
昨日の続きです。
負けず嫌いなので惨敗のままでは我慢ならず、リベンジに走りました。
…と言っても、昨日も書いたように自力では不可能なことが分かったので業者に出してしまったというオチなんですが(^^;)
いや、例え他人の力を借りようとも、勝てば官軍(笑)
さすが本職だけあって、私の爬虫類仕上げとは比較になりません(^^;)
よく見ると表面の質感はちょっと違うし、僅かな段差こそ残ってるものの、色はまずわからないくらいバッチリ合ってるし、ひび割れもほとんどフラットに仕上がって十分満足です!
写真では補修跡がハッキリ分かりますが、光りの加減で目立ってるようで、実際に見たらこんな不自然な見栄えではないです。
作業時間1時間15分で、思ったほど大がかりな作業ではなく、本当にこれだけでいいの?と拍子抜けするくらいです。費用は諭吉さんお二人也(思っていたよりは安く済みました)。
DIY大失敗のトラウマがあっただけに、感動もひとしおでした。
他の部位の写真は
整備手帳に載せています。
但し、もう運転席シート自体の革が固くなっているらしく、写真でもわかるように、サイドサポートの外側を縫ってある糸が切れているせいで裂けてくる可能性があるそうで(泣)
埋めた座面のひび割れも、やがて中でひび割れ拡大→耐えきれずに表面にも広がってくるそうで、どちらかと言えば根本療法というより対処療法に近いかもしれません…。
そして、補修の翌日には早くもサイドサポートに極薄いひび割れが出てきました(泣)
やはり力のかかる部分には無理があるというか、応急処置に近いんでしょうね。それなりの金額で多少の延命と割り切っていますが。
ちなみに、サイドサポートの糸を直すにはシートをばらして縫い直す必要があるらしく、それも2万くらいかかるそうな。
そこまでやるなら、革の張り替えしてしまえって話ですね。というか、シート交換した方が手っ取り早い(汗)
周りでも自分でも初の本革シートでしたが、古くなると非常に厄介な代物だとよくわかりました(汗)
ちなみに、EDのシートは運転席のクッションのヘタリ(交換済み)以外は全く問題ありません。
ところで、今回は終始作業を見学させてもらうという初めてのケースでした。
工程をまとめると…
脱脂(何とメラミンスポンジ使用)
↓
パフ掛けで表面の均し
↓
パテの薄塗り
↓
塗装(メラミンスポンジorスプレーガン使用)
あとはパテと塗装、パフ掛けを適宜繰り返しです。基本は全て薄塗りしてること。作業時間短縮のためにドライヤーも何度か使っていました。
作業時間1時間強ですぐに乗って帰れるんだから、驚きです。一応、完全乾燥する一週間は労ってあげてと言われましたが。
ちなみに、作業中の写真も撮ろうかと思いましたが、業者さんがやりずらくなるだろうから控えました。
私が出来なかった難関の一つ、色合わせに関しては、あの難しいタン色を軽々と調色していました。ベースの白に黄土色、暗い赤、紺、黒を徐々に混ぜながらあっさり完成。
ロクに試し吹きもしないでバッチリ色合ってるんだから(吹きつけ前の塗料の色と現物のシートはちょっと色違いだったのに)、あれは尊敬ものです。
そしてもう一つの段差埋め、薄塗りのパテと塗装でテキパキとフラットに仕上げていく様は経験のなせる技で、さすが本職と惚れ惚れします。
あれを自分でものにするには、何脚かシートを人柱にしないと無理でしょうね(^^;)
とはいえ、基本的には私のDIY工程を+αした感じでした。特にマスキングしながらスプレーガンを吹く様はエアブラシと重なるものがあり、自分でやって来た作業は間違っていなかったんだとちょっと感激しました。
でも、同じように見えて、文字や見てるだけではわからない越えられない壁があるんでしょうねぇ。向こうも素人に簡単に真似されたら商売上がったりでしょうけど(^^;)
というわけで、一応リベンジ完了です(^^;)
Posted at 2011/07/28 00:02:30 | |
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