「この週末は寒気がなだれ込んで吹雪になるでしょう」という厳しい天気予報にも関わらず、
「行く」と回答しちゃう3人(グッチ@Mさん、tifosiさん、僕)に僕の嫁を加えて、
4人1台の美瑛撮影ツアーに行ってまいりました。
前日は天気予報外れて快晴。当日も5時ぐらいまでは星が見えていたのですが、
目的地に近づくほどに白み始めた空は厚い雲に覆われていました。
「稜線が見えて青空なら丘だけど、雲が厚そうだから木をメインにして焼けた空を狙いましょう」と
最初のターゲットを話し合うtifosiさんとグッチ@Mさん。
二人の邪魔にならないよう、後部座席でシャキシャキレタスサンドを頬張る僕。
先ほど白むすびを食い終わって隣で爆睡する嫁。
こんな調子で最初のターゲットが哲学の木に定められたのですが、
あまり空が焼けることもなく、先にスタンバってたカメラマンも早々に退散する曇り空。
これはこれで味わい深いんですが、なかなか現像が難しいもんです。
それでも、美瑛ってのは日の出に合わせていけば、高確率で美しい朝が待っていますね。
次の目的地では雲が散って、柔らかい朝日が白い丘を優しく照らす光景に出会えました♪
撮りたかった冬の美瑛の朝。
美瑛の朝は自然な現像を心がけますが、やっぱりやりたくなる派手な現像(照
その後は、赤羽の丘で最低気温を味わい。
手書きの美瑛マップに書かれてた「名も無き丘」がどれか分からず、美瑛をぐるぐる。
定番のしらひげの滝の後は、雪の積もった森を掻き分けて白金不動の滝を目指し。
遊びに遊び、撮りに撮ってもまだ11時。・・・3時出発最高。
この辺りで何やら、「何とかの橋」の話をしていて、「行っちゃいますか?」とか話してるお二人。
土地勘無いけど「行っちゃいましょう」とテキトーに相槌打つ僕。
腹減って元気ない嫁。
そして決まった次の目的地は糠平湖。
遊び始めて8時間。雪道を150km以上走った後に軽いノリで決めた次の目的地は更に150km先。
それでも誰も面倒がらず本気で行きたがる。北海道で出会った友人は最高です!
昼食は道の駅で調達したコロッケなどの軽食やら、コンビニのおにぎりやら。
運転交代しながら十勝連峰を大きく迂回して糠平湖へ。
「その橋」は写真で見たことがあって知ってたんですが、僕の目の前に広がっていたのは想像以上の世界。
大雪山系の麓に広がる糠平湖は、大部分が凍結していて、橋までの2kmは凍った湖の上を歩いていく。
この「大」の字になってるくせに、やたらとちっこいのが嫁です。
地元の人は当たり前のようにテント張ってワカサギ釣っちゃってるんですが、
広島より北に住んだことがなかった僕にとっては衝撃的すぎる世界。
季節によっては湖の底に沈んで見れないという幻の橋以上に、湖の上を歩くことにワクワクしました。
普通の雪や氷の上を歩くのとは違った感触、足音。
氷が割れたり、狭間に落ちたらヤバイだろうなーというちょっとした恐怖感。
氷河期にタイムスリップしたかのような、もしくは、北極探検してるかのような気分になれます。
正式名称はタウシュベツ橋梁。第1回北海道遺産に選定されているそうです。
また、糠平湖では、ところどころ氷結した湖面が地形に沿って隆起して、氷を下から覗き込めるポイントがあります。
(潜り込めますが自己責任で。万が一、氷が割れて下敷きになったら圧死確定でしょう・・・。)
覗き込むと、気泡によって出来た穴が奇妙な造形を織り成す不思議な世界に包まれます。
凍った湖面を下から覗けるって、なかなか無い機会ですよね。
この後は、帯広でまつひろさんと合流。
昼までの粗食を挽回すべく、豚丼食って、スイーツ食って、カフェでマッタリして。
帰りは吹雪く中、グッチ@Mさんに運転任せっぱなしで快適に札幌到着♪
・・・結局600km以上走行したっぽい(汗
おそらく、出向最後の北海道ツアーになると思いますが、とても素晴らしい思い出が出来ました!
皆様、どうもありがとうございましたm(_ _)m
Posted at 2013/02/27 00:01:43 | |
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