2020年05月15日
はい、だいぶ長丁場になってきました。
さて、国民がお金を持っていない状態ではどうやってもデフレを脱却することはできません。大企業は内部留保と呼ばれるお金をため込んでいますが、これも需要が伸びる気配が無ければ積極的に使うことはないでしょう。
それでも国民に消費を行ってほしいので、国ができることは1つしかありません。国債を発行し、国内に流通するお金を増やすことです。お金を作って公共事業をどんどん行って国内にお金を流通させる。すると国民はお金が入ってくるので少しずつ消費が伸び、供給<需要の状態になりインフレになるのです。
ところが、バブルが崩壊して約30年。日本が行ってきたことは何でしょうか?3%だった消費税を5%にし、8%にし、そして昨年10%にしました。消費税増税をすると、国民がある消費をするときに、余分にお金を払う必要があります。そしたらお金を使いたくなくなるのは当たりまえの話ですよね。国はデフレを脱却したいなんて言いながら、デフレを推進してきたのです。あり得ない・・・・・・
なんで消費税増税なんてことを行ってきたのか、それは国債を返済するためです。国債を返済するためには税収を増やさなくてはなりません。プライマリーバランス(以下PB)を黒字化するということですね。PBというのは簡単に言うと、国の財政の収支のことです。税収のみでやり取りできる状態が黒字、国債を発行しないといけない状態が赤字です。家計と一緒です。貯金をを崩すか崩さないかと思ってもらえれば良いでしょう。
一方で、第二次安倍政権になってから法人税は減税されています。そのおかげで大企業は設備投資や社員の給料を増やすことができ、経済は好転したように見えます。ここはとても良い施策だと思いますが、法人税が減税されたということはますますPBが赤字になってしまうので、消費税を増税したんですね。
さて、国債の話に戻りますが、国債を発行すると国内にはどんどんお金が流通するわけですが、一方でそれだけ国の借金が増えることになります。Part1で少し触れましたが、3年固定金利の国債があるように、その期間が過ぎるときには返済をしなければなりません。先に述べたように、国債を返済するためには税収が必要になるのですが、実はもう1つ方法があります。それは、国債を発行することです。つまり国債を返済するために新しい国債を発行するのです。ローンの借り換えのようなものですね。
国債を返済するために国債を発行するわけですから、どんどん国債が増えていくのはお分かりになったかと思いますが、国債=国民の資産=流通する通貨の額なので、国債が増えることは決して悪いことではないんです。そもそもインフレを維持しようと思ったらどんどんお金を増やさないといけないわけですから、国債は増えて当然なんです。
※貿易などによって海外から入ってくるお金、出ていくお金は無視していますのでご了承ください。
Part1の冒頭、「国の借金が1000兆円を超えた」と書いたわけですが、巷で言われているように財政破綻のリスクが高まっているのかと言えば答えは「NO」です。なぜなら、日本銀行という自国通貨を発行できる機関があり、上記で述べた国債を返済するために新たな国債を発行するという手段が取れるからです。個人に置き換えても、自分でお金を増やせたら破産はあり得ないですよね。
ちなみに、もし国が「国債返済するのやめます」なんていうことを言ったら破綻しますよ。お金というのは信用で成り立っているのです。
日本の国債の金利は0.05%(個人向け)というとんでもなく少ないものとなっていますが、これがどういうことかというと、日本という国が信用されている証なんです。
車のローンで考えてみますと、銀行でローンを組むと2%程度ですが、ディーラーで組むと4%くらいになることがあります。銀行ローンの場合は源泉徴収票や勤め先への勤続年数などの審査が必要になりますが、ディーラーの場合はほぼ審査は必要ありません。銀行ローンは審査をすることによって借り手が信用できるかを判断します。そして、信用できるから低金利でお金を貸してくれるのです。一方で、ディーラーはほとんど審査をしません。その代わり、車の所有者はディーラーとなり、金利も高めになります。なぜなら借り手を信用していないから。
つまり、信用できる人には低金利でお金を貸すことができるんです。絶対に帰ってくるという信用があるからですね。ローリスクローリターンです。
日本の国債の金利は0.05%なんていう少なさですが、海外では数%は当たり前になっています。それは信用が少ないから。逆に言うと日本の金利の低さはそれだけ信用されているという証になるので、もっともっと国債を発行しても大丈夫なんです。
「じゃあ1京円位発行して国民に1億円ずつ配れば?」なんて言うのはナシですよ。そんなに一気にお金を増やしてみてください。その溢れかえったお金に価値はありますか?スマートフォンが10万円で販売されているとして、お金の価値が一方的に下がってしまえば、スマートフォンの価格は100万円とかになってしまいます。これがハイパーインフレというものなので、何事もほどほどにしないといけないということですね。
