スーパーチャージャー用ベアリング加工

以前みん友のmnetさんが、スーパーチャージャーのオーバーホールをされてて、ベアリングにガタがあり、交換が必要とのこと。
しかし、使用してあるベアリングサイズが規格外ということで、交換となると、スーパーチャージャーアッセン交換になる…
内輪部の径は同じで、外輪部の径が少々小さいベアリングならある、ということで、カラーを作って挿入したらどうかと、提案させていただいて、送ってもらったベアリングに加工してみました。



まずは、内径、外径ともに少々肉を残して加工。
次、ベアリングが入るように内径を削るのは一旦母材が冷めてから。(熱いと正確な寸法もわからないし、後に縮むので歪みの原因になるので)




内径をけずったら、製作した挿入治具を使ってベアリングを挿入します。
プレス機を使ってまでガチガチに圧入しなくてもいいかと思い、旋盤の芯押し台を使っての挿入です。



挿入後は、外径を仕上げます。

この後、突っ切って、全長(厚み)を削れば完成。




左側がカラー挿入ベアリング。
右側が元のベアリング。


反対側
使用したベアリングは厚みが3mm小さいものだったので、その分段差をつけて、挿入もきちっと寸法が出せたのでやりやすかったですね。



挿入治具
外輪部のみを押さえるように、内輪部は当たらないように逃がしてあります。


さて、これでうまく行くかどうかはわかりませんので、mnetさん、送りますのでよろしくお願いいたします(^^)


実はうちのトラックもスーパーチャージャーの音が気になってたところなので、これでよければうちのもオーバーホールしようかな(^_^;)