
なんだかご大層な題名がついていますが…、私は走り屋でもルーレット族でもありません。ごく普通に首都高速をドライブして楽しむだけです(笑)
掲載画像は、首都高速3号渋谷線です。ここを走れるようになろう!というのが今日のお題目です。以下、超長文なので時間のあるときに読んでやってください。
首都高というと、大抵の人は、
・狭い
・カーブが多い
・車が多い
・車間距離を空けない
・運転マナーが悪い
・合流の加速レーンが短い
・レーンチェンジが難しい
と言います。どれもこれも至極ごもっとも!です。
ただし、首都高を走る楽しさ、というのもあります。特にC1(首都高速都心環状線)では、
・ビルの間を駆け抜ける喜び
・山でもないのに、カーブがいっぱい楽しめる
・トンネルが多くある
という、ちょっとした楽しみもあります。
これから首都高デビュー?を目指している方もいらっしゃると思いますので、私の経験を紹介したいと思います。
かくいう私も、田舎出身だったため、首都高を走るのはニガテでした。もっというと、走りたくない高速ナンバー1でした。フェラーリを買う前はレンタカーだったので、慣れない時は、ジャンクションの行き先を間違えて反対方向に行ってしまったとか、トラックに幅寄せされて怖かった、などなど、いろいろ経験しました。
初めてC1を通ったのは、学生時代、東京都心出身の先輩が車を出してくれて海へ行くときでした。あまりの交通量、狭いのに速度は速い、車間を空けない、など、「こんな道路、自分じゃ絶対運転無理っ!」と思ったものです。その先輩は、免許取得後はうれしくて首都高を走りまわったんだそうです…。
そんな私もフェラーリを買ってから、首都高を走るようになりました。やっぱり車を買うと、ドライブに行きたくなります。でも、一般の高速では遠くに行けばいくほど帰るのも大変、しかも、往復の高速代がかかります(休日でも2,000円はかかりますよね)。そんなわけで首都高になるわけです。日曜なら500円でドライブできますから。
で、どうやって首都高アレルギーを克服したかというと、とても簡単でした。いわゆるグーグル・ストリートビューを使ったイメージトレーニングです。便利な世の中になりましたねー。パソコンとインターネットさえあれば、トレーニングできるのですから…。
私が行ったトレーニングは、
・首都高の各線の名称、番号を覚える。
・C1の内回り、外回りがどっち方向かを覚える(私も初心者なので…)。
・自宅から高速入口までのルートを決める(都内の道路は一方通行が多いため)。
・首都高に入って、どのルートで走るか決める。
・ジャンクションや合流・分岐地点を覚える。
・上記のルートをストリートビューを使ってよく見て覚える。
・ストリートビューをもとに、どちらのレーンにいればいいか覚える。
・出口を決めておく。
・首都高のホームページをもとに、すいている時間帯(早朝)を狙って走る
というところです。
首都高には、各線に名称がつけられています。私も全部覚えているわけではなく、よく使う線しか覚えていません。あくまで私の覚え方ですが、首都高から東名に抜ける線をよく使うので、3号渋谷線を起点に、C1時計回り方向に、4号新宿線、5号池袋線をまず覚えました。これを覚えておくだけでも、かなり違います。
さらに追加して、1号羽田線、9号深川線を覚えました。湾岸線はBなので覚えやすいです。私はB=ベイブリッジとして覚えています(本当はBayShoreRouteでしたっけ?)。1号上野線、2号目黒線は、一度も通ったこともなく、通ると首都高を出てしまうので覚えなくてもいいかなと思っています。
C1の内回り、外回りですが、車は左通行なので、環状だとおのずと内側がどちらか決まります。そのため、反時計回りが内回り、時計周りが外回りとなります。私はこんな感じで覚えました。
つぎに、ルートを決めました。その日は、千葉方面へ行く用事があったのですが、とりあえずレインボーブリッジを見たかったので、護国寺入口を起点に竹橋JCT→C1内回り→浜崎橋JCT→レインボーブリッジ→有明JCT→湾岸線を左方向へ、という感じです。ぐるぐる回るのでしたら、レインボーブリッジ→有明JCT→湾岸線を左方向→辰巳PA→9号深川線→箱崎JCT→C1外回り→浜崎橋JCTが距離も短く、9号線は交通量もほどほどで直線が多く(C1後だと、精神的に落ち着きます)、またPAもあり休憩できるので、回りやすいと思います。
ルートが決まれば、あとはストリートビューで下見をします。下見のポイントですが、
・ジャンクションの手前ではどのレーンを走っていればいいか
・どの看板が現れたらレーンチェンジをするか
を調べます。特に首都高だと、レーンチェンジ禁止の部分も多いので、早めのレーン選択がベストだと思います。また、私はしませんでしたが、紙にメモしておき、当日見直すのもいいかもしれません。もちろん、出口も決めておきます。
