みどりペコちゃんのブログ一覧

　人間が勝ち取った健康知識って「うがい、手洗い、入浴」じゃないかな。
病気になって、その簡単なことの大切さみたいなものを感じる。
みんな水に関係があるのね。
だから昔から水を大切にしてきたんだね。
「掃除、洗濯、炊事」も水だね。
　毎回大学病院の採血のとき、採尿もあるよね。月に一回。あの時でも、手を洗わない族(やから)が多くて、げんなりするのさ、何時も。
女子トイレなら違うだろうけど･･･
　病院でも手を洗わないのって理解に苦しむけど、そんな当たり前のことを身につけるってやはり教育なんだと思うね。
挨拶と手洗いが出来れば合格だねと商工会議所のトップだった田君が頷く。
挨拶もうがいも、身を守る事だけど他人をいたわるという事でもある。
エチケットだね。
そうルールでもマナーでもなくて「エチケット」
　ゴルフ場でスイング機器で練習の素振りをするのはルール違反、打球するとき何回も素振りするマナー知らず、周りの安全を確かめて打つのがエチケット。
　生きていく上で大袈裟にでも簡単に必要なことといったら、あとは運転免許をとれる程度の知識だね。
運転免許証を持ってて手洗いができてれば合格さ。市役所で福祉課長も務めたターちゃんが言った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　了

　稲荷と八幡神社って多いだろ。秦氏が関係しているらしいね。
京都の太秦の秦氏かい。
そうそう、秦の始皇帝の末裔とも言われてるね。
嵐山の潅漑(かんがい)事業も手掛けた帰化人の一族だよね
　ところで、花街って神社の側にあるよね。
お巫女さんに関係あるらしいね。ああ神に奉仕したお裾分けということ。
　田舎の神社の近くに我が家は在るが、往還(おおかん)とよばれる県道から入ったところで、水道管を引くのも大変だった。小川の下を潜らなければならないこともあった。
赤茶けた井戸水はそのままでは飲料できず、樽に砂利や砂を入れて、蛇口に布の袋を縛り結んで、濾(こ)していた。鉄分が多く手ぬぐいも直ぐに変色した。足尾の鉱毒のせいかも知れない。だから水道は待ち遠しく貴重な我が家の財産だった。
　東京から戻って親と同居し、母が死に父が施設待ちで老人病院を転々としていた時、水道が止まった。
水道工事をしているらしく、女房が確認しに出向いた。
女房の口の利きが悪かったと、今なら思えるが、当時は家のことも妻のことも何も知らないに同然の私だった。
「水道工事だ、見ればわかるだろ」と言われたとしょげて帰ってきた女房と入れ違いにすっ飛んで行って、現場監督らしい男の首根っこを取っ捕まえて「返さねえからな」と、家に押し込んで凄んでみせた。
土木会社の社長が菓子折りを持って謝りにきた。
　水は命の元、最後の砦

　　　　　　　　　　　　　　　　　次回に続く

　田舎に引っ込んで病気にもなりそのせいもあり、見舞い客同士が仲良くなって、退院後は月に一度「宮ステーキ」というファミリーレストランのような店に、私を呼んで宮ランチ会を開いてくれる。
この店になったのは、「年取ったら肉」「孝行息子が年老いたお袋さんを連れて食事してる風景がたまらないね」などとたわいのない話しをしたからだったのか、みんな年老いたのできっかけも忘れ、いつも同じような話、実際話の内容は同じになり、落とし穴に嵌(は)まるように堂々巡りになり四時間過ぎた当たりでお開きになる。
　中学と高校の同級生がそれなりに打ち解けて、土産物を届けたり、庭の竹の子掘りに勤(いそ)しんだり、花見、蕎麦打ち、ピザパーティーと楽しんでいて、私は行けないが毎月遠足と称して小旅行も遂行されている。海外旅行も共通の趣味、私は行ったことがないが･･･
「アルプスに登ってきたんだ、フランス側から」と元オリンピックの陸上の候補生だった青君が言う。「何だっけ、あのギザギザした線路･･･」「ファースト･･･スイッチバック」「アプト式じゃなかった」
友達とは、「知識」の事だと寺の広報誌にあった、納得。
「最後はエレベーターで頂上に登るんだけど、高山病になっちゃって」　
「ガイドが水を呑めば、酸素が含まれてるんで助かるって」
「鰓(えら)呼吸する魚じゃあるまいし」
高校の校長をしていた栗君も大笑い。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く