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2019年12月03日

8月3日の塩分補給② 十勝港遠征 海自掃海母艦MST463「うらが」一般公開へ

8月3日の塩分補給② 十勝港遠征 海自掃海母艦MST463「うらが」一般公開へ 皆さん、こんにちは。8月3日「十勝港まつり花火大会」会場で
行われた艦艇広報イベントの続きです。海上保安庁巡視船
PM-53「とかち」の船内見学を終え、本日メインの海上自衛隊
掃海隊群第一掃海隊(横須賀)掃海母艦MST463「うらが」を
見に行きました。本艦は造船マン時代に、当時の日立造船舞
鶴工場へ社内応援に行き、建造時艤装工事に携わった懐か
しい艦で、20年位前に一度小樽港へ寄港した事がありました
が、公開は無く、前から就役後の本艦を一度見てみたいと思
っていて、ようやく念願が叶いました。


↑PC・スマホ・タブレットでの閲覧では、四角の箇所をクリックすると、BGMが流れますのでVOLには、充分注意して下さい。再度クリックすると再生が停止します。

本艦の公開は8月2日、3日と行われました。





掃海母艦MST463「うらが」 うらが型掃海母艦の1番艦。
艦名は浦賀水道に由来します。※MST Minesweeper Tender
掃海隊群第1掃海隊 横須賀
基準排水量:5,650t 満載排水量:6,850t
全長:141.0m 最大幅:22.0m 深さ:14.0m 吃水:5.4m
主機関:三井造船12V42M-Aディーゼル×2基 出力:19,500PS
推進器:スクリュープロペラ×2軸 速力:最大速 22Kt
船型:平甲板型 乗員:170名 母港:横須賀・船越桟橋
兵装:12.7mm重機関銃M2
   機雷敷設装置3型 Mk105航空磁気掃海具 Mk104航空音響掃海具
建造所:日立造船㈱舞鶴工場 就役:1997年3月19日
本艦は、掃海母艦「はやせ」(44MST、2002年12月除籍)と機雷敷設艦「そうや」(44MMC、1996年11月除籍)の代替艦として、両艦の機能を兼ねそなえた艦として、日立造船㈱舞鶴工場で建造されました。艦種は掃海母艦ですが、掃海隊群の司令機能を担う、旗艦及び母艦機能に加えて機雷敷設能力も備えています。掃海艇への補給、掃海艇乗組員の休養、機雷の施設などが主任務で、掃海ヘリコプターによる航空掃海に対する支援任務も重視され MH-53E級ヘリコプターが発着出来る飛行甲板を有し、航空用磁気掃海具 Mk105の搭載能力も有しています。また大規模災害への対応能力も考慮されています。


本艦は、船体は基本的に商船構造で前部に居住区、補給物資用倉庫、後部に機雷庫と、航空掃海具格納庫に広いスペース確保されています。広い補給物品搭載スペースや医療能力を含めた母艦機能をいかして、海外への災害派遣(救援物資の輸送)にも活用されています。


商船規則で建造された為、アンカーは護衛艦等でよく見るホールス型では無く、商船用AC14型ストックレスアンカーです。


早速乗艦します。長いタラップを登ります。

一甲板へ。(造り手側はカンパンとは言わず、コウハンと言います。)本艦へ乗艦するのは、建造時以来23年ぶりです。



大型の艦橋構造。ステルス性を強く意識した設計になっており、側壁には傾斜が付けられています。同時期に建造された「むらさめ」型護衛艦のシルエットに似ていますが、それを前後に引き延ばした様な感じですね。

前部甲板へ。デッキ上には艦名のマットが敷かれていました。この場所は、76mm単装砲の後日装備の場所で、2番艦の「ぶんご」のみに装備されていて本艦には装備されていません。就役後22年経過するも、必要性は無いとの事、今後装備する予定はないようですね。

