2011年02月04日
ED延命メニュー その9補足2 ヘッドライトのクリア塗装
原因に見当がついたところで、対策に入りたいと思います。
ヘッドライトの黄ばみで問題になるのは研磨よりもコーティングです。黄ばみ自体を落とすのはよほど末期症状でなければコンパウンドで落ちますが、真っ新になった表面を保護する手段が確立されていません。
コーティング剤はありますが、ネットで調べても決定打と言えるほどの製品は出ていない模様…。
そんな中目をつけたのがヘッドライトへのクリア塗装。効果に疑問符のつくコーティング剤より、塗膜を作って保護してあげた方が確実であろうと。
ネットで調べると缶スプレーのウレタンクリアを塗布する方法が載っていましたが、元々樹脂用の塗料ではないですし(溶剤などを考えると、影響がないとは言い切れない)、新品ヘッドライトに慣れない缶スプレー吹いて失敗したら…と思うとリスク高すぎでした。
そこで見つけたのがトヨタでやっているキズナックス。場所によってはヘッドライトのクリア塗装をやっていて、これだ!と思いました。
ちょうどEDが延命入院の不手際で再入院するところだったのでディーラーにお願いしたのですが…
結論から言うと不可(泣)
道内のトヨタ系では取扱がないんです。外注関係の工場も全滅。同じトヨタでも地域が違えば別の販社ですから、具体的な塗料やノウハウは教えてもらえなかったとのこと…(>_<)
そこでいつものエンジン屋さんに相談したところ、道内一腕の良い板金屋さん(うるさい客向けだけど、その分お金も…というお店)に聞いてもらえました。
すると、一度メーカーからサンプル塗料を取り寄せて検証してみたが、お金をもらえる仕上がりではなかったので、単体メニューではやっていないとのこと(板金塗装のオマケでやっている程度)。キッチリ施工する場合、ヘッドライトの脱着が伴うので数万円程度の代金になるそうですが、こんなものではとても数万円は取れないと。
ちなみに、キズナックスは12000円程度だった筈なので、こちらは値段的にヘッドライトの脱着はしていないでしょうね。広告画像を見ても、車体につけたまま塗るような写真でしたし。
肝心の効果も半年程度しか持続しなかったそうです。塗装なのに…!?と意外ですが、これは致命傷。
でも、問題なのは期間の長さではなく、効果が半永久的でないこと。仮に2年持ったにしても、じゃあ2年経ったら塗装剥離して再塗装??ということになります。塗装の剥離が伴えば、確実にヘッドライトの脱着も伴います。
だったら、簡単に剥離して再施工できるコーティング剤の方が良いのでは??
大体、数年おきに数万円なら、その都度新品ヘッドライト買える値段なんですよね…。前にも書きましたが、EDのは両側で34000円(2010年7月現在)です。
まあ、考えてみれば期限に限りがあるのは納得出来ます。
元々クリア塗装は耐久性が弱く、そんな塗料を定着の悪い樹脂に塗っているんですから、効果が有限な方が自然ですね。
というわけで、クリア塗装にかけるコストがあったら新品予備パーツを買う資金にでも回した方が吉という結論です。
何をしたところで樹脂の経年劣化を完全に防ぐ方法なんてありませんし、いくら表面に何を塗ったところで裏側からの紫外線(HIDからの放射)にどこまで効果があるかは甚だ疑問。
そう言えば、UVカットフィルムという手段も考えました。曲面の少ないEDのヘッドライトなら貼りやすいんじゃないかと。
でも、これもディーラーに聞いてもらったら却下。剥がれの問題があるし、ヘッドライトの照射に影響が出て車検にも支障出る可能性があるらしく。
これもちょっと問題多そうです。
長々と書きましたが、結局話はコーティング剤選びに戻りました。
直射日光からの紫外線もある以上、無策というわけにはいきません。
次回はいよいよコーティング剤の選定です。
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Posted at
2011/02/04 01:36:39
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