
昨日は、日本人が珍しい?地域での夕食とスーパーでの買い物をした訳だ。
これくらい日がたってくると現地での感覚にやっと慣れて来ます。
例えば、コイン。
ユーロでは、1ユーロと、2ユーロがコイン。それ以上はお札。でも50ユーロ札以上はあまり流通していない感じ。
その他に、1ユーロ以下の単位で、50,20,10,5,2,1セントのコイン。
慣れてくると、これらをスムーズに出せる様になる。
最初の頃、レジの画面による金額表示がされていないお店の時は、全てのコインを手に乗せて、店員さんに拾ってもらった事が。
と、もう一つは、信号機。
ドイツの信号機には変わった所が。
何かというと、信号機の点灯する順番。
日本では、青→黄→赤→青→、、というサイクルが概ね自動車向けの信号機における標準でしょう。(矢印とか複雑な信号機は除いて)
ドイツは、青→黄→赤→黄→青→、、という様に、赤から青へ直接ではなく、その間に一瞬だけど、黄色が点灯します。
この1秒か2秒光る黄色が丁度、半クラッチでギアを繋げ始めるのに、妙にピッタリ合う様になってくる訳。
これも最初は、黄色を見て準備してという様にいかず、やや青信号で出遅れていたのですが、この頃になると、バッチリタイミングを合わせて、信号の変わるタイミングに発進!
慣れると、信号機はこっちの方が心地良い?マニュアルならではかな。
さて、6日目は朝から世界遺産に。
朝早くに行ったので、ほぼ日の出と同時に到着。
観光客が1人もおらず、独占です。
じっくりと片田舎の空気を満喫したら、今日の第二目的地。
ノイシュヴァンシュタイン城と、ホーエンシュヴァンガウ城。
前者はディズニーランドにあるお城のイメージの元になったとかならないとか。
しかし、ここで人気観光地の罠に嵌ってしまった。
朝9時にチケットボックスに買いに来たのに、既にお城のうち人気のある方は11時ぐらいのチケットだけが販売中。
すでに遅かった。
という事ならと、不人気なホーエンシュヴァンガウ城の方を先に見学して、時間を潰そうと思って、両方を買いたい、と言いつつ、山の上までの移動時間の余裕を見て約30分後のオーディオツアーチケットは間に合う?と尋ねると、大丈夫と。
そのまま彼に任せてもう一つのオーディオツアー代金を払って、チケットをよく見て見ると、なんと、わざわざ、ランチの休憩時間まで余裕を見て、発券してくれました。
あはは。せっかちな日本人的感覚で、オーダーしてはいけなかったな。
無駄なく、最小のロス時間で観光したいと、言っておけば良かった。
けど、実際カウンターで、そこまで気を回して、英単語を連ねて文章のように仕立て上げて、さらに意志を伝えるに至ったかは不明だが。。。たぶん無理だっただろうけど。
ちなみにここまで有名観光地化していると、ウィーンと同じように、日本語のオーディオガイドも選択できます。
だから十分楽しめます。
ただ、世界史とか、欧州史をもっとちゃんと勉強しておくべきだった。
というのも、年号と、時代感覚が一致しないので、その、たまに分からなくなる。ぁぁ情けない限り。。。
結構時代ごとに、その統治者の趣味もあるのだろうけど、大きく内装が変えられていたり、中国ものが重宝されたりと。
そこまでの交易があったことを良く知らないので、自分の学生時代における、不真面目さをこんなところで嘆くことに。。。
お城はと言えば、快晴でなかったことが悔やまれるぐらいで、たまに霧のかかる古城も良いものです。
と、40分かけて山の上のお城まで、普通は歩くのだろうけど、記念にと思って、馬車に乗ってみました。お城の外観はさらに山を20分くらい登って、お城の真横からの姿が見られます。
途中で、しっかりと“おなら”をかがされたのには閉口しましたが、歩く速度の倍速で上がれて楽ちん。
今日のドライブコースはまだまだありますので、、、体力は温存せねば。
二つのお城と途中の軽い昼食を済ませて、ドライブできる体制に戻ったときには、計画していた時間を大きく2時間もオーバー。
さて、巻き返したい。
と思うのだけど、ロマンチック街道なんて名前が付いている道路なら走ってみたい。
いやいや、そんながらでは無いのだけど、アウトバーンで迂回するか、最短経路でオーストリアやスイス国境の山間のドライブコースを走ってみたいという気持ちで揺れていたのだけど、アウトバーンは昨日までにさんざん走ったし、まだ明日以降もぶっ飛ばす機会が残されているのだから、。
ということで、一般道に。
でも、実は、順調に走っていたら、トンネルへ入る直前に、通行止め。。
がーん。
予定していた道路が走れない。
あわてて、トンネルと平行する脇道に入ったものの。平行していると思い込んだ道の方が正解で。。。。
落ち着いて、iPadの地図を見ているつもりでも、曇り空で、方位がよく分からず、、、気を取り直して、少し走ってみて元の道路と平行している道に出ようと走るのだけど、地図上の自分が違う方向に。
あれ?あれ?うーん。
実は、この時点では、iPadの電子コンパス機能をすっかり忘れていて、方向を確認出来るのに、そのツールを呼び出せなかった。
挙げ句に、Googleマップの画面上のアイコンをもう一度タップするだけでも、その機能を拡充した、地図の上方向がどっちなのかを示す機能があったのに、そのやり方も分かっておらず、、、。
結局、未舗装の細い牧場内の道を通って、次に目的地に近づける道路を目指すことに。
で、牧場の道なので、当然のように、某農家のおうちにつながっており、農家の飼い犬が飛び出してきて、吠える吠える!!!
