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　私がアウトさんを購入したのは4年前の事、3.0L　V6モデルが追加されるマイナーチェンジが行われる直前のまだ「G」と「M」しかグレードが存在しないタイミングでした。購入の際には間もなく3.0Lモデルが追加される事は知っていましたが「クルマに300万以上は掛けられん…」とマイチェン前の「G」の契約書にハンコを押しました。

　前車が15年落ち以上のクルマだった事もあり、試乗した際や納車された当時は「最近のクルマは何でも付いているし、収納も多い…SUVなのにハンドリングも剛性感あるなぁ」と感心する事しきりでした。しかしアウトランダーは良い具合に弄る所が残されているというか、コストカットされている感じで最初はチョコチョコと弄り始め、だんだん大物になって行き、とうとう今回で消耗品の費用やメンテナンス費用を除いた部分の累計金額がおわ万円以上に突入してしまいました。さすがにこれ以上は…車両購入価格の1/5以上のお金をつぎ込むのは後ろめたいものがあるので、まだもう少しやりたいメニューはありますが、ここらへんで一区切りつけたいと思います。

　それにしても結局「30G」や「ローデスト（あんまり趣味ではないですが…）」を買ってもお釣りが来る金額になってしまいました…。エボXのステアリングや、本革調内装などは最初からメーカーオプションで設定してくれればここまで金額がかさむ事もなかった様な…。

　今年の夏休みは青森へ行って来ました。本当は北海道でレンタカーを借りて道東をドライブしようとうっすら考えていたんですが予約が取れませんでした…。新しい職場が８月１日付けでの配属となったので、夏休みの日程がわからず出遅れた為です…。

　2泊3日の日程で青森までは新幹線「はやて」で。（「はやぶさ」は取れませんでした…）レンタカーの｢コルト｣を駆って八戸～奥入瀬～十和田湖～白神山地～浅虫温泉～ベンセ湿原～十三湖～三内丸山遺跡～新青森の延べ550kmの行軍、エアコン使用、ワインディング有り、降雨有りで33L給油、驚異の実燃費16.6km/ℓ…恐るべし円熟の域に達したコルト…話が逸れました…。これまで青森県には縁が無く、JRの駅で見かける吉永小百合さんの「大人の休日倶楽部」の広告ポスターで見かけるくらいの情報量しかありませんでした。イメージしていたよりもかなり暑かったんですが、それ以外はご飯はおいしく、自然は素晴らしく、渋滞はなく、かなり上質なドライブ旅行が楽しめる場所でした。

※写真は奥入瀬の中にある銚子大滝。ここも「プチナイアガラの滝」だそうです。

　以前の私の愛車「プリメーラ」には限定車として有名な「プリメーラ オーテックバージョン」という特別仕様車が存在していました。内外装やオプション品が特別なだけでなく性能諸元も基本のグレードよりも引上げられミッションもクロスレシオ化（パルサーGTi-Rと同じ？）されていると言った、今の日産では絶対に企画されないであろうかなり気合の入ったモデルで、あえて誤解を恐れずに言うならばインプレッサで言う所の「WRX-Sti」。ランサーで言う所の「エボリューション」といった位置付けのモデルでした。

　当時、この「プリメーラ オーテックバージョン」に憧れていた私は「大型リアスポイラー」を手に入れ「専用フロントグリル」をY!で落札し、友人の板金屋にシルバーに塗ってもらい、「インプレッサWRC2002風」の「リップスポイラー」を自作し、HP11の15インチホイールを履かせて自分の「2.0Te」の外装を「シルバーメタリックのオーテックバージョン（スーパーブラックの設定のみ）」として仕上げて自己満足に浸っていました。

　ところが人間の欲というのはどこまで深いのか、今度は内装にも手を着けたくなりました。「プリメーラ オーテックバージョン」のステアリングには「R32スカイライン（GTS-t、GT－R）」と同じデザインでエンブレム違いのステアリングが着いていました。これが欲しくてずっとY!を探していましたがなかなか良い出物がなかったので、GTS-ｔのステアリング購入に踏み切りました。デザインは同じであるものの、ウィンカーレバーの戻す方式が異なり、そのままではウィンカーを使用する度に手動で戻さなくてはならなかったのですが、そこは「流用王国」の日産なので、ちょっとした加工でウィンカーも正常に動作し、そのまま車検も普通に通りました。

　この時に私が学んだのは「普段から手に触れる箇所だからこそ、交換の（自己満足の）効果は大きい」という事です。最近投入したRECAROシートも普段から座り、触れるからこそアウトランダーに乗る度に導入した喜びを感じる事が出来る訳です。そしてあれから10年近く経った今、私は全く同じ悩みを抱えています…。