
さて、ようやく本来の依頼内容になるデッドニングです。
内容は所謂デッドニングと言われるものですが、「振動を無くす」ではなく、「響きをコントロールする」ということで、今回のお店では敢えてドア防振と呼んでおり、その流儀に従います。
こう書くと、知ってる方にはどこのお店がわかってしまいそうですが(^^;)
(とはいえ、辛口の内容も書いてるので店名は明記しません)
もし量販店でやるなら助手席を新規施工して、運転席は助手席の水準に合わせて手直し(経年劣化や技術の進歩に合わせて)という組み合わせのつもりでしたが、ここではやはり全面的に運転席の量販店デッドニングを剥がして両側新規施工です。
一応タイトル画像に写真載せましたが、企業秘密だと言うことなので、詳細が分からないように極小画像にて…。
このドア防振は一律メニューではなく、制振シートの枚数や特殊セメントコーティングの施工などで金額が変わり、今回は他で予算オーバーしまくっているので最低限のメニューにしました。
作業内容は後から写真でキッチリ説明してもらい、そこは大満足です。
ちなみに、運転席の量販店デッドニングは思いの外劣化が激しく、結構に剥がれていました(汗)
そんなこんなで懐の寂しさに肩を落としながら仕上がった新生EDオーディオ、肝心の音質ですが…
一つ一つの音がクッキリ聞こえるようになって、確かに変化してます。原音重視の素の味付けで、特にボーカルの声が際立ってる感じで生々しい。
一言で言うと音がクリアなんですね。それは音がきれいなわけではなく、雑音や音の打ち消し合いがなくなって、一つ一つの音がくっきり聞こえるようになったという印象。
音が割れなくなって厚みが出たように感じた量販店のデッドニングとは全く方向性が違います。やり方次第でこうも変わるとは。
これなら高い出費も納得は出来ます(それなりに、ですが…)。
ナビの音質設定までキッチリとセッティングしてくれたのも大いに効いています。量販店ではあくまでデッドニング作業のみだったので、これは予想外でした。音に責任を持つために全配線のチェックは絶対必要と言われて渋々了承しましたが、これならまあ納得です。
プロによるセッティングは初めてなのでこれは非常に参考になりますね。
もちろん向こうでセッティングの控えは取ってくれているし、バッテリー外して初期化されても安心。
しかしながら、入院中に代車で来ていたミラカスタムのデモカーに比べると、どうにも高音域が綺麗とは言い難いです。ボリューム上げると耳障り。
女性ボーカルだと問題ないんですが、男性ボーカルが違和感ありあり。
早速お店に聞いてみたところ、ちょうどツイーターとミッドレンジの境界の音が被って打ち消し合ったりしているらしいです(ここの調整でずいぶん迷ったとか)。
5KHzのイコライザーを1レベル下げるだけでずいぶんマシになりましたが、これはきちんと調整された状態のため、僅かな変化でもわかりやすくなっているとのこと。
今までイコライザーなんか適当にしかいじったこと無いですが、1レベルでここまで明確に変化を感じたのは初めてだったので、これは感激です。DSPは全てOFFにされていましたが、この領域に来たらもはやDSPなど邪魔なだけ。
EDは元々高音域が綺麗ではなかったし、車乗り換えたときから感じていました。
ツイーターとミッドレンジの境界となる中高音域が問題(男性ボーカルのみ気になる)というのは納得です。高音が苦手なスーパーライブサウンドの弱点は相変わらずで、純正ベースの限界ということでしょうか。
ここの改善にはスピーカーカスタムしかないようです。
ちなみに、助手席のドア開閉音もまともに戻りました。
ドア交換後、純正状態の開閉音のしょぼさ(鉄板が響く…)に引きつりましたが、そこは一安心。
コストはずいぶんかかってしまいましたが、それなりにいいオーディオにはなったと思います(^^)
Posted at 2011/10/31 23:20:27 | |
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