鳥山明先生の訃報を聞いて。

鳥山明さんの訃報を聞いて、一日気分がダウンしてました。

気がついたら家で飾っていたものの埃と白サビだらけだったメタルスライムのフィギュアをブルーマジックで磨いてました。
なんかピカピカじゃなきゃ先生に失礼な気がしてました。

思えば漫画好きにさせてくれたのは紛れもなく鳥山明先生からでした。

小1の時に親父がアラレちゃんのコミックス第1巻を買ってきて「面白いぞ！」と渡してくれたのが最初。

そこから三つ下の妹と全巻ボロボロになるまで読んでました。

ドラゴンボールがジャンプで連載開始してからは、毎週発売日の前日の19:00に売り出すお店があって（今考えると違法なんだが）そこに並ぶ小学生の一人になっていました。

買って帰宅したら巻末の目次からドラゴンボールを探し、先ず先に探して読んでた。そこから全漫画を読み尽くす。
その頃の同年代の友達は皆がジャンプを毎週楽しみにしていて、翌日はクラスでその話題で盛り上がるのが当たり前でした。

ドラクエは発売日に名古屋駅の松坂屋まで連れ数人と並び、帰宅したら脇目も振らずに遊んでました。

元ヤン→海上自衛隊の親父は息子が家でジッとゲームしてるのが気に入らないから、ドラクエに夢中になってる俺の前でファミコンを当時住んでた三階から外に放りだされて壊されかけたりしたなぁ。（奇跡的に何も壊れなかったw）

同じ愛知県に住んでいるってだけでも何か誇らしかったし、
県民の自慢だと勝手に思っていましたw

長女の名前を付けるにあたり、アラレ…は駄目だな、なら秋の産まれだし漢字一文字の美しさもある。丁度良い！と、アラレちゃんの大親友の木緑さんの名前を拝借しました（本当）

大人になって、ボロボロになって捨てたアラレちゃんのコミックスが忘れられず、DX版で買い集めたらその木緑・娘が夢中になって読んでケラケラ笑ってました。

ドラゴンボールもジャンプで掲載されたカラーの有る完全版を改めて全部そろえ直しました。今でもあのストーリーはどうだったかな？と確認したくなったら直ぐに読めないと気が済まないです。

どちらかというと柔らかな曲線で描かれたアラレちゃんの絵が好みだったけど、ストーリーは間違いなくドラゴンボール。
悟空が大人になっていく過程も素晴らしかったし、躍動感あるバトルシーンでほぼその週が終わっても満足でした。

ドラクエも鳥山明さんの絵だから続けて遊んでいたのだと思います。

あれから40年も経ったのか、なんか最近歳を重ねるのが怖くなってきたよ。

漫画家だけでは括れない人。
僕はあらゆるジャンルで貴方の虜になりました。
鳥山明先生、悲しいです。そして子供の頃の僕の心の糧になってくれて本当にありがとうございました。

先生は僕の中の最高のヒーローです。