おとーちのブログ一覧

さて、クワドリでとてつもないと思ったジュリアですが、スーパーはどうかというと・・・

見た目は少々おとなしくなります。
マフラー１本出しは寂しいなあ。デフューザーみたいなのも付かないし。
排気音も静かです。

シートはクワドリほどのサポートはないんでしょうが、悪くありません。十分良しです。
ただし！内装の雰囲気は、華やかです。
デモカーが白っぽいよく雑誌でも見るアレでしたが、これはいい。個人的には黒よりいいと思います。

走り出してみると、クワドリの荒々しい部分をそぎ落とした感じ。
とてつもない兄弟の陰に隠れてしまいがちですが、このコなかなかのやり手です。
５００ｐｓオーバーと比較されてしまいますが、２Ｌで２００ｐｓですよ。
ターボあるんですよ、しかも最近流行りのレスポンスのいい奴。
高回転までぶん回す楽しみはないかもしれませんが、でも快適に速いんですよ十分に。

しかもクワドリではそんな余裕がなかったパドルをつかったマニュアルシフトも余裕で楽しめます。
「Ｄ」モードにしてパドルいじったら、これまたレスポンスのいい変速をしてくれます。
決して安いグレードの廉価バージョンではなく、これは爽快です。

２８０ｐｓのベローチェに乗っていないので結論は出せませんが、スーパー、買って損はないです。
唯一難点を挙げるとすれば、クワドリ（の見た目）っぽくないところぐらいでしょうかね。
どうしてもあのイメージが、今回のジュリアには付きまとっているので。

でも、スーパーも実車を目にしたら結構いけてますよ。
機会があれば」ぜひ一度ご賞味あれ。おススメします。

先月ついに販売が開始されたジュリア、各地のアルファロメオ販売店に実車配備されてますね。

やっと乗ることができたのでちょっと記録を・・・

まず、外観の見た目。
これは正直好みの問題ですが、写真で見る以上に普通にかっこいいのではないかと思います。
１５９とはまた違ったライン構成で、今風ですねーって感じ。
大きさもマセラッティのギブリ程度かと思いきや、ほぼ１５９。
これなら慣れた大きさ、街中でも大丈夫。

次に、内装。
シートの出来はいいです。前席は座り心地、ホールド性とも良好、問題なし。
後席も座面と背もたれの角度は個人的に気に入りました。
もっとも、運転してくれる人はいないので、後ろに座ることはないんだけどね。
しかし、内装だけ見てると、とても１千万越えのクルマには見えない。
出来が悪いんじゃなくて、華がない。
じゃあ、どうすりゃいいんだよ、と言われても、うーん何というか。
ゴテゴテ飾ればいいというわけでもないし、でかい液晶パネル付ければいいってもんでもない。
今回付いてきたインフォテインメントシステムも個人的には無くてもいいぐらい。
ここは難しいなあ。

では走ってみましょう。
（今月のクルマ雑誌各紙でスペックはいろいろ出てるでしょうから、その辺は省略）
とりあえず、Ｒ－ＤＮＡシステムは「Ｎ」でスタートさせました。
脚周りはさすがに硬めですが、やたらと滑らかに走ります。
８ＡＴもほとんど変速ショックはありません。
ＣＶＴなみの滑らかさ。郊外の空いた道では６速ぐらいまでしか入ってないかも。
エンジン出力がこんなに高いクルマに乗るのは初めてなので、同様のスペックのものもそうなのかは
知りませんが、クリープ減少は強めに出ます。
信号で止まったりするときは、割と強めにブレーキを踏んでおいたほうがいいかも。

走っていて思うのは、Ｎだとどの程度の出力が出ているのかわかりませんが、
十分に速いということ。立派な高級車です（当たり前か…）
ただ、アルファロメオのモンスターであるので、これではユーザーは満足できないのかも。

そこで「Ｄ」へとダイヤルを回すと・・・
排気音が少々でかくなり、脚が硬くＡＴのレスポンスが格段に上がりました。
しかもとてつもなく速い。これはまずい、とんでもなくまずい。
街中でやるにはリスクが相当高いです。
ブレーキ踏んだら即シフトダウン、臨戦態勢バリバリですね。

よく動画でリアタイヤから煙出しながらドリフトぽい走りをしているのがありますが、
普通に乗っていればあんなことにはならない。（ていうかできません、自分の腕前では）。
もちろん、試乗車で公道でしょ、あれはご法度ですが。
自分にそんなテクニックがないので、ただ、すっげー速いあぶねえぞこいつ、ぐらいが限界です。
横に乗ってる次男（１２４スパイダー大好き）が、おとーちゃん怖いこれと言い出す始末。

ちなみに、この程度の腕前で「Ｒ」モードにしても・・・悲しいかな「Ｄ」との区別がつかない。
Ｒだと電子制御セーフティデバイスがカットされるようですが、
そもそもそれを感じる領域に入れない。いや、入ると危ないです、公道では。
通常、速度はデジタルで真ん中に表示され、小さな右のアナログメーターと併用されていますが、
Ｒモードでは真ん中何も表示しない。もう何キロ出てるか即座に見れない。あぶねーなー。

ただ、ボディと脚周り、エンジン、ＡＴの出来がとてつもなく素晴らしい。
もうそれだけでこのクルマを所有する価値がある。それは断言できます。

試乗を終えて思うのは、こういうクルマ、これはもう核ミサイルと一緒なんじゃないかと。
打ったらダメでしょ、あれは。
打てるぞ、打てるんだぞというのに値打ちがあるのであって、打ってしまうともう戦争するしかない。
だから、有事の時にも打たない打たせないために持っておく。

欲しいなあ、いつか手に入れたいなあ。でもねえ、高いよ買えないわ。