なので、国債を100兆円とか200兆円(いくらが適正かわかりませんが)発行してデフレ脱却し、インフレ率5%みたいな状態になりそうだったら初めて消費税を増税して消費を、インフレ率を抑制するのが国がやるべき政策なんです。
さて、かなり長編になってしまい、稚拙な内容だったかもしれませんが、要点をまとめますと、
①消費税を5%に戻して消費を促す。
②国債を発行して国内に流通する通貨量を増やし、デフレ脱却する。
③過度なインフレになりそうだったら消費税を増税して消費を抑制し、インフレ率をコントロールする。
こういった政策を行うことで、経済が発展していくのではないかと思います。今の政府は言っていることとやっていることが正反対なので、このままでは永久にデフレ脱却は出来ません。
なぜやらないか、それはお金持ちが持っている資産が目減りするからでしょうね。1億円が1億1千万円になるのと、1千万円が2千万円なるのとでは大きな違いがありますからね。相対的にはお金持ちの資産は減ってしまいますから。
それでは、超長文失礼いたしました。ここは間違っているとかご指摘があれば遠慮なくコメントください。もっと勉強します。
Posted at 2020/05/15 12:45:17 | |
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2020年05月15日
さて、「国債=国民の資産」というお話をPart1でさせていただきましたが、もう少しお話をしたいと思います。
昔から言われていることだと思いますが、「物価上昇率2%を目指す」なんて言われていますが、物価上昇率って何でしょう?
いわゆるインフレというものですね。物価が上昇することをインフレと言い、その逆をデフレと言います。
「物価が上昇したらますます貧乏になるじゃないか!!」なんて思ったりもすると思いますが、経済を発展させるためにはインフレでなければならないのです。
インフレやデフレというのは需要と供給のバランスになるんですが、供給>需要の状態ではデフレに、供給<需要の状態ではインフレになります。今年の2月ごろから国内でマスクが買えなくなりました。COVID-19の影響で、マスクの需要が高まり、供給が追い付かなくなったためですね。そのためマスクの価格が跳ね上がりました。これがインフレです。ハイパーインフレと言って差し支えないと思いますが。
SHARPが既存の設備を改良してマスクの生産に乗り出しました。もともとテレビやスマートフォンをはじめとする電子機器を製造していましたが、SHARPは新しい仕事を手に入れることが出来ましたね。これがインフレによる効果=経済発展です。
マスクの話はピンポイントでいずれ落ち着いてくると思いますが、需要が増えると供給者(生産者)は投資をして新しい設備を導入し、生産能力を向上したり新しい製品を開発します。こうして経済は発展し、国民はより豊かな生活ができるようになります。
ではデフレはどうでしょう?デフレは供給>需要の状態ですから、供給者(生産者)は製品を作らなくなります。だって売れないですからね。すると工場を稼働する必要がなくなるので、その工場で務めている人は給料が減ったり職を失ったりしてお金が無くなってしまうわけですから、ますます需要が減っていきます。これがデフレスパイラルというもので、経済の衰退を意味します。デフレという状態が良くないことがお分かりいただけたでしょうか?
さて、平成初期にバブルが崩壊し、それ以降日本はずっとデフレが続いています。先に述べた「物価上昇率2%」や「デフレ脱却」なんて言う言葉はデフレだからこそ出る言葉ですね。
ではデフレを脱却しインフレにするにはどうすればよいでしょうか?供給<需要の状態を作り上げればよいのです。国民がお金を持っていないからデフレの状態なのに、もっとお金を使えなんて言っても誰も聞いてくれません。では国民がお金を持つためにはどうすればよいでしょうか?
止まらなくなってしまうのでまた次回にしましょうね。
Posted at 2020/05/15 12:45:01 | |
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2020年05月15日
皆さんおはようございます。
今日は少し真面目なお話。財政についてです。自分は特別お金に詳しいわけではないので間違ったことを書くかもしれませんが、その時は是非指摘していただければと思います。
「日本の借金が1000兆円を超えた。国民1人当たり800万円以上の借金になる」なんて言う話は聞いたことありますか?テレビやインターネットでも沢山発信されていると思います。
さて、上の文章にはとんでもない間違いがあります。それは、「国民1人当たり800万円以上の借金」です。
日本の借金1000兆円というのは国債の発行額ということになるわけですが、「国債=国民の資産」なんです。借金ではないんです。
「そんなわけねぇだろ!」と思ったあなた。国民一律10万円給付は受け取りましたか?まだほとんどの人が受け取っていないと思いますが、国民1億2千万人に10万円ずつ給付するためには12兆円必要になります。この12兆円は国債を発行することで賄われます。そしてすでに10万円受け取っている人、これから受け取る人は自分の資産が10万円増えるわけです。ほら、借金じゃないでしょ?
