2024年あけおめです。
新年早々、いろいろありすぎる日本ですが、読まれている皆様はご無事でしょうか。
被災された方、お見舞い申し上げます。
昨年下書きにしたままのがありましたので、年初早々、話が前後しますが残しておきます。
さて。
ヒッチメンバーの取り付けは終わりました。
で、そこから書類の話をしてませんでしたね。
このままトレーラーを牽引して走り回れるわけではありません。
しっかりと法規的な手続きが必要です。
選択肢は2つ。
・牽引するトレーラーの車検証にリーフの情報、もしくはその逆を登録する。
・リーフの車検証に牽引車として牽ける車両の条件を登録する。
前者は昔からある方法で「型式追加」と言われています。
通常は自分の所有する決まったトレーラーを牽くだけでしょうから、これの手続きをすればOKです。
ただ、これだと誰かに牽いてもらうことは出来ませんし、誰かのトレーラーを牽くことも出来ません。
(追記:例外ルールがあって一時的な牽引が出来るケースもあります。)
後者は後年追加された方法で普通車では「950登録」、軽自動車では「302登録」と言われています。
950登録をした車両は他人様のトレーラーも牽けますし、この登録をした他人様の牽引車両でトレーラーを牽いてもらえます。
だったらみんな後者で登録すりゃ良いじゃないかという話になるわけですが、難点もあります。
950登録はトレーラーの総重量の範囲が設定されて、それを満たしていればOKなのですが、トレーラーに慣性ブレーキ(減速時にブレーキが効く機構が付いている)と1,990kg、付いていないと750kgまでです。
つまり、2トン以上は牽けませんが、キャンピングカーだと越えるのゴロゴロありますので、そういうのは前者の登録が必要です。
今回のような軽トレーラーなら「950登録」で充分範囲に収まります。
この時点でトレーラーは買っていないわけですが、いざ買っても前者の場合、諸々手続きが終わらないと引っ張って来れません。
後者の場合、名変前に牽いて帰れます。
(厳密に言うと猶予があったりいろいろありますが、ややこしくなるのでそういうものとして考えておきましょう。)
ということで、950登録をします。
手続きは最寄りの陸運支局に行けばOK。
必要書類の内、事前に用意しなければいけない物があります。
牽引車両の諸元表。
「おうおう、それなら車のカタログに載ってるぜ!」
と思うじゃないですか。
それには載っていない、制動停止距離や最高出力などの数値が必要で、これは自動車メーカーからの取り寄せになります。
お客さま相談室宛てに「牽引車にするから諸元表送ってくれ!」と自分のお乗りの車両の車両番号(ZE1-*******ってやつ)を添えてメールを送れば、数日で送ってもらえます。
その数字を元に、けん引可能車両総重量計算書を予め用意出来ると良いです。
これは陸運支局で計算結果を書類に書けば良いのですが、現地だと計算面倒だし計算書の見本や書き方はネットにいくつもありますのでググって参考にしてください。
やらないで陸運支局に行くと、家でやっておけば良かったと後悔すると思います。
そういうのお金で解決したいなと思ったら代行屋さんでも書いてくれると思います。(今回やってないので未確認。)
あとは現地で「牽引車にしたい、諸元表元に計算書は持ってきた。どうしたらよいか?」と聞けば必要な書類出してくれます。
あとはもうあっち行け、こっち行けと指示されると思うので、指示通りに動けばOKです。
普通と違うのは、検査ラインのお隣まで行って、計算書の確認(あちらで再計算します)をする事ですね。普段入ったことが無いエリアでドキドキしました。
ZE1リーフの場合。
サイドブレーキの制動力解釈でどう計算するか迷いまして、値を低い方で計算して出したのですが、再計算の結果上限の数値で牽引可能となりました。
ということで、無事車検証に・・・あ、実はこれやったの、例の車検証小型化の初日でして。
旧書式と違ってこんな表記になりました。
そうなんです。
以前であれば、この車検証の下欄に950登録云々と書かれていたのです。
小型化されて、細かいことが記されなくなりました。
なので、詳細を書いた紙を別紙で出してくれます。
なんでしょう、モヤモヤしますね。(笑)
で、ここ重要なことなのですが。
書類上牽けるからといって、リーフでクソ重いトレーラーを牽くのはやめておきましょう。
たしかに制動力とか、馬力は足りると思うんです。
が、モノコックのボディにそこまでの余裕は無いと思います。
最近の乗用車って、他車両をグイグイ牽引するような想定をしていないです。
輸送時の固定で使うためのフック、これはどうしてもって時に使う事もありますが、トレーラーを牽くってのはその常用なのです。
調子に乗ると結構歪むと思いますよ。
これで天下御免の牽引車両です。
ナンバー付車両は堂々と買って帰れることになりました。
ということで、昨年の日記に続くわけです。
Posted at 2024/01/02 21:43:22 | |
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