2011年10月26日
ED延命メニュー その9補足5 ヘッドライト光度
ひっそりとEDが8回目の車検を迎えました。
去年あれだけ延命メニューやったので、ブレーキの調整(動きが渋かったとか)しただけですんなり通過です。
とはいえ、ブレーキは去年OHしてる筈なのに何で??という疑問もありますが(汗)
そして車検から上がって整備記録簿を眺めていたところ…
2年定期点検整備用として普段より大型の紙になってることに今頃気付きました(汗)
増えてる部分が裏に折りたたまれていたので、今まで全く気付かず。
で、その部分にヘッドライトの光度があることに注目したのが今回の補足話。
今回の結果は右が51800cd、左が52600cdでした。
車検の基準は15000cd以上だそうです(2灯式ヘッドライト)。
気になって過去の記録も掘り返してみます。
1997年 右53000cd、左33000cd(純正ハロゲンバルブ、まだまだ綺麗なヘッドライト)
2003年 右25000cd、左25000cd(ベロフ着色HIDバーナー、黄ばみ開始ヘッドライト)
2009年 右28200cd、左42600cd(レイブリッグHIDバーナー、黄ばみ末期ヘッドライト)
2011年 右51800cd、左52600cd(レイブリッグHIDバーナー、新品交換ヘッドライト)
ずいぶん抜けがありますが、上記はディーラー車検のもの(前オーナー時代の1997年以外は同じディーラー)。いつもの整備工場で出した車検は通常の記録簿になっていて、ヘッドライトのデータ無しでした(-_-;)
何だか年によって左右にえらいバラツキ出てるのが謎だし、ちょっと正確度に疑問符は付きますが、今回は左右差抜きで分析してみます。
・黄ばみヘッドライトによる光度損失は絶大
・初期に出ていた着色HIDバーナーはやはり暗い
・HIDとハロゲンの光度差はほとんど無いような…??
黄ばみヘッドライトは症状が進みすぎると車検に通らないらしいですから、これは納得です。ちょくちょく磨いていたからこの数値で済んだのかと。
ただ、ハロゲンとHIDに光度の差が認められないのが意外すぎます…。
そこでちょっと調べてみましたが、光度の単位であるcd(カンデラ)は「ある点から光源を見たときの光の強さ」だそうです。
…そこで一つ思い当たりました。
2灯式ヘッドライトの場合、計測はハイビームで行います。
ここで出てくるのが後付けのHi/Low切り替え式HIDの悲しさ。ヘッドライトユニットがハロゲン用の配光設計のため、どうしてもハロゲンほどのHi/Lowの高低差が出せないんですね。
初代HIDのベロフは黎明期の製品なのでこの点が特に厳しく、Lowにきっちり光軸を合わせるとHiが低すぎて使い物にならず、逆もまた然り。間を取って光軸合わせてもらいましたが、真っ暗な田舎道ではパッシングされること多数(泣)
二代目HIDのレイブリッグはすっかり成熟した頃の製品なので、この点はかなり改善されてパッシングは皆無になりましたが、それでもHiが低くて実用性は純正HID車には敵いません。
ついでに書くと、照射範囲を越えると一気に暗くなるHIDの配光特性(ハロゲンは徐々に暗くなるけど、HIDは境界線がクッキリしている)のため、Hiにすると手前が暗くなりすぎてしまい、この点でも実用性に難があります。フォグでカバーできるのが救いですが。
なので、ヘッドライトの実用性ではHIDのEDより強化リレーハロゲンのロードスターの方が実は上だったりします…。
とまあ、ずいぶん遠回しに書きましたが、要はHIDだとHiの光軸が若干低めにずれているため、それが光度が低くなってしまう原因なのではないかという、そんな話です。
データが少ないのでこの程度の分析しかできませんが、本格的にデータ採ったら面白い検証ができそうですね。
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Posted at
2011/10/26 01:03:58
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