2012年11月14日
POR-15の考察
POR-15…ボクは、結構なヘビーユーザーになるのかもしれません。古い車両のオーナーなら、非常に頼りになる塗料と思います。
以前は錆チェンジャーなんかを使っていたのですが、あの紫っぽい色と、木工ボンドを塗ったような仕上がりがあまり好きになれませんし、錆の根本的な治療になるとは思えませんので、最近はあまり使っていません。やはり、錆を退治するには剥離して再発しないように塗装するのが一番!
…ってことで、POR-15を使うのが多くなりました。
しかし、いくつかの悩ましい点があります。もしどなたか何か良い知恵をお持ちでしたら、御教授いただけるとうれしいです。
まずは色・色調・質感から…。ボクの知る限り、黒・銀・クリアの3色しかないと思います。
銀はメタリック成分が沈殿しやすく、撹拌してもなかなか均一な色調になりません。筆運びも重いし、ムラになりやすいのであまり好きになりません。仕上がった色も冴えないくすんだ銀です。
クリアは、完全な透明ではなく、あめ色っぽい少し黄ばんだクリア。そうだなぁ、一般のクリアが紫外線に長期やられて黄ばんでしまったような仕上がり。クリアは塗っている際に塗れたかどうかが判別しづらく、塗り残しが出やすいのが最大の難点。
以上2品は、そのままでは見栄えが悪いため、見えない箇所に使うか、上塗りしなくてはなりません。
上塗りするためには、タイコートという密着性を高めるペイントを上塗りして、乾いたのち(12時間以上)一般の塗装をすることになります。しかし、POR・タイコートと塗るとボッテリとした感じとなり、シャープさが損なわれ、ペンキ厚塗り感が満載になります。
必然的に、ムラが目立ちにくく、塗り上がりの見た目が一番マシな黒を多用してます。筆運びも、銀よりはマシです。
しかし、この黒がなぁ…
ミョーにテラテラと光るんですよ。表面に油を塗りたくったような光かた…イメージ的には、蒸気機関車の下回りのような黒光り。
この光かたが、浮いちゃうんです。
対策を検討中です。
ジャンル的にはエナメル系塗料のようですので、田宮のプラカラーのフラットベース(つや消し剤)を添加してみようかと…。
今、Z2のパーツを塗装中なんですが、こいつで実験する勇気はありません。何かテストピースでやりましょうかねぇ。
POR-15はあくまで錆防止の下塗り塗料。見栄えなんて関係ないんでしょう。製造者もそのへんを改良する気など無いみたいです。(なんせアメリカ製ですし…)
さらに、さる情報によるとPOR-15は長期間紫外線に直接あたると、表面がひび割れる…と聞いたことがあります。紫外線を防ぐためにも、やはり上塗りすべき塗料なのか?
うーん悩ましい…。どなたか、良い知恵を…。
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Posted at
2012/11/14 10:17:53
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