さて、実際に走るのですが、まず最初の関門は入口~合流でしょう。首都高は高架なので、料金所からすぐ坂になっています。この坂も合流時の加速レーンだと考えて一気に加速します。坂を登りきったら、いよいよ合流です。大抵はすいているのでスムーズに合流できます。また、渋滞している場合は、ゆっくりと合流できるのですから、合流がラクです。渋滞の場合、加速レーン先頭までいくつもりで、途中で入れてくれそうなら合流します。そうでなくても方向指示器を出していれば、いつかは入れてくれます。問題は、加速して合流するときに、すぐ横に並走している車がいる場合です。すぐ後ろを車間距離をあけずに走っている車がいれば、その後ろの車の後に入ります。でも、大抵は車間をあけているので、入れます。あくまで私の場合ですが、並走していた場合、相手側が加速してくれるので、少しブレーキを踏みつつ、後ろに入ります。
合流しちゃえば、もうあとは楽勝です。C1は環状なので、走っているかぎりグルグル回れます。追加料金も発生しません。落ち着いてイメージトレーニングの通りに走れば大丈夫でしょう。わからないときは、C1と書いてある方向へ行けば大抵大丈夫です。
よくわからないのですが、C1でも内回りのほうが空いているように思います。なので、私は、大抵、内回りを走っています。内回りで気をつけるポイントですが、
・3号渋谷線の合流地点(谷町JCT)
・浜崎橋JCTでの合流
というところです。
3号渋谷線の合流地点は、加速レーンがほとんどなく、しかも東名からくる大型トラックも合流してきます。ここばかりは、左側のレーンにいたほうがよいです。一度、右側レーンを走っていたら、合流してくる大型トラックがせまってきて、あやうく右側をこすってしまうところでした。トラックからすれば加速レーンが短いので、迫ってくるしかないのです。あわてて左レーンに逃げましたが、ここで左に車がいたらアウトでした。あの時ばかりは、本当に冷や汗が出ました。
C1は環状とはいえ、浜崎橋JCTでは分岐して、合流します。合流するとき、レーンを飛ばしてくる車がいたりするので要注意です。チャレストに限らず、左ハンドル車は斜め右後方が見えずらいので、よーく注意しないと危険だと思いました。
また、首都高全般に言えることですが、よく渋滞しています。特にカーブで見通しが悪いところは要注意です。カーブの先に渋滞の最後尾があると、追突してしまうからです。私は、カーブだけは飛ばさず、その先が渋滞していると見込んでスピードを落とし、ブレーキの準備をしています。さらに、こういった理由で前の車が急ブレーキをかけることもしばしばあります。車間距離を多めにとり、わき見をしないことが重要だと思いました。私自身、前の車の急ブレーキにヒヤリとすることが、走るたびに1回はあります。幸い停まれていますが、減速後は、後ろの車から追突されないように、ルームミラーを見つつ、徐行しながらギリギリまで前の車との車間を詰めるようにしています(車間を詰めて停止した後、渋滞をトロトロいくときは、もちろん車間を空けますよ)。
あくまで私自身の注意点をまとめると、
・ルートを決めてイメージトレーニング
・道路の名称を覚える
・車間を多めにとる
・カーブは絶対に減速して入る
・わき見をしない
・渋滞が始まったら、ハザードで後続車に合図をする
・渋滞時は、ナビを見て次の合流・分岐地点を把握する
・急ブレーキ時に、後ろから追突されないようにする
・JCTから合流してくる車の動きをよく見る
・空いている時間帯を狙う(晴れの日で、土曜よりも日曜、そして早朝)
ということになります。1か月に2回程度走っていると、だんだん慣れてきて、「次はあのPAに行こうかな」とか「今度は、C2を走ってみよう」とか楽しくなってきます。
さらに慣れてくると、夜の首都高も楽しめると思います。C1を走っていると、皇居、東京タワー、銀座、丸の内のビル群がキレイで、ちょっとした優雅な気分になれると思います。なんといっても東京のど真ん中を車で走れるんですからね。普段は電車から眺めていたあの高速や、モノレールから眺めていた気持ちのよさそうな1号線や、銀座から見上げていた高架などを走れるのです。田舎者の私としては、「ついにオレもここまで来たかー」と、ちょっぴり出世した気分になれます(苦笑)
ただし深夜は要注意。走り屋さんが多くいるそうですから(深夜に行ったことないんで、本当かわかりませんが)。
最後に、ビビらず堂々と走ってください。合流時は、空気を読んで思い切っていくことです。レーンチェンジを間違えても、慌てなくて大丈夫です。環状ですから。最悪の場合、一般道へ降りてルート確認し、また乗ればいいだけです(お金はかかりますが)。また、合流で入れてくれたら、ハザードを2,3回点滅させて感謝の合図をすれば、アオられることもなく、楽しく走れるでしょう。
長々と熱く語ってしまい、すみません。ホント、取るに足らないくだらない内容で恐縮です。ここまで読んでくれたかた、本当にありがとうございます。
この記事を読んでくれた人が、首都高ドライブを楽しめるようになりますように…。
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Posted at
2010/07/15 20:44:19