
姉さん、事件です(このネタ、なつかしいw)
Yahoo!のトップニュースに「熱い湯で有名、老舗銭湯が廃業…湧出量減少で」という見出しが。
どこだろうと思って何となく開いてみると、大好きだった函館湯の川温泉の銭湯が廃業、それも既に営業終了していると(号泣)
事後報告のニュースになったのは、お別れ客による混乱を避けたためでしょうか?
コアな温泉好きなら知ってると思いますが、ここは知る人ぞ知る聖地のような銭湯だったんです。
脱衣場は番台がある昔ながらの銭湯、しかし、中はものすご~く濃厚な温泉が。
青い綺麗なお湯、そして湯の花がうろこのように堆積した湯船だけでもただ者じゃないとわかります。
64度の源泉を掛け流しており、2つある湯船のうちの1つは一切湯温調整していないために48度の熱湯!
ニュースには45度と書いてありますが、常連さんに48度だと聞いたし、実際そんな緩い温度なわけがありません。もう一つの(一応)湯温調整してる方の湯船のことなのでは?
湯温調整すらしない、まさしく「源泉掛け流し」そのものの湯船なんですが、あそこに入れないとチキン呼ばわれされたり、真の温泉好きと認定されない試練のような湯船でした(笑)
逆に入れれば存分にネタに出来るし、武勇伝として語れるだけの素晴らしいお湯でした。
地元の社交場でもあったので、浜言葉が飛び交う浴場内もいい雰囲気でしたね。
お風呂上がりに腰に手を当ててのコーヒー牛乳も当然の儀式でしょう(笑)
熱湯と言えばどうしても書かずにいられないのが、温泉仙人の元での修行です。
昔東北の夏油温泉というところに行きまして、一番奥にある混浴露天風呂がそれはもう同じくらいの熱湯だったんです。
友人となかなか入れずに苦戦していると、常連さんのおじいちゃんおばあちゃん達(勝手に温泉仙人と呼ばせてもらっています)にご指導を賜りました。短い時間ではありましたが、決して忘れない濃厚な修行でしたねぇ…。
恐らく80はゆうに越えているだろう方々だったんですが、ピンピンして熱湯に浸かってました。あんないいお湯に毎日浸かっていたらそりゃ長生きするでしょ…と本気で思いましたもん(笑)
そして修行の結果、熱湯などものとしない強靱な肉体ができあがり、インチキ裏技でも使ったが如く、温泉レベルは一気に10以上は上がりました。
おかげさまでここの48度など余裕綽々。涼しい顔して何度も出入りできるだけの実力になっていました。火傷しない範囲であれば、どこでも入れるんじゃないかとさえ思います。
ちなみに、コツを簡単に書くと…
・徐々に時間をかけて湯船に浸かっていくのは一番NG
・気合入魂してから一気に肩まで浸かる
・浸かったら体も手足も動かさないこと(動かすと、熱いというか痛い)
・明鏡止水の澄んだ心持ちでお湯を楽しむ
・湯船から出た直後に足の先に激痛が走るが、それはもう我慢するのみ
たったこれだけのことで熱湯をクリアできます!
皆さんお試しあれ…って、試せる場所がなくなったんですよね(汗)
少なくとも道内の温泉でこの奥義を発揮できるところは知りません(泣)
湧出量減少とのことですが、元々湯の川温泉は源泉が枯渇気味で危ないと言われていました。日乃出湯だけの話で地域全体は大丈夫だと書かれてはいましたが、こんな小さな銭湯も賄えなくなるようだと先行き不安です(泣)
幸い函館は湯の川以外にもいい温泉あるからまだいいですが…。
宝くじでも当たったら、寄付して営業再開(設備更新&井戸を深く掘り下げる)してもらいたいです。
また東北に行きたくなってきました。一度EDで東北の濃い温泉を存分に攻めてみたいです。ヨダレが出てきそうな名湯が山ほどあるのに、ほとんど行ったことないんですよね。
じっくり温泉巡りは無理でも、また夏油温泉行って温泉仙人の元で再修行して来たいなぁ(笑)
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Posted at
2011/12/30 03:26:42