この支援は大歓迎です

先日、アメリカの大手エアライン「デルタ航空」が、スカイマークの支援を発表しました。写真は、現在使用していないスカイマークのエアバス機「A330」です。この機体の行方も気になるところですが。

私としては、これは大歓迎です。ANA傘下では、確実に競争が減る、つまり安い運賃の航空券が手に入らなくなるでしょう。

デルタ航空の支援であれば、日本の国内線に航空連合「スカイチーム」陣営が事実上食い込むことになります。そうなれば、スカイマークのフライトがデルタ航空などの便名を付けたコードシェア便になることも将来あり得るわけで、そうなれば利用者は多くのメリットを享受できるのではないでしょうか？　もちろん、まずはスカイマークの支援が最優先なわけですが。

何しろこのデルタ航空、前身の企業の一つがあの「ノースウエスト航空」ですから、この航空会社のマイレージ「ワールドパークス」時代からの会員が日本に多数おられる筈。その会員の皆さんにとっては特に大きなメリットになるでしょうね。

私も、ノースウエスト航空のお蔭で利益を享受した一人です。かつて日本エアシステムのマイレージ「JASスカイメリット」の会員だった頃、ノースウエストと提携していたお蔭で莫大なマイレージを獲得できました。そんな経験があるだけに、今回のデルタ航空の申し出は大歓迎です。

こうなると「外資系参入はケシカラン」などと、余計な横槍がどこかから入りそうですが、今どきそんな日本のエアライン（特にLCC）は珍しくありません。JAL・ANA・SKY（＝DL）の「三国鼎立（ていりつ）」状態こそ理想だと思います。