
藍@彩さんの協力によりEG-ECU、AT-ECUを借りることができたのでH24/7モデルでGE-ECUとAT-ECUのペアを次のような組み合わせで、どの様にドライブフィールが変わるかを試してみました。
(暇人ですね~)
よく、初期のアイに乗ってる方で31km/hと47km/hの壁?について書いている方がいますが、31km/hの意味がよくわかりました(笑)
☆1番目の組み合わせ
EG-ECU現行(1860B283)+AT-ECU現行(8631A004)
この組み合わせは、以前のブログにも書いてあるのでサラッと書くと、トルクバンド3000~4500rpmまではモッサリでアクセルを踏んでも前に出ません。トルクバンドに入るとターボっぽい加速フィールですが、5000rpm辺りから上がり方はNAのような感じでトルクフルではないです。
シフトフィールですが、エンジンを回さない様にゆっくりとアクセルを踏んでいくと、18km辺りで2速に入り23km辺りで3速に入ります。そのまま47kmまでは3速をキープしその後は4速、すぐにロックアップする。 AT-ECUの8631A004のシフトパターンはこのような感じなので38km/h辺りまではそれ程エンジンが回らないのでトロトロ渋滞では燃費はそれ程悪くなりません。
上記の組み合わせなので、ストップ&ゴーをスローでのんびり走る人、前の車が離れて行ってもゴーイングマイウェイの人には燃費が稼げる感じです。ただし、スロースタートでも前の車が離れたらそれについて行こうと中間加速を求める走りをすると、トルクバンドに入るまではエンジンのツキが悪いので余計にアクセルを踏む必要があり、それに伴うキックダウンが頻繁に起こり燃費悪化します。
☆2番目の組み合わせ
EG-ECU現行(1860B283)+AT-ECU初期(8631A002)
エンジンフィールは1番目の通りなので省略。ただし、2速がきっちり31km/hまで加速しないと3速に入らないという点で、その速度ではエンジンが回転数が2500rpm辺りなのでアクセルの踏み方によってはそのままトルクバンドに入るので、現行AT-ECUよりはモッサリ感が薄れる感じです。
シフトフィールですが、現行と同じようにエンジンを回さないようにゆっくり踏んでいくと23km辺りで2速に入り、31km/hまでシッカリと2速をキープ、その後3速に入って47km/hまでは3速キープ、その後4速に入りすぐにロックアップという感じ。このAT-ECUのシフトパターンだと住宅街の30キロ道路や40キロ道路を、速度を守って走ろうとすると、エンジン回転数がかなりストレスになりますね。
このECUの組み合わせはどうもいただけないです。ストップ&ゴーをしたときにエンジンはモッサリな上、シフトアップも「ここ!」って所でUPしてくれない。ゆえに無駄に踏み込んでキックダウンかまたは積極的にシフトダウンしたくなる感じでストレスがたまります。
☆3番目の組み合わせ
EG-ECU初期(1860A700、1860A862)+AT-ECU現行(8631A004)
このEG-ECUは開発当初のプレミアムな軽というコンセプトでチューニングされているため、アクセルのツキがリニアです。トルクバンドは3000rpm~5000rpm辺りですがその前後から滑らかにつながっているので自然なパワーの出方で操りやすいです。ただし、燃費は二の次なので燃料カットなどは2000rpm以上などとなっています。
シフトフィールは現行と同じですが、常用域でのモッサリ感がないので中間加速も踏み込めばキックダウンしますが、ジワリと踏んでいけばスムーズに加速します。余談ですが、新型ミラージュを試乗させてもらいましたが、50km/h辺りからの加速はアイの方が良いと感じるほど(笑)あと、5000rpm~ですが、このEG-ECUだとスムーズに回ります。マフラーの抜けがいいからか?ちょっと楽しかった(笑)
このEG-ECU+AT-ECUの組み合わせで、アクセルOFF時の燃料カットと踏んだ時の若干のブーストUP、4速を40km/h辺りで入れて47km/h辺りでロックアップをするような制御をすれば非常に乗りやすく燃費もそこそこ良い車になると思う。
今日1日かけて足利バイパスをECU変えては10分間のアイドル学習して走り回ってデータ収集しました(笑)次はCANアナライザー積んで実データをロギングするかな(^-^)
ちなみに、実験車はエキマニ交換してあり、マフラーも純正ですが50φの物が付いているので、その他の車ではまた違う感じになると思います。
Posted at 2012/10/21 20:01:45 | |
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