後日装備用に、艦橋天蓋には射撃管制装置の方位盤まで装備されています。


ウインドラス、揚錨機です。


揚錨機主幹制御器。揚錨機のコントローラーです。首から下げて、筐体端部のローターリースイッチで、揚錨機の巻き上げ速さをコントロールします。1ノッチから3ノッチまであります。

一甲板後部へ向かいます。



艦橋構造後部には、水中処分員(EOD)の潜水病治療用、再圧タンク室を有しています。一度に4名収容できます。最大水深80m相当の気圧まで加圧することができます。通常は水深18m相当の気圧まで加圧し、ゆっくり減圧することで、血液中や筋肉、関節等で気泡化した、窒素を体外へ排出させます。潜水病の治療には、症状や重症具合によって、最短で2時間30分、最長で3日間を要する場合があるそうです。最近の掃海艦艇では、個艦で再圧タンクを装備していますが、本艦建造時のころは、再圧タンクを有した掃海艦艇は皆無でした。


煙突はステルス性を考慮した平面で構成されていますが、四隅をの角を切り落とした形状です。同時期に建造された、おおすみ型輸送艦も同様です。

訓練用沈底機雷 機雷戦訓練時は、掃海艦艇で、決められた時間内で捜索発見できなかった場合、自動的に浮上する構造らしいです。造船マン時代聞きました。この大きさの機雷1発で5000tを超える本艦でも充分すぎるほどにダメージを負うとのこと。特に商船は装甲を有していないので、巨大なVLCCタンカーでも致命傷を負う可能性があります。

係維機雷(展示用) 係維機雷は海底の係維器に係維索(ワイヤー)を持って水面下の任意の深度で機雷缶を係留する機雷です。中には、音響で反応し、ワイヤーを切り離し浮上し、浮遊機雷となるものもあるようです。本艦は30種以上の機雷を敷設することが出来ます。

真水、燃料供給ホース



掃海艦艇用予備磁気掃海ケーブル
本艦1隻で掃海艦3隻、掃海艇12隻に対する母艦機能(予備掃海具、燃料、真水、糧食)を有し、医療及び水中処分班関連施設も備えています。



後部は格納庫になっています。護衛艦のように、ヘリコプター格納庫ではなく、掃海具格納庫と称し、航空用磁気掃海具 Mk105の整備等を行う区画となっています。

航空用磁気掃海具 Mk105
本具は掃海ヘリMH-53Eに曳航され翼走する磁気掃海具です。
双胴フロートの中央にガスタービンと発電機がありここで発生させた電流をケーブルを通じて海中に流し磁気機雷を処分します。


格納庫内部では、防火服や、EODの潜水服の展示も行われたいました。

EODが使用する処分艇も展示していました。

格納庫脇には航空掃海具の揚収等に使用される、デッキクレーンが両弦に装備されています。ポストはステルス性を考慮した角柱です。


機雷、物資搭載用昇降機ハッチ。


掃海艦艇だけでなく、掃海ヘリMH-53Eの運用支援能力を保持し後部に広い発着甲板を有しています。

処分艇が置かれている場所が、航空掃海具を掃海ヘリへ搭載する為の、甲板下のウェルドックへ、つながる昇降機です

デッキコンポの補修中だったんですね。補修用具も展示されていました。

艦尾には水温記録器用BT巻き上げ機がありました。

掃海隊群のマットも。



飛行甲板から、再び艦首側へ歩きます。



一甲板の中です。医務室や、士官の居室がありました。掃海部隊の旗艦として行動する為、指揮管制・通信能力など司令部機能が強化されている事もあり01甲板へのラッタルは並設され一歩通行になっています。



二甲板へ降りました。この甲板には、調理室や食堂等の共用区画となっています。
壁には沢山の行動を共とした艦艇レリーフが飾られていました。

ありましたよ、舞鶴工場の建造プレート。自分は本艦進水後の艤装時、3甲板の居住区の電気工事を行っていました。


ヘリコプター移動用牽引機。本艦は発着ばかりでヘリを甲板で動かす運用があまりない為、使用する頻度が少ないとの事

機雷戦時灯火管制されると、通路はこんな感じですよ~の展示(笑)