犬に追われる羊のように、逃げながら、舗装路へ。
ほー。安心。
このときは、Googleマップの航空写真に救われました。
地図には道路として出てないからね。。
それからは、田舎道を、くねくねと、集落から集落へと移動し、オーストリア国境をかすめて、ライン川源流のボーデン湖へ。
いやーどうなることかと思った。
時間を見てみると、思ったより時間を食っていなかったものの、出発が遅すぎた感は否めません。
今晩はコンスタンツというスイス国境の町で寝ようと考えていたので、湖の対岸のそこまで行かなくては。
対岸に渡るところの街はメールスブルグと言って、飛行船のツェッペリン号のふるさとらしく、飛行船のミュージアムやワイン関連のお店も豊富かのような、ガイドブックの記述もむなしく、ほぼ素通り。
だって、時間がないんだもん!
真っ暗になってからホテルは探したくないし、湖を車ごと渡るのに、何をすればいいかすら知らない。。
ちょっと無計画にも程がある????雨も降り出して、ちょっと不安に。
結果的に、言えば、波止場に車で乗り付けると、すでにその岸壁に着いている船に、手招きされて、するっと車ごと乗船。
で、窓を開けると、片道?往復どっち?って聞かれるだけ。
しまった、明日はどっちから行くつもりだったけか。
下手に焦った後で、余裕が無く。
うーん、明日も乗るかも。だから、往復で。
って、よく動き出した船内で地図見たら、明日の移動経路上では戻ってこない方が早そう。。。。失敗。
けど、こんなスムーズに乗船できて、対岸に渡るのにも30分かからず、あっさりと渡れたので、時間に余裕が。写真は出航直後のはしけから、メールスブルグを望む。
よかったぁー、これなら、コンスタンツの近くにある世界遺産に寄れる。
と言うことで、島ごと遺産となっている、レイヒナウへ。
雨上がりの夕方に素敵な景色を眺めつつも、コンスタンツの町中の渋滞を罵り、この日最後の観光を。
さぁ、今夜の宿は?
目星を付けていたところに行くと、一件目断られる。
二件目、町外れなのにあいておらず断られる。
いよいよ三件目。住所から、地図上のどこなのか見つけられない。
参った。やばい!
そうだ。訪独経験のある同僚に言われてたっけ。えっと、なんだっけ。
!「宿に困ったら、駅前のインフォメーションに行け。」!!!
これだ!もうこれしかない。
と、旧市街中心部の駅前に行くと、、あれ?候補のホテルの外観発見!!!
そう、困ったときに目印になるホテルを選んでたんだ。
このホテルの一階にはマクドナルドがあるんだった。
ほー。とりあえず、路駐して確認しにカウンターに行くと、「あいているよ」おー助かった!
やれやれ、今日は、やけに焦る機会があったなぁ。
うーん。
やっぱり事前調査が足りなかった。
これを反省しながら、ネット検索でこの町のランキング一位のイタリアンに行ってきました。
ここで、スルーしたメールスブルグのワインを。
いやぁ、美味しかった。
さて、明日はまた都会に戻るぞ!