世界最古の洞窟壁画を再現、南仏ショーベ洞窟の実物大複製が完成
【フランス共和国・アルデシュ県バロン・ポン・ダルク発】
世界最古の洞窟壁画で知られ、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の
世界遺産に昨年登録されたフランス南部アルデシュ(Ardeche)県
バロン・ポン・ダルク(Vallon Pont D'Arc)のショーベ洞窟(Chauvet Cave)の
実物大の複製が、本物の洞窟の近くにこのほど完成した。
ショーベ洞窟の壁には、約3万~3万2000年前に描かれたとされる馬などの
動物の壁画や手形が残されている。洞窟の入り口が約2万3000年前に落盤で
ふさがれたことで、1994年に発見されるまで、1000点を超える壁画が驚くほど
よい状態で保存されていた。これらの壁画を保護するため、フランス当局は洞窟を
一般公開せず、近くに複製をつくって公開する方針を表明していた。
人工洞窟の内部では、フランス人グラフィックアーティストで研究者の
ジル・トセロ(Gilles Tosello)氏が実物を忠実に再現した壁画の数々を見ることができる。
Posted at 2015/04/12 19:41:23 | |
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