
アイの1年点検実施のお知らせが届いたのでディーラーに行って点検を受けてきました。
点検作業をしている間に、新型ekカスタムの試乗をしたので軽くインプレを。
☆諸元
試乗したのはekカスタムのGグレード、N/Aアイドリングストップ搭載車です。
2WD、最高出力:49ps/6500rpm、最大トルク:5.7kg/5500rpmとなってます。
☆乗り込んでみると…
最近のホンダN-ONEのCMではドアを閉める音までプレミアム♪というフレーズでプレミアム感を強調していますが、ekカスタム(ワゴン)では「パタン」という音で「・・・」って感じで感覚的には「軽」そのものした。(新型ミラージュもこんな感じだったなぁ)
室内のインテリアは軽としては上質なんですが、やはりプラスチッキーで値段相応な感じ。ただ、アイと比べれると質感や使い勝手は良さそうで、さすが日産が噛んでるだけはあるなぁ~と(^_^;
エンジンを掛けてみると、アイのN/Aよりは静かなアイドリングです。振動もそれなりに小さい感じで、L600シリーズのムーブなどの時代から比べたら「皆無」と言っても良いくらい(笑)
☆走ってみると…
アクセルをそっと踏んで発進すると、生活道路での出足や加速は問題ないですね。普通の足として使うには十分な感じです。
一般道から広いバイパスに出てみると、信号で停止から普通に加速する分には、アクセルを少し踏めば必要な加速をしていきます。ただ、前方に左折の車がいて2~30km/h位まで減速してからの再加速では全然加速しない!?と感じるくらい加速しません(笑)
そして4ATからCVTになってダイレクト感が無くなったのもありますが、明らかに加速するまでのラグタイムが増えてますね。
感覚としては、再加速でアクセルを踏み込みほぼ全開、その時点て回転が跳ね上がり加速♪~と思いきや、CVTの変速プーリーとベルトの関係が最大のトルクを伝達できるようになるまでの1秒くらい失速状態に近い惰行走行のような感じになり、その後、豪快なN/Aサウンドとともにジワリジワリと速度が乗ってきます。ということで、高速の加速車線では80km/h強位で本線と合流する感じですかね…ちょっと怖いかなぁ、この加速力で高速は。
CVTの減速比やファイナルの比もN/Aとターボは同じなので、ターボの方はもっとダイレクト感があるんじゃないでしょうか?首都圏ではTの試乗車を置いているとこが少ないので乗れる機会が少ないのでその辺は想像ですが…。
出足は別として、定速運転になるとエンジンの静粛性はアイより全然上ですね。50km/hで1200rpm辺り、60km/でもほぼ同じくらいの回転数なので、アイドリングよりやや高いくらい。車内はエンジン音よりもタイヤからボディーに伝わる「ゴー」というロードノイズで包まれます。
☆アイドルストップ
試乗車モデルはアイドリングストップを搭載しています。エンジンが温まりアイドリングストップの条件が整うと、停止、または減速して13km/h以下になるとエンジンが停止します。アイドリングストップ自体はそれ程嫌な癖はありませんでした。ただ、交差点の右折で前の車が右折して、直進が来るので前に進んで停止~という動作を繰り返すような場面ではラグタイムやギクシャク感が若干あります。
ただ、エンジンスタート時のトルクが薄いので、ブレーキをリリースしつつのエンジンスタートで新型ミラージュを試乗した時のような「意図せぬ前進に再度ブレーキを踏み込まないとぶつかる!!」というような感覚はありませんでした。
☆CVTの副変速について
この車に使用されているCVTはジャトコ製の副変速付きCVTで、以前に新型ソリオを試乗した時に感じた変な違和感がやはりありました。ゆっくり減速をしていくと副変速機が切り替わる瞬間に「ニュル」って感じの惰行する感覚から突然ローギアに入れたような減速感を感じる所があります。速度にすると10km/h以下辺りでしょうか。ワゴンRも似たような感覚があります。注意していなければ判らないレベルなので慣れれば気にならないのでしょうが、なんか不思議な感覚ですね。
以上、30分ぐらい生活道路から法定速度のバイパスまで乗り回してみた個人的なインプレです。個人的には定速時の静粛性は良い感じですがCVTの再加速のラグはう~んて感じでした。
【追記】
インパネ辺りのこと書いてませんでしたね(汗
目玉となるタッチ式の空調パネルですが、突起も何もないツルンとしたもの(当たり前ですが)。見た目は流行りで良いのですが、操作性という点ではスマホと同じで目でタッチ場所を確認しないと操作できません。
最近、歩きスマホなどで事故やホームでの転落死など問題化されている点を考えると、車の運転中に操作をする可能性が高いインパネ、しかも結構低い位置にあり操作するには確実に前方から目線を離す必要があり、チラっと見てあとは手探りということが出来ないタッチ式はいかがなものかと思いますがねぇ。個人的にはキライです。
また、アイのナビはサーフェイスオーディオのような一体型から見ると「撫滑稽でカッコ悪い」と評されていますが、ある意味高い位置に着いているので運転中の視線移動が少なくても見ることが出来ます。変わって、新型ekではエアコン吹き出し口が上に来ていてナビの取り付け位置はアイより下方に着けるようになっています。デザイン的には一体感があるでしょうが、運転中に見るという点では見にくいです。
純正のナビの画面も低反射の液晶を使ったタッチ式のものですが、輝度が低く自分のパナナビ(これも見づらいと評されていますが)以上に何が表示されているのか見えにくかったです。思わず体を真ん中に移動して正面から覗き込むようにして見ていました。運転中でしたが…。
という事で、純正のナビはお勧めできませんねぇ。出来れば見やすさの点でオンダッシュのナビを使うことをお勧めします。(こうすることで結局はインパネとの一体感は失われるのでデザイン重視より実用重視のデザインの方がトータルとしては良いと思うんですがねぇ…)
Posted at 2013/06/23 17:14:40 | |
トラックバック(0) |
雑談&独り言 | クルマ