かな?
アイドリング状態でも、音でロータリーを感じられるけど、6000回転とか回して もう超気持ちいい♪
こんなクルマってボクは初めて。
VTECもいいとか言われるけど、EG6のB16Aくらいしか体感したことないけど、
音が大きいってのと、低回転域で扱い辛そうってくらいで、官能的な音だっていう印象はないなぁ。
*個人差・マシンの個体差(エンジンや排気系)によります。
レネシス乗って6千とか7千とか回すと、人生で昨日初めてノーマルの4G63ターボなんてクソだと思ったよ。ランエボで6千とか回したら、もう気持ち悪いもん。音が苦しい。シフトアップしちゃう。
最後に、路面状況が違うけど、FRのエイトよりも4WDのインプのほうが停止状態からのアクセルオンで
オーバーが出せそう・・・。インプ乗った日のほうがウエットなのはあるけど。
とりあえず、エイトはそれだけ、限界が高いってことにしておきましょう。
まぁでも、インプは2.5Lターボだから、そのトルクの差が一番だろうけど。
とりあえず試乗した感想はこんなところですかね。
一般道での試乗ですので、「軽量コンパクトなロータリーエンジンがもたらす最大の恩恵」である
「理想的な前後重量配分によって実現される運動性能」は体験できず。
*しげの秀一先生の頭文字D 単行本5巻からの引用(の組み合わせ)です。
うーん。TOYOターンパイクをRX-8で往復できる。とかそういう試乗が出来たらなぁ・・・。
そんな贅沢なのは、レンタカー借りるしかないか。
まとめ
スペックをランエボ6と比較すると、車重は10kg違うだけだけど、パワーは235馬力と280馬力で、
それなりの差。トルクはもっと差がある。速さで比較すると、ランエボのほうがタイムは出せるかも
しれない。
でもRX-8には、50:50という数字がある。ちなみにエボ6は820kg:540kg=60.3:39.7
ロータリーエンジン、軽量コンパクトなそれが、50:50の重量配分を実現させ、
重心を低く抑え、高回転までスムーズに回り、独特のサウンドを響かせる。
スペックには表れない。
だから体験するしかない。
初めはFT86と比較するため。そのために排気量(税金換算)2LクラスでのFRをチェックするつもりだった。
でも、見積もり出してもらって、今の貯金があって、ランエボを前のオーナーに60万くらいで
売り返せば、スピリットRを買えるのか。と気づいたときから、もっとRX-8が気になる存在になってしまった。
おそらく、純粋なロータリーエンジンのみが動力源となるクルマはこれが最期だと、ボクは思います。
10年くらいたったあとに、あのときスピリットR買っとけば良かったのになぁ~って思う瞬間が、
必ず来ると思います。ランエボは元オーナーさんに維持してもらって、就職して余裕が出来てから、
また買い取りなおせばいいんだから。2台所有なんて贅沢だけど。
今後少なくとも4年はロータリーエンジン搭載車は発売されないと思うので、状態が良ければ、
6MTのスピリットRはリセールバリューはけっこういい値がつくはずだし。
人間が後悔する生き物がという事実を差っ引いて考えても、間違いなく、
ボクはあのとき何で買おうと思えば買えたのに、スピリットRを買わなかったのだろうかと思うだろう。
でも、少なくとも短い距離だったけど、ロータリーという唯一無二のエンジンを搭載した
RX-8という車輌に試乗できて、楽しかったし、嬉しかった。
ディーラーから帰るとき、両方のヒレを大きく上にあげて「最高だぜ~♪」と言いたい気分だった。
このクルマの存在は多くのクルマ好きを幸福にしている、そう実感した。