例えば10万円国債を購入したとします。3年間の固定金利型で購入したとしましょう。すると3年後に10万150円受け取ることができます。3年間でたったの150円ですが、あなたは自分の資産を増やしました。それはなぜか、国債を購入するということは国にお金を貸すことだからです。住宅や車を購入するときにローンを組むことがあると思いますが、銀行などからお金を借りるわけですから、返済するときには借りた金額よりも多い金額を返済することになります。これは銀行などの金融機関に借金をしている状態で、まさに国債と同じ状態なわけです。
日本には日本銀行という自国通貨を発行できる機関があります。国が国債を発行するとき、その大半は日本銀行が新しく通貨を発行して購入しています。そして、そのお金を使って社会保障やインフラの整備などを行うわけですね。すると使われたお金というのは、例えば道路工事を行った会社などを通じて国民の手元に渡ります。
国債=国の借金ということはご理解いただけたでしょうか?
どうしても書きたかったことは「国債=国民の資産」である。ということなので、一番のポイントは終えたわけですが、まだお話は続きます。次回以降の記事で。
Posted at 2020/05/15 12:44:42 | |
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2019年12月30日
皆さんこんにちは。
86を所有して7年以上が経ちましたが、今更ながらインプレッション?動画を上げてみました。
Posted at 2019/12/30 12:50:51 | |
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2019年10月09日
みなさんこんにちは。
今回は車ではなくカメラの話なんですが。。。
皆さんカメラは何を使っていますか?一眼レフ?ミラーレス一眼?コンパクトデジカメ?スマートフォン?
カメラと言ってもいろいろありますね。
昔はコンパクトデジカメを使っていたんですが、ある時から一眼レフを使うようになりました。
一眼レフとは言うものの、ソニーのAマウント機であるα65が最初だったので、一眼レフと言えるのかは微妙かもしれません。α2桁機になってからEVF(Electoric View Finder)というファインファーを使っており、レフレックスミラーを搭載していないので、一眼レフとは言えないのかもしれませんね。
EVFを採用しているα2桁機はレフレックスミラーの代わりにトランスルーセントミラーというハーフミラーを採用しており、位相差AFセンサーとCMOSセンサーの両方に光を分散するシステムを採用しています。
これにより、シャッターが閉じているときにも位相差AFセンサーには光が届き続けるため測距が途切れないというメリットがあるのですが、光を分散している分暗くなってしまうんですよね。具体的には2/3段(30%)くらい減光してしまいます。
日中であれば、SSやF値である程度は工面できるんですが、暗くなってくるとISO感度を上げないといけないので、同じ明るさを得ようと思うと他の機種よりISO感度が上がってしまいます。
そして何より、Aマウント機って人気がなく、終わったマウントなんて表現もされているので、新しいカメラが出ることもなければレンズが出ることもないわけですよ。純正レンズは沢山ラインナップされてますが、サードパーティ製レンズが無いのは壊滅的ですよね。
ということもあって今勢いがあるEマウントに移行を考えています。移行自体は何年も前から考えていたんですが、α7シリーズがIII型になってシャッター音が良くなったから移行したいという考えが大きくなってきたんですが、α7RIVが相当よさそうだったので本格的に迷っています。
でも、、、6100万画素もいらないんですよね。α7RIV滅茶苦茶よさそうなんですけど、実をいうとα9IIに期待していました。
しかしながら、α9IIは完全にスポーツカメラマン向けのアップデートという感じで、一般人からすると拍子抜けする内容でした。まあそれだけα9が完成されたカメラなのかもしれませんけど。
Aマウントのレンズもいくつか持っているのでLA-EA3を使ってレンズ資産は活かそうと思っているんですが、α9以外のカメラだと高速連射時にAF/AE追従しないらしいのでモータースポーツ撮影には使えないんですよね。
つまり、サーキットに行こうと思ったらSEL100400GMかSEL200600Gのどっちかが必要になるんですが、どっちのレンズも25万円を超えているので、カメラ本体と合わせると・・・(つд⊂)
それから、α7RIVはF11までしか像面位相差が使えないのでその点もマイナス評価ですね。α7RIIIのF8よりは改善されているんですけど、α7IIIはF13まで対応しているし、α9はF16まで対応しているので。。。
何が言いたいかというと、α7RIVのグリップ形状はかなり良くなって小指余りも改善されているのでこの形状を採用すると思われるα7IVの登場に期待したいと思います。
Posted at 2019/10/09 22:15:49 | |
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