2011年03月30日
被災地の現状・・・
今週、被災した妻の実家に行く予定でしたが一週間延期しました。
現状況で妻と娘を連れていくのはまだ危険だということで、色々考えた末、もうしばらく待つ事にしました。
これまでの間に、私の会社の人が二人程支援物資を搬送する為に被災地に行きました。
一人は福島の原発から32㎞の所に住む知り合いの方の所に、
もう一人は、私の妻の実家近くでボランティア活動をしている方の所にそれぞれ行きました。
東北道も一般車の通行が可能になり、許可証がなくても走行できるようになったのですが、道路状況がよくない所もあり、慎重に運転する必要があるそうです。
また、宇都宮から先での給油がかなり困難なようです。渋滞に加え、数量制限があるので燃料は確保していった方がよいそうです。
最近、石巻の治安の問題がマスコミ等でも取り上げられました。
TV等ではそんな事はないと言っていましたが・・・
私の会社で行った一人も、治安は悪くないと言っていました。
彼の行った所はボランティアの方々が寝泊まりする所で、自衛隊の方々もいるような所です。
そこから石巻港等の復興作業を手伝いにも行ったそうなのですが、復興作業をしている場所は、自衛隊の方々、ボランティアの方々に加え、マスコミ関係の人がかなりいるそうです。
そういった人が多く集まっているような所は治安は全く問題ないと思われるでしょう。
私の妻の実家はというと・・・
未だに夜は不安でゆっくり眠れない状況です。
実家は幸い、浸水だけで崩壊はしませんでした。近所の家も無事なようです。
電気、ガスは使えるようになっているのですが、まだ水道が完全に復旧していないので、毎日水を貰いに行っている状況です。
食料の支給もほとんど期待できないので、たまに買い出しに行くのですが、かなり遠くまで行かなければならないのに加え、それ程の物は買えないようです。もちろんガソリンがないので自転車か歩いて行くしかないようです。
被災地の中にはいろいろな状況があると思います。
治安に関してもいい所もあれば悪い所もあるのです。
復興の為多くの人が集まっている所は案外治安は悪くないようです。
実家のように被害が比較的少なかった所は警察官はいないし、マスコミ等の人もほとんど来ないようです。ボランティアの人も時間で水や食料の供給に来るだけです。
空き家も多く、とても安全だとはいえないようです。
TVで言われように、外国人による窃盗団や殺人事件等はないかもしれません。
でも、空き巣に入られたり、ガソリンの盗難等、細かな事件は日々発生しています。
家を守る為にそんな恐怖に怯えながらギリギリで生活している方々も沢山いるのです。
義妹は”余震も怖いけど、一番治安が怖い”と言っています。
ボランティアを装い、金目の物を目当てに来ている人もかなり被災地には入っているようです。
そんな人が家の周りにもかなりいるようです。
いろんな情報があり、どれが真実かはわかりません。
どれも真実を伝えているとは思いますが、方向を変えればいろんな真実が見えてきます。
デマに惑わされないようにと言っていますが、どれがデマなのかもわかりません。
今は実家と連絡を取りながら、どう行動したら良いかを考えています。
今回はそんな状況を踏まえ、家族の安全も考慮し延期しました。
物資に関しては徐々にですが送れるようにもなって来ました。
保証はないですが、郵貯のレターパックは各家庭に届きます。
クロネコは営業所止まりなら送れます。
少ないですが、実家と知り合いの被災した方々に送り続けています。
今はそんな支援しか出来ませんが・・・
日が経つにつれ、被災地では何が必要なのかもだんだとはっきりしてきています。
一週間経てばまた状況も変わってくると思います。
いろんな方々が関わり少しずつよくなってきているのは事実です。
反面、見えない隙が出てきているのも事実です。
そんな事も踏まえ、もう一週間様子を見て現地に行こうと思っています。
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Posted at
2011/03/30 09:35:51
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