キングログガレージさんにおじゃまして、なんとか年内にと思っていた整備を片付けてきました。
まずはこれ。
ここまで使い切れば満足です(^^ゞ
あんだ~さんに交換してもらいました。ありがとうございました<(_ _)>
あんだ~さんのこだわりのバランスとり最高です!
そしてこれ。
キズと汚れだらけの内装リフレッシュです。
me-meさんに全部外してもらいました。ありがとうございました<(_ _)>
そしてメタリックシルバーのウレタンスプレーで、、、
塗装します。
塗装ブースもme-meさんに作ってもらいました。ありがとうございました<(_ _)>
ちょっと埃が入ったけどまずまずの仕上がりです。
そしてサスペンション。
先々週まで借りていた純正(新品同様)サスペンション、今日まで借りていたARCレース用サスペンションはこれの布石だったわけです。
純正の乗り心地は良くても腰高でフラフラするところから、ARCレース用の高レスポンスでも乗り心地最悪まで試させてもらって、さあどうします?というのが今日の本題です。
今まではポン付けのサスペンションしか使ったことがないし、こういうメカ物には弱いので、この機会にとサスペンションの事をいろいろ勉強してみて発見したのが
「車高調整式サスペンションでは車高を調整できません」という驚愕の事実!
ダンパーには長くネジが切ってあるので、その間で自由に調整できるものと漠然と思っていたけど、緩めればバネが遊んでしまうし、締めればプリロードがかかって乗り心地が悪化するしバネ本来の仕事が損なわれるという当たり前の話です。
なんとなくそんな気はしていましたが「車高調整式サスペンション」ですから、良く知らない所でなんか調整できるんだろうと(^^ゞ
で、その車高調整式サスペンションの長いネジは、色々なバネの長さに合わせる事が主目的で車高の調整はせいぜい数ミリの微調整くらいとか。。。
まぎわらしいから「バネ長調整式サスペンション」って言ってほしかったです (^_^;)
で、どういう事なのか備忘録を兼ねて図解です。
エリーゼのフロント軸重は概ね300kgで、レバー比は0.67だそうなので、8kg/mmのバネだと1Gで約3cm沈みます。
1cmバネを遊ばせると、1Gでは4cm沈みます。
1cmプリロードをかけると、1Gでは2cm沈みます。
つまり1Gでのバネの長さは同じということ。
左から標準、1cm遊ばせたとき、1cmプリロードをかけた時です。
では車高を下げるにはどうすれば良いのかですが、一般的なのはダンパーの自由長を短くする事です。
例えば2cm短くすれば2cm+3cmで5cmとなり、標準時の1Gより2cm低くなります。
この場合、ストロークが短くなる、オイル容量が減るなどのデメリットが考えられますが、車高を下げる事はある程度はサスペンションストロークが短くなる事を許容する事ですから、バネの性能を生かす意味でも合理的な方法だと思います。
全長調整式のサスペンションとおなじですね。
もう一つの方法はバネを柔らかくする事です。
例えばバネレートを8kg/mmから5kg/mmに下げると、標準時の1Gより2cm低くなります。
この場合、確かに車高は下がりますが走行性能は悪化するし、インナーフェンダーにタイヤを擦ったり、良い事はなにもありませんね。
逆にバネレートを上げて固くすると車高は上がるという事でもあります。
あともう一つの方法はヘルパースプリングを使う事です。
例えば自由長3cm、密着時1cmのヘルパーを使うと、標準時の1Gより2cm低くなります。
これはバネを遊ばせて車高を落とした時に、バネがお皿から外れたり異音の原因になったり車検に通らなくなったりする問題を回避する事が目的です。
通常1Gではヘルパーは密着するので単なる重量の増加にしかなりませんし、ダンパーの作動領域をヘルパーで潰してしまうなどの欠点があります。しかし、ヘルパーの可動範囲内で自由に車高を設定できるので、細かな調整はやりやすいメリットがあります。
そして柔らかいバネとヘルパースプリングの考え方を兼ねたプログレッシブレートのスプリングを使う方法です。
ファミリーカーなどでは乗り心地をよくするためか良く使われていますが、ロールし易い上に一貫性がなく挙動がわかりくい欠点があります。
あと、車体側で調整する方法もあります。例えばローダウンブラケットやGTハブなどです。
サスペンション交換だけで、試着から始まりこんなに楽しませてくれるキングログガレージさん、ステキです(^^)/
Posted at 2015/12/24 01:07:36 | |
トラックバック(0) | 日記