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2021年10月15日

10月10日の塩分補給 釧路海保巡視船PL-02「えりも」寄港

10月10日の塩分補給 釧路海保巡視船PL-02「えりも」寄港 皆さん、こんにちは。10月10日この日は、秋晴れの爽やかな
朝を迎え、日中の気温も22℃まで上がりましたが、冬の使者、
雪虫も飛び始めた我が街小樽でした。12日に小樽港内で行
われる、管区内潜水士、機動救難士の救助技術の向上を図
る事を目的とした「第一管区海上保安部合同救難訓練」に参
加する為、釧路海上保安部の1,000tくにがみ型巡視船PL-
02「えりも」1,700t(救難強化型巡視船)が、この日の午後小樽
へ寄港しました。今回も入港時の模様を見る為、いつもの
祝津パノラマ展望台から追い駆け、小樽港では海保友の会
メンバーと、お出迎えしてきました。

↑PC・スマホ・タブレットでの閲覧では、四角の箇所をクリックすると、BGMが流れますのでVOLには、充分注意して下さい。再度クリックすると再生が停止します。


いつものように、祝津パノラマ展望台へ出動です。

展望台直下の、小樽水族館の冬期飼育プールには、冬期間の時化による高波によって、アザラシが波にさらわれる危険性がある為、例年この時期に冬期用プールに引っ越しています。7日に今期引っ越したばかりのアザラシたちが、日向ぼっこをしていました。



沖には、前日の夕方釧路港を出港し、小樽港へ向かってきた、釧路海上保安部の1,000tくにがみ型巡視船PL-02「えりも」の船影が見えました。



日和山灯台沖を通過し、小樽港へ向かって航行していきます。この時の速力は約20ノット、波もほとんどなく穏やかで、船体動揺(ピッチング、ローリング)もなく、スムーズな航走でした。


小樽港沖に、巡視船「えりも」が左舷吊錨にしてやってきました。港内で180度反転して接岸するのでは?と期待していましたが、残念ながら入船で接岸の様です。




港口を抜け、巡視船「えりも」小樽港入港です。本船は、昨年の10月の「潜水士合同救助訓練」以来の寄港となります。



入港後速力をデッドスローに落とし、船首を接岸する第二埠頭8番岸壁へ向けてきました。




デッドスローで港町埠頭と、第二埠頭間へ進んできました。



船首尾各所、接岸準備態勢に就いています。船首のバウチョック上には、サンドレッドを持った航海科の乗員がスタンバイしています。


船橋ウイングでは、船長が接岸操船の指揮を執っていました。海自艦以外は基本入出港時の離接岸の操船、もしくは指揮は船長が行います。


サンドレッドが投げられ、ホーサーが降ろされ、陸上の海保職員が、ビットにロープのアイスプライス(さつま)を掛けました。



ホーサーを巻きながら、接岸していきます。


「この位置、留めきり」の船内マイクが入り着岸完了です。



釧路海上保安部巡視船「えりも」PL-02 平成25年度補正計画
1,000tくにがみ型巡視船 18番船(改くにがみ型)
総トン数:1,700t 全長:96.6m 全幅:11.5m 深さ:5.2m
船質:船体・高張力鋼 上構・アルミ合金
主機関:JFE製 SEMTピールスティク12PC2-6V型ディーゼルエンジン×2基
推進器:スクリュープロペラ×2軸 速力:23ノット以上
定員:42名
兵装:30mm多銃身機銃×1基 遠隔放水銃×1門
就役:2017年2月27日 建造所:三菱重工業下関造船所
本船は、2017年1月にマレーシアに供与される為退役した、1,000tおじか(えりも)型の1番船「おじか→えりも」の代替船として、1,000tくにがみ型巡視船の18番船として建造され、2017年2月に就役し、釧路海上保安部に配属されました。

本型「くにがみ型」は、200海里時代到来で28隻建造され中大型汎用巡視船の中核であった「しれとこ」型が老朽化しその更新が緊急の課題となった為1,000t「はてるま」型(第一管区では現「しれとこ」)の運用実績を基にして領海警備能力など汎用性重視の設計に改め 射撃機能や夜間暗視能力を向上させ船橋など重要部の防弾性を強化した汎用巡視船です。現在20隻が全国の海上保安部で、潜水士指定船、救難強化型巡視船とし活躍し、1隻が建造中です。建造数が増えた為、量産効果で船価が縮小し、 今や本型は領海警備の主力高規格巡視船となり本型10隻を中核とした尖閣専従部隊が編成され、今も止まらない中国公船の領海侵入の取締に日夜対応しています。


船体は外洋航行能力を重視した排水量型が採用され、船首形状は球状船首(バルバス・バウ)とし、素早い離接岸が行える様、電動補助推進器(バウ・スラスター)を一基装備しています。前級のおじか(えりも)型同様、救助甲板を低くした反面、凌波性向上の為、船首部はシヤ・ラインが大きく船首乾舷が船尾側乾舷より5mほど高いのが特徴です。排水量型の船型で、プロペラ推進ですが、強力な主機関により、23ノット以上の速力を誇ります。

本船のアンカーも、現在主流のJIS型TYPE B:AC-14型アンカーです。

前甲板上には、遠隔式高圧放水銃と、30mm単装機銃が装備されます。

遠隔式高圧放水銃。放水能力は毎分20tと言われています。船舶火災消火用とともに、停船、暴徒鎮圧に使用されます。日本海大和堆周辺での、外国漁船の領海侵入のニュース等の映像で良く使用されているのを見た方も多いと多いと思います。

