カッとなって、ダイヤフラムを買ってしまいました。
(品番: 1AE-14940-00)
こんな、ピロピロのゴムとアルミの筒4つで
しめて \32,476 もするんです(Webike価格) ^^;
ダイヤフラム交換のためにはキャブを外さないといけないのです。
ネイキッドでフレーム細いFZXはキャブ外しやすい!
こないだYSPさんでも外されてるので、外観はきれい。
サービスマニュアル片手にばらします
ネジの固着もなく分解スムーズ。中もきれいです。エアの通路もエア吹いてチェックしましたがつまりもなく良好。
ならばダイヤフラムの劣化はどのくらいだろう…と思ったのですが、
ピストンのコーティングが摺れて減ってたりパーツが変色している以外
ゴムも十分に柔軟。あれ??一応交換はしますが、肩透かしでした。
ニードルは、5CEZ1 クリップ段数4段。純正標準状態のセッティング。
磨耗や異常はなし。
噛みこみなど起こさないよう慎重に組み立てます。
すっきり組み立て完了したものの、結局ダイヤフラム周りは『シロ』な手ごたえです。
なぜ濃い目なんだろう?油面が高かったりオーバーフロー傾向な原因を探るため、
車載状態ではさんざんバラしたフロート側を再度ばらします。
むっ?
2番のキャブの、スタータジェットの鞘にクラックが入っています。
これはキャブボディに圧入されていて、着脱や交換ができない部品です。
鞘の亀裂が機能に影響するかはわかりませんが、
見つけた以上、一応対策しときます。
スタータジェットを塞がないように気をつけながら
亀裂にハンダを流しておきました。
さらにフロートを外し、バルブシートとニードルバルブをチェック。
圧入されているはずのバルブシートがやけにあっけなくキャブから抜けたのが気になります。
バルブシートにはまってて、キャブボディとの隙間をシールしているはずの
Oリングがぺったんこに硬化しています
これではデリバリーパイプからのガソリンがシールできず
バルブシートとキャブボディの隙間からフロート室に漏れていたはずです。
油面が上がる→濃い目になるわけです!!
げっ!!
ちょっとこじっただけで
全てバラバラになってしまいましたorz
(※一応割れたもののサイズを確認。内径が7Φ程度・外径が10Φ程度でした)
このOリングのためにアッセンブリー交換!?もったいなさすぎです。
補足
(ちなみにアッセンブリーだと、1FN-14107-12・ニードルバルブセツト。
\6,206を4つ!ですw)
追加補足
(おそらく6.8x10.6のフッ素Oリングで代替できるはず )
さらに追加補足(2013/10/25)
規格が分かりました。
φ6.5で線径φ1.5の、『S7』という規格でした。
フッ素Oリングの品番 4DS7
それより、、
部品が届くまでFZXをバラしたまま屋外に…明日は雨だというのに!
なんかないかなー??
あっ
このゴムホース使えないかなー。フュエルホースなので当然ガソリンに侵されないだろうし。
試しにカッターでスライスして溝にはめてみました。
そのままだと径が大きいので、ボール盤に取り付けて、紙やすりで削ります。
現物あわせで径をあわせて圧入。
早速組み立てました。
今回の修理には手ごたえがあったので、組み立て時に
エアクリーナーボックスのパーテーションとエレメントのダクトを撤去し、
メインジェットを輸出仕様(1番4番102.5番、2番3番を105番)にしておきました
効果は始動直後に出ました!あれほどしつこかった黒煙が出ない!
結果を言うと、
ついに2,500rpmのギクシャクがおさまりました!
望んでいたリニアでスムーズな乗り味です。
これは乗りやすい!
以前は、エンジンが温まるとおかしな挙動が出ていましたが
全く出ません。6速40キロからもよどみなく加速してくれます。
以前はちょっとした曲がり角でも息つきでバランスを崩しかねず
緊張してましたが、自信をもって楽しく走れます。
FZX本来の豊かなトルクと素直なスロットルのツキを堪能しながら
そのままコーヒー飲みにいきました。
工夫されてるみたいで、なかなかおいしかったです。
工夫って大事ですね^^
そうそう、燃費も19km/L台にアップ!しました。
引き取りにいったときは、14km/Lしか走らなかったので大きな進歩です。
せっかく乗りやすくなったし、冬が来る前に
チャンスがあったら遠出したいなあ。
Posted at 2013/10/19 21:59:46 | |
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