2015年10月06日
VW 1.4TSIエンジン(ツインチャージャー)のタイミングチェーンについて
もう1個残しときたいことがあったので、珍しく連投。
この間、サボってたオイル交換をしにショップに行ったときの話なんですが、
「タイミングチェーン切れた後の調子はどうですか?」と。
寝耳に水で、「いやいや、タイミングチェーン切れたことありましたっけ?」
てな会話になりました。
同じく走行距離5万kmぐらいのシロッコに乗ってる別の人のことだったぽいのですが、
なんとエンジン交換となったそうです。
タイミングチェーン切れたらエンジン交換必要てことが衝撃だったわけですが、
その場は「あー・・・走行中にタイミングチェーン切れたらえらいことですもんね」
なんてテキトーな相槌打ってました。
で、オイル交換&ポジション灯点検してもらってる間にググって調べた結果を
備忘録的に残しておきます。
(オフィシャルサポートにも質問して回答もらってるのでそれも踏まえてます)
---<オフィシャル回答受領済>---
・シロッコはタイミングチェーン採用。VW公式としてはメンテナンスフリー。
よって、何万kmで交換しろという目安は無い。
・VW公式としては定期的な点検が望ましいという回答。
エンジン脱着をしなくてもエンジン周辺の一部分解で点検可能。
費用はディーラーによって異なる。(おそらく数万円)
・タイミングチェーン切れの事例に対するサービスキャンペーンは
日本では1.2TSIエンジンのゴルフ、ポロで合計25台のみ。
・上記エンジンはタイミングチェーン周辺のパーツに問題があり、
周辺パーツを改良することで対策してる。
・シロッコの1.4TSIエンジンでは周辺パーツに問題がなく、
タイミングチェーン自体も1.2TSIとは別物。
・シロッコの1.4TSIエンジンはインターフェアレンスエンジン。
よって、エンジン動いてるときにタイミングチェーン切れるとバルブとピストンが高確率で壊れる。
---<ショップと会話>---
・バルブとピストンが壊れた場合、修理するより程度の良い中古エンジン探してきた方が安い(60万円~)
・タイミングチェーンは原価も高く、交換の工賃も高いので、
寿命あるんなら交換前提のタイミングベルトで良いじゃん
---<ネットで調べた>---
・ノンインターフェアレンスエンジンであれば、切れても動力喪失するだけ。
よって、タイミングベルト交換だけで修理完了。
・切れる前に伸びてカラカラと異音がする場合がある(テンショナーと異常接触?)が、
前触れ無く切れることもある。
・伸びた場合はエンジンチェックランプが点いたりフォルトコードがログに記録されたりする。
・世間一般ではタイミングチェーンの寿命は30万kmぐらいと言われる。
・最近ではそれに迫るぐらいの寿命を持つタイミングベルトを採用する車も増えてきた。
・「VW 1.4 TSI petrol engine problems timing chain」あたりで検索すると海外事例が色々ヒットする
・・・というわけで、VWの弱点、DSGだけじゃないですな。
(最近話題のディーゼルは触れないでおきます)
やはり、シロッコには過激チューンはしない方が良いようです。
ショップでも過激なECUチューンを勧められるんですが、
DSGかタイミングチェーンが逝っちゃうリスクを考えると手が出せませんな。
タイミングチェーンをなるべく安全に使う方法
・スムーズな加速、高回転は使わない
・エンジンブレーキは使わない
・こまめなエンジンオイル交換
・定期的なタイミングチェーン点検
・なんなら定期的なタイミングチェーン交換
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Posted at
2015/10/06 12:44:17
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