インプレッサの登録抹消の書類が郵送されてきたので、自賠責保険の解約手続きに行った。証書を見ると興亜損保。電話して最寄りの事務所を聞くと… 「中洲」だ。
google map で場所をチェック。バスに乗ってお出かけ。
中洲で降りて川沿いを歩くがそれらしき建物がない…。風が強くて寒い、このままでは凍え死ぬ。←
そこら辺を歩く人に訊いてもいいのだが、せっかくケータイというものがある。再度 google map でチェック。画面が小さくてよくわからん。川沿いじゃなくて陸側に入ったところかな? と歩いていくと飲み屋ばかり。ビジネスな雰囲気じゃないな。
あ、でも google map に目標物として出てた○○ホテルがある。じゃあこの近くじゃん。んー、でもこのあたりはキャバクラやホストクラブばっかりだな。わからん。電話しょ。
電話で興亜損保の元気なお姉さんが正しい位置を教えてくれた。なんだ大通りを挟んで向こう側じゃないか。超いい場所。白いビルに白っぽい看板。もうちょっと目立つようにしてくれんかな。
入ると守衛さんがいて名前と行き先と入館時刻を書かされ、ゲスト識別カードを着けさせられる。なんかさぁ、厳重すぎない?
館内案内版とか全然無い。行き先は5階と電話で知っていたのでエレベーターで5階へ。さて。ふつーの会社のオフィスが並んでいる。どこに行けばいいの? 「自動車課」というオフィスがあったのでドアを開け入っていく。
「頼もーう」
眼鏡のお姉さんがすぐ出てきた。若干可愛い。用件を伝える。
簡単な接客用の小さなプラスチック製のテーブルにつく。テーブルの端には荷物が積まれている。まわりには組み立て前の段ボール箱の束。
手続きは問題なし。書類を渡して、簡単な書類を書いて、印鑑を押しておわり。返戻金が現金だったら中洲でちょっと遊んで帰れるのに…、などと思いながら口座番号を書く(泣)
パーテイションの向こうが騒がしい。デスクの上には何もない。
「引っ越しですか?」
「いや、ちょっと模様替えを」
「LANの接続がうまくいってないみたいですね」
「そうなんです」
「でもフリーアクセスフロアだからいいですよねぇ」
こんな無駄話をして若い眼鏡お姉さんと少しでも長く話そうとしてしまうwww
さて、時間もあるので中洲探訪でもするか…。
福岡生まれ福岡育ちの俺だが、実際に福岡にいたのは成人する前まで。オトナの街(笑)中洲のことはよく知らない。
中洲どころか天神も西新も香椎も博多駅も警固も大名も大牟田線沿線もすっかり変わってしまって不案内になっている。
先ず、キャバクラ等の看板鑑賞。印刷修正技術の向上でお人形さんのようなキャバ嬢が並んでる。これって本当にここで働いてる人? 顔を出してる点が驚き。ホストクラブもやたら多い。働く女性の収入が男性を上回った(?)影響かな? あまりイケメンはいない。チャラ男くんばっか。白人女性だけの店もある。NOVAに行くより勉強になるかも? ショーをやってる店もある。各店趣向を凝らしてる感じ。
小路に入る。自販機でコーラを買っていると、ビミョーに立ってる60代くらいの男、冴えない格好をしている。
「寄っていきませんか?」
「何屋さん?」
「ピンサロです」
ピンサロってなんでいつもこんなに後ろめたいところにあるんだろ?
キャナル・シティが見えてきた。そうだ、川端商店街に行こう。最近知ったが、友人の実家がここで靴屋をやっているらしい。でも友人は実家で靴を買わない。センスが合わないから、と言うので足元を見るとあまり見ないタイプのスニーカー。なるほど、この歳になってスポーツ・ブランドのスニーカーでもないな。じゃあ家ではどんな靴を売っているんだろう?
川端商店街はグローバリズムに反抗する商店街だ。ここでしか買えない、わけの解らないものが沢山ある。一番笑ったのはホークス応援用の野球帽。「毎年やらないかんやろうもん」と書いてあった。福岡の人しか解らんやろうもんw
和服の男女4人組がそれらの帽子を見ていた。ひとりが博多んもんらしく、博多弁で書かれた色んなフレーズを解説していた。
色白の美しい女性に小さい紙を渡された。
「ミスター・ドーナツのドリンク半額券です。2枚ありますし6月まで有効ですから…」
「じゃあ、ちょうど2枚あるから今から一緒に行こうか?」
日本語が通じなかったようである。
さて問題の靴屋だけど、どこかな? なかなか見つからない… あった!
コーラの残りを飲み干し缶を握りつぶしてポケットに突っ込んだ。店にはいる。
ああああああぁあああぁぁぁ…、だめだこりゃ~!
ビジネス・シューズが並ぶが、安いビジネスにしか使えなさそう。これを履いて走り回ったり、喫茶店でマンガ読んでサボってる50代のサラリーマンの姿が目に浮かんだ。
カジュアルは? 金具の付いた白いスリッポンが目に付いた。いわゆるブラバス・シューズに似ている。
「これ、むかしトッポい兄さんが履いてたやつですよね?」
「ああ、でも今はヤクザも普通のスニーカー履いてますからねぇ」
「BIG BENて書いてある。asahiですね? もともとブラバスってどこでしたっけ?」
(マニアな会話に突入!)
「日本製靴やったかしら?」
「え? そんないいところが作ってたんですか?」
「月星やったかも知れん」
「これ買おうかな?」
「サイズが大きいのしかないんですよ」
驚くべきことに店主はジーンズの裾で隠れた僕の靴のサイズを正確に見抜いていた!
小さい店なのでまったく流行っていない婦人物も一応チェック。
流行ってないものをカッコよく身につけるのも渋くてカッコいいのかな、と思ったりした。
さて、ここまできたらあそこに挨拶しなければならない。
飢人地蔵
http://www.hakata.or.jp/uenin.htm
http://www.citydo.com/prf/fukuoka/area_fukuoka/kenbun/discover/fukuoka002.html
http://www.city.chikushino.fukuoka.jp/furusato/sanpo82.htm
ここに参るのは福岡でもの食う人々の義務だ。お賽銭上げてしっかりお参り。
さて、なおもてくてく歩いていくと、そこは日本有数の歓楽街、日本有数のスイート・スポットがwww
この辺もずいぶん変わったのでレポートは後日。
Posted at 2011/03/10 00:05:01 | |
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