雨唯野＠金沢市のブログ一覧

　東本願寺。画像で伝わるかどうかわかりませんが、物凄くでかい。本当に凄い。
　一発目のこの時点で、先日書いた（観光地然とした）中心部は心惹かれない云々は消え去ってました。京都、凄いわ。昔の日本人、凄いわ。と夢中でシャッター切ってました。
　

　
　実は、結構前から考えていた。
　小説を書く時、色々と物凄く消耗するし、実際時間が取られる。手間隙、ことに時間が取られるのは創作活動全般に言える事なので、あまり愚痴ってもいけないのだが、そこはアマチュアの悲しさ、仕事しながらだとかなりきつい。

　小説創作について少し言うと、短編を抜きにすると、新人賞は大抵、400字詰原稿用紙200枚以上書かなくてはいけない。250枚くらいが下限の所が多いのかな？　公募はあまり知らないが。また、文庫本一冊の分量は400枚だと聞いた事がある。
　つまり、250×400＝100000字。実に十万字。
　もちろん行頭の一字下げや改行があるため、びっしり書き込む訳が無いが、50音を何度繰り返し書けば十万字に達するかを考えてもらうと、その量の膨大さが分かると思う。
　もちろんそれはたとえ話であって、実際、小説は話を考えて文字を書き込まなくてはいけない。それがいかに手間がかかるか、想像でも分かると思う。
　そして、平日でも時間を作れば作れる。だが、それで一体一日当り何枚書けるだろうか？　数枚だろう。平日は。
　つまり、一日平均一枚なら250日。2枚なら125日……まあ、たとえ話はともかく、俺は一年に一本書ければいいほうだ。空き時間のほとんどを創作に費やして。
　短編なら結構すらすら書けるのだが、長編はそうはいかない。内容の全てを俯瞰する能力が必要になってくる為に。
　
　しかしながら、それはそれでやりがいがあるというものだが、なかなか歳重ねると忙しくなってきて、ね。
　実際情報を詰め込まないと、レベルアップにも繋がらないし。他の事している暇、無いよ。
　思い切って活動を縮小しようと思う。そういう時間も必要だろう。趣味にも、自分にも。
　
　サボった末に何があるのか……それが怖かったのだが、ここは思い切ろう。
　色々な意味で、頭打ちなのだから。


　
　

　正直、今回の旅に行くまでは、俺にとって京都の中心部はそれほど心惹かれる地ではなかった。「なかった」という所に、今回の旅による心境の変化が読みとれるが、そこは置いておく。
　さて、今回の旅は二泊三日で、色々な場所を観光してきた。また、とてもそれだけの日数では回りきれるものではなかった。大変充実した旅だった。
　今回の旅に置いて、一つ秘めた想いがあった。それは、「京都を見極める事」。
　京都は外れの方なら何度か訪問している。舞鶴、丹後半島などなど。どこもまったく俺好みのローカル色を出した地であったが、京都といえば、やはり中心部。おそらく誰しも「古都」という単語を連想するだろう。古き都。その今を観たかった。
　それで、一つ一つ書くのも面倒なので簡単に言うと、「古都」。同じやん！　と突っ込まれるだろうし付け加えると、「古都を守り、街は近代化し、今に至った」か。
　田舎ものの俺から見れば、京都は都会だ。人も多いし発展している。そして、駅から少し行った所に、すぐに神社仏閣等にぶち当たる。その巨大さに驚く。京都は「古い時代は都だったんだなァ」と思わせる。そして、スピリチュアルな意味では、今も中心なのだろうと思わせられる。圧倒される。また、清水寺のライトアップには、カップルが多く観られた。お寺に。
　もちろんスピリチュアルな地が好きな者もいるだろう。しかし、俺が言いたいのは、京都市全体がこんな感じなのだ。
　今も、ある一面では日本の中心であり、日本の歴史を思わせる観光地のトップであり、そして現代の日本人の集まる古い都。
　こんな地、他にない。
　そして、冒頭にも心変わりしたと匂わせたが、こんな「他に類を見ない」地を観光出来て、ぐっとこない訳がない。本当にいい観光だった。「観光」という言葉は俺的に安っぽいので、「旅」と言う言葉をよく使うが、今回は「観光」と声を大にして言いたい。観られた、素晴らしい日本の景色が。俺の好きな、日本の原風景じゃない。日本の根本。日本の「古都」。
　また行きたい。いや、行く。今回のメンツと都合が合わなくとも、一人でも行く。絶対行く。来年、また行く。



　最後に、巡った所を列記。
　東本願寺、本山興正寺、西本願寺、泉湧寺、天龍寺、野宮神社、嵐山公園、清水寺、京都御苑。

　ちなみに自分みやげは清水焼の皿と小鉢。
　色々なタイプのものがあり、かなり目移りして迷ったが、シンプルかつ面白味のある器にした。自分では結構満足の品だが、また今度ゆっくり見て回りたい。

　あ、後、紅葉見事でした。

サンダーバードで金沢駅に向かってます。楽しかったが、疲れた。

　とりあえず、あわじＳＡで見かけたにゃんこで〆ようと思う。
　まだまだ語るときり無いんだけどね。旅の写真集をＨＰに作ろうと思ってるのだが、なかなか時間がとれない。次の休みも忙しいし。遊ぶのに。
　
　思ったのだが、旅はやはり良く寝られる環境がいい。車中泊は疲れが残る。
　車寝でも、フラットにして布団敷ければいいんだろうが、バンにでも乗らない限り、そんな事は無理。素泊まりのビジネスホテルにでも泊まればいいんだろうけど、休みの少ない俺は、どうしても仕事終わってからの強行軍になるし……前も考えたが、いっそアイシスのシート取っ払うか。サードだけ残して。段差は何かで埋めるにして。
　……まあ、実行しないだろうけど。車検の度に付け直すのめんどくさいし。しかし、年齢の衰えをそれでカバーできるのならば、やってみる価値もありそうだが……
　ああ、箱バン欲しいなァ。ハイエースはでかすぎるし、ボンゴ辺り。
　（こないだコンパクトカー欲しいといったばかりなのに、何言ってるんだろうか＾＾；）