
若干変態度高めになりますので閲覧にはご注意?ご留意?下さい☆
まずこちらの画像は帯電列表です。
車の除電として基本的な考えは、走行中の車は「プラス」に帯電しやすく、エンジ停止後も帯電は続き、静電気が各部へ滞留する。
静電気はプラスでもマイナスでも電位差によって電荷が偏った際に発生しますが、車の場合はプラスに偏る、という事なのでしょうかね。
タイヤが路面から離れる時、ショックアブソーバーの摺動、エンジンのピストン運動、オイルの流れ、空気摩擦、様々な要素が静電気を発生させ、車の帯電を増加させていますが、それらへ皆さんお使いのアルミテープを使用するとプラス帯電を除電(中和)し静電気のモヤモヤを緩和できる訳です。
そもそも除電すると何がいいの?って話しとしては、素材そのものへの影響やノイズというものが挙げられます、、、が!!
今回はガラスに関しての除電考察なので、空力や整流といった観点からの考察とさせていただきます☆
上記の通り車は帯電する物体です。特にその中でもガラスはプラスに帯電しやすく、空気中のプラス電荷と斥力(プラス同士の反発)が発生し、車体近くを流れる空気が剥がれやすくなってしまいます。
空気が剥がれると乱流となり抵抗が増して走行安定性が失われます。
いわゆる境界層剥離が車体中央とか、前の方で起きてしまうのです。
境界層剥離はできる限り車体後方まで起きないほうが空気がスムーズに流れていきます。
前から入った空気が後ろへ綺麗に抜けていけば気持ちいいですよね?
そんな感じです(笑)
その気持ちよく空気を抜く方法の一つが除電であり、ガラスへの施工と繋がっていきます。
ヴォクシーを正面から見ると、前面投影面積のうち3分の1くらいはフロントガラスですね。
つーか前から見たらほぼバンパーとガラスですから、フロント周りの除電は重要であると思います。
ガラスも樹脂も、帯電しやすい素材です。
ということでまずはフロントガラスの除電施工について。
この赤枠で囲った部分にガラス内側からギザギザ細切りカットしたアルミテープブラックを貼りました。
正面から空気が当たる部分なので、外からの施工もアリだとは思いますが、見た目やテープの耐久性耐候性、テープの厚みによる抵抗はトヨタの特許でも言及されています。
言うてテープの厚みなんて大したことないですが、無いに越したことはないので中から貼りました。
それだけでも効果は見込めるはずですが、外気と触れる部分に一部を露出させる事でギザギザにカットしたアルミテープの「コロナ放電」を誘発することが出来ます。
画像が微妙ですが、Aピラーから放電アンテナを僅かに露出させています。

フィックスウィンドウ(三角窓)にも1周貼り付け
フロントガラスの放電アンテナへと接続しました。
フロントドアガラスには直接貼るのがNGとなりますので、長さ5㌢程にギザギザさせたアルミテープブラックをウェザーストリップに挟み込み、ガラスとテープが接触するように貼ります。

スライドドア側はガラスが下まで下がらないので大きめに切ったテープを貼るのが難しかったため導電性アルミテープを小さめにカットし無理くり貼りました。
面積が取れなかったぶん表も裏も導電するテープにしてみました。
前提条件は「ガラスと接触」です。
バックガラスはぐるりと1周内側へと貼り付け。
ボディとバックドアの隙間へ放電アンテナを設置。
クォーターガラスへはどう貼るべきか最適解が見つけられていないので未施工ですが、だいたいのガラスへ除電施工が出来ました。
理屈で言えばこれでガラスの帯電が減少し、空気がガラスのより近くを通るようになり後方までに剥離する空気も減り、ドラッグ低減による直進安定性の向上や風切り音低減、燃費向上などのメリットが挙げられます。
静電気によるホコリの付着も減らせるはずなので、汚れ予防にも役に立つ。
体感として、始動~低速ではなんら違いは感じられませんでした。
除電は時間経過とともに変化していくので経過観察。
中速~は、うーんまぁなんとなく真っ直ぐ走る感が良くなった「気がする」、、、(笑)
しかし、体感できなくとも目に見える効果はありました。
フロントガラスの汚れがいつもより明らかに少なくなり、高速に乗って70㌔辺りからガラスコートサボっているけど雨の飛び方が変わりました。
よく飛ぶ、というよりは粒が小さくても移動していく感じです。
ワイパーの払拭範囲の境目が分かりづらくなります。
考察するに今までガラスのプラス帯電と空気のプラス帯電が斥力によって反発し剥離しやすくなっていた環境が改善され、ガラス面キワキワの流速が上がった事で小さな粒に対しても風がしっかりと当たるようになったのではないかと思います。
フロントガラスが整流されればルーフから後方へ抜けていく空気も境界層剥離を起こしづらくなり空力は良くなるはずです。
体感はあんましでしたけど(笑)
アルミテープの効果であると確信できるのは、ガラスコートと違いブレーキングの時に粒が下へザーっと落ちていくことはないところです。
速度が下がればガラス面の流速も落ちます。
空気が強く当たる状態で効果が出ているという事ですね☆
ワイパーのハケも良くなりました。今まで必ず付いていたスジがなくなり綺麗に拭いてくれるようになりました。
除電によりゴム質が軟化した影響だと思います。
除電するとゴムは柔らかくなり、オイルも柔らかくなります。(特許の情報ソース)
まぁこれは早め早めに新品に取り替えてれば別になんの問題もないですが
( ´∀`)ハハハ
サイドガラスは汚れ方に関してもプラシーボかな。
面積が大きいのと風の通り道なので除電することには意味があると思われますが。
そしてバックガラスはこちらも体感できるような何かは無いんですけど、空気がガラスに近づくことで量が増えて、ドラッグはむしろ増加しちゃってるんじゃない?!と疑問に思っています。
悪くなった感じもしないし検証するのも難しいのでモヤモヤしながら様子見です。(;・∀・)
という訳で、ちょっと中途半端ですがガラスの除電をまとめてみました☆
オススメとしてはフロントのみ施工すること。
実用的に汚れが少なくなったり、雨飛びが良くなったり、ワイパーも多分長持ちします。
パワー感が上がる、直進安定性が良くなる、音質改善など魅力的な施工が沢山ありますが、汚れなくなるっていうのも素敵じゃないかなーと(*´ω`*)
数日掛けて書いてますんで支離滅裂な所もありますが、読んでいただけたなら、是非ガラス除電お試しあれ~☆
長くなっちまったから他の除電考察はまた書こう(´>∀<`)ゝ
あー楽しい☆