Mk44ブッシュマスターII 30mm単装機銃。
それまでの尖閣従事船隊の20mm多銃身(M61バルカン)に代わり13番船のPL-11「りしり」より射撃管制機能(FCS)を備えたこのタイプに変更装備されました。
Mk44「ブッシュマスターⅡ」は外部動力で機関部を作動するチェーンガンで射程
約5.100m、発射速度200発/分と言われています。海保の巡視船が装備する兵装としては 強力な部類に属します。


船橋上の、前述の射撃指揮用に用いられる赤外線捜索監視装置(FCS)

遠隔監視採証装置(レーザーレーダー)
夜間探知距離として小型船舶は5000m以上、大型船舶は7000m以上、人物動静把握は2000m以上の性能があるそうです。

船橋前面監視窓は防弾ガラスとされ、囲壁内には防弾版が内装されています。船橋窓の洗浄水用配管も凍結防止のラッギングとテープヒータが施されています。また、船橋前壁のLED投光器は霧の発生の多い釧路に合わせ、黄色の発光タイプです。


船体は、ハイテン(高張力鋼)上部構造はアルミ合金(6000系)を使用しています。両素材の溶接接合部はクラッド鋼を使用し接合しています。海保船艇では、PMあまみ型巡視船から採用された建造法で現在はお馴染みの建造様式です。50mmほどの帯板部がクラッド鋼です。上部構造の外板内は装甲が施されています。

船橋操舵室後部は、OIC(Operation Information Center)室が配置され、情報通信の統制や大規模救難・警備の指揮を行う通信区画や武器管制区画が設けられています。

上構舷側には、取締船等で装備されている、LED電光標識板が備わっています。
船橋内の操作にて打ち込んだ文字や図形等が表示でき、日本語はもちろん、英語、韓国語、中国語、ロシア語等数ヶ国語に対応しています。



マスト上部には、X,Sバンドレーダースキャナ―、中段には、エアーホーン、ピストンホーン、光軸調整式のキセノン探照灯が装備されています。


船橋後部には、ローリング(横揺れ)を抑える大型の減揺タンクを備えています。このタンクは、船の横揺れを押える為、船内両舷に装備される水タンクで、タンクの中の水は,船の横揺れにつれて左右に移動するが、連通管の弁でその流れをうまく調節する事によっ、水の重さが船の傾きを押える力となって働く構造です。 1910年にドイツのフラームが考案してから、東京大学元良誠三教授と日本鋼管が共同で編出した MN式、日立造船の開発したものなど、各種の改良型が出ています。



警備救難艇を降下揚収する、ミランダ式ボートダビットは、右舷のみに装備しています。左舷側には、高速複合艇(GB)が搭載されています。煙突内には、主機、発電機、給湯ボイラー等の排気管が収められ、両舷のファンケーシングには、機関室吸排気ファンダクトとなっています。壁にはデミスタが取り付けれらています。


本船は救難強化巡視船(潜水士が乗船し、水面下等における海難救助活動への対応
能力を有する事に加え、高度な救助知識及び技術を要する海難への対応能力を有する巡視船)として建造された為、煙突後部には高速複合艇架台が廃止され、救難機材庫が設けられ潜水機材等が収められています。


後部はヘリコプター発着甲板となっています。甲板下にはヘリコプターへの電源供給装置や、航空燃料も搭載しており、ヘリコプターへの補給も可能です。



船尾には、ムアリングウインチや、曳航用のH型ビットが装備されています。またヘリ後端下には、曳航装置室があり、曳航ウインチには400mの曳航索が巻かれています。

船尾は、角型のトランサムですが、水線下の船体形状を工夫した事により、航海中は、前後の吃水(トリム)が同じになる様に、設計されています。このため、全速力で航行した際も、船尾が沈み、船首が浮くことがありません。

1,000tくにがみ型巡視船は、船体後部にはヘリ甲板を有するなど 外観は2,000tひだ型や1,000tはてるま型巡視船とよく似ていますが両クラスで採用された舷側排気は廃止され煙突が装備されています。本型は1,000tしれとこ型の真の後継巡視船と呼ぶに相応しい存在であり高い性能が要求され建造されました。第一管区には、本型は稚内海保「りしり」小樽海保「えさん」釧路海保「えりも」の3隻が所属しています。

恒例のパチリ





今回のBGMは、英国N.W.O.B.H.M.(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)ムーヴメントを語る上で決して避けては通れない重要バンド、ロック界の至宝、「ジョン・サイクス」を輩出した事で知られる「タイガース・オブ・パンタン」 (Tygers Of Pan Tang)です。
1981年2ndアルバム「SPELLBOUND」より「TAKE IT」です。
名盤「スペルバウンド」の中では最も凡庸な曲ではありますが、「ジョン・サイクス」の水のように流れる華麗なギターソロと、「ロブ・ウェイアー」の何処となくなくぎこちないギターソロとのコントラストが面白いです。ノリノリで明るいリフがなかなか良いですね。古き良き時代を感じることが出来る逸品ですよね。
ブログ一覧 | | 日記
Posted at 2021/10/15 22:30:25

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