見学順路で艦内を見て回り、掃海艦艇を横付けした際に舷門とするレセスより艦を降りました。上部艦橋構造は、ステルス対策のため傾斜をつけていますが、本艦は掃海艦艇を接舷する関係上、船体ステルス(舷側傾斜)にはなっていません。


艦尾中央に見える大型の扉は航空用磁気掃海具 Mk105の格納庫扉です。
水密油圧開閉式で下ヒンジ式になっており、内部はウエル・ドックになっておりMk105や、掃海電纜巻上げ機を格納しています。EODが作業する際、処分艇をつけることもできます。


両舷上下2段は機雷個扉です。この扉の内側に機雷敷設装置3型(合計4基装備)が装備されています。機雷庫一区画あたり3軌条、合計12軌条の敷設装置本体と、積み込み、移送装置、管制装置で構成され、完全に自動化されており、30種以上約230個の機雷を敷設することが出来ます。



レーダーマストはステルス性を考慮した塔型マストを自衛艦として初採用しました。あたご型イージス艦の様に傾斜はしておらす垂直です。おおすみ型輸送艦も同じ形状です。

レーダーはパラボリック・トーラス型アンテナのOPS-14対空捜索レーダー

対水上捜索レーダーはパラボリック・シリンダー型アンテナに更新されたOPS-18-3です。

多様な任務をこなす、掃海部隊の中核、掃海母艦「うらが」、今回就役後の姿を初めて見ることができました。艦橋が見れなかったのがちょっと残念でしたね。





今回のBGMは、「ラット」(Ratt)です。
1984年1stアルバム「OUT OF THE CELLAR」より 「Back For More」です。
1stアルバムのB面トップのナンバー。初期の名曲だと思います。「ウォーレン・デ・マルティーニ」のフラッシーかつスリリングなソロが堪能できます。できればフェードアウトでなくもっと聴きたかったなぁ。当時「ウォーレン・デ・マルティーニ」は女の子受けウケが良くて、「ロビン・クロスビー」は男ウケが良かったですよね(笑)
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Posted at 2019/12/03 13:10:24

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この記事へのコメント

2019/12/03 21:24:42
こんばんは
こういう船って、世界レベルで見ると優秀なんですか?
コメントへの返答
2019/12/03 22:28:22
銀鬼7さん こんばんは。
コメントいただきありがとうございます。

海上自衛隊の掃海技術は世界一なんですよ。
詳しくは、下記URLで検索していただくと
わかると思いますよ。

https://stonewashersjournal.com/2015/02/26/bestminesweepers/


これからも、よろしくお願いいたしますね。
2019/12/06 19:19:33
初めましてかつPと申します。

みんカラ初心者です。
ミリタリー大好きで、思わず食いついちゃいました。
イイですね船 (^^ゞ 見るの大好きです。

呉に行っていつも思うのが、
「よ~作るの~?」
って感心します。(^^ゞ

詳しくは無いですが
自分15年くらい前にたまたま呉に寄ったとき
こんごうが停泊してて(呉にはいないはず)
嫁ほったらかしで
一度だけ自衛艦という物に乗船したことありました。
後で嫁にこっぴどく怒られました(^^ゞ
あれっきり遠目で見るだけですが・・

自衛隊、陰ながら応援してます。!(^^)!

コメントへの返答
2019/12/08 07:59:35
かつPさん おはようございます。
コメントいただきありがとうございます。

アレイからすこじまへよく行かれるんですね。
此方からしたら、羨ましい環境にお住まいなんだと想像します。

自衛艦、巡視船、客船等の話題ばかりのブログではございますが、
これからも、機会がありましたら是非覗きに来てくださいね。
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