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2021年12月06日

11月30日の塩分補給 舞鶴海上保安部、巡視船PLH-21「ふそう」寄港

11月30日の塩分補給 舞鶴海上保安部、巡視船PLH-21「ふそう」寄港 皆さん、こんにちは。11月30日この日は、雲り空の穏やかな
朝を迎え、日中は青空も少し見え、日中の気温は10℃迄上
がり、この時期としては暖かく、少し違和感のある天候の我が
街小樽でした。前日、不安定な天候の中、海上保安庁第8管
区舞鶴海上保安部所属のヘリコプター2機搭載型巡視船PL
H-21「ふそう」が、海上保安大学校初任科第一期生29名の
日本一周の航海実習の途中、小樽港へ初寄港しました。本
船の入港時は仕事で見に行けなかった為、翌日30日、巡
視船「ふそう」が接岸する、小樽港第二埠頭8番岸壁へ行っ
て、懐かしい本船を見てきました。

↑PC・スマホ・タブレットでの閲覧では、四角の箇所をクリックすると、BGMが流れますのでVOLには、充分注意して下さい。再度クリックすると再生が停止します。


入港時は、雨が降ったり止んだり、日が射したりと不安定な一日だったようです。
画像は塩分仲間から頂きました。今回本船は、海上保安庁の「幹部」となる職員を養成する為、令和2年度から大学卒業者を対象とした初任科(2年間)を新設し、その第一期学生29名が、将来の海上保安官幹部に必要な船舶運航等の知識、技能を身につけ、リーダーとしての作業指揮を学ぶ、日本一周の航海実習で、海上保安大学校のある、呉を出港し、鹿児島、石垣に寄港した後、荒れた東シナ海を北上し、日本海を航行し、新潟に寄港ののち、29日小樽港へ寄港しました。



午前中、小樽港第二埠頭へ向かいました。11番岸壁には、小樽海保の巡視船「えさん」が、8番岸壁に舞鶴海保の巡視船「ふそう」が接岸していました。本船を見るのは何年ぶりでしょうか。

本船の傍にって見ました。久しぶりですが、一言、やっぱ大きいですね。





ふそう(みずほ)型ヘリコプター2機搭載型巡視船 同型船:2番船PLH-22「やしま」
1番船PLH-21「ふそう」 PLH(Patrol vessel Large with Helicopters)
第八管区舞鶴海上保安部所属
総トン数: 5,259t 常備排水量: 5,317t
全長:130.0m 幅:15.5m 深さ:8.8m 吃水:5.25m
主機:NKK-SEMT 14PC2-5Vディーゼル2基 出力:18,200PS
推進器:CPP4翼スクリュープロペラ2基 バウスラスター1基 
フィンスタビライザー 1組 速力: 23.0kt 航続距離: 8,500浬
船質:鋼 航行区域:遠洋(国際航海) 最大搭載人員: 130名
就役:1986年(昭和61年)3月19日 建造所:三菱重工長崎造船所
兵装: 35mm単装機関砲×1門 20mm多銃身機関砲×1門 
本船は、SAR条約(海上における捜索および救助に関する国際条約:全世界の海洋を、主用海洋国で分担し、救難体制を維持する)に基づく広域哨戒体制の勧告に基づいて我が国は1986年にアメリカとの間で日米SAR協定を締結した。この協定により日本の捜索救助担当海域は日本本土から約1200海里という広大な海域となった。200浬以遠の広大な海域での捜索救難体制(遭難者の捜索・救助)の強化の為に、1982年度から海上保安庁では広域哨戒体制の整備をスタートさせ、その中核として計画され1986年3月に就役した、「みずほ型」ヘリコプター2機搭載型巡視船の第1番船「みずほ」の後身です。今年船齢35年のベテラン船ですが、その昔「みずほ型」巡視船は、1992年プルトニウム海上輸送護衛巡視船PLH-31「しきしま」が就役するまでは、世界最大の巡視船で、PLH-31「しきしま」6,500t建造に際しては、搭乗予定乗員の訓練にも使用されていた事があります。

本船は当初、海外の非戦闘員避難作戦(NEO)も念頭に置いて設計されました。しかし、海上保安庁は軍隊ではなく文民警察組織であり、文民統制を受けていない為、避難作戦における武力行使の可能性が問題とされ、捜索救助任務に重点を置いて再設計されました。

1986年(昭和61年)3月19日 第三管区横浜海上保安部巡視船「みずほ」として就役。
1991年(平成3年)12月1日 第四管区名古屋保安部に配属替後、海上保安業務に従事。
2019年(令和元年)7月5日 第八管区舞鶴海上保安部に配属替、巡視船「ふそう」に改名。北朝鮮漁船の漂着や外国漁船の大和堆への侵入等日本海側の監視警戒や、海上の安全と治安を守る任務や、海難救助や海上犯罪の捜査をはじめ自然災害の対応、海保学校の航海実習等、多種多様の業務に日夜活躍しています。
船名の「ふそう」は日本国古称を由来とし、「山海経」等の古代中国神話に表れる東方の日出ずる処に生えているという巨大な神樹・神木を表します。
大規模なOIC(Operation Information Center)を持ち、大規模な警備救難活動の際は指揮船として活躍出来、1986年11月の伊豆大島噴火に際して救援援動を行っています。第三管区横浜海上保安部時代は、東京湾での海上保安庁観閲式では、「みずほ」は受閲指揮船として花形的存在でした。造船マン時代横浜在住時は、新港埠頭や、東京湾上でよく見ていた懐かしい巡視船です。2番船の「やしま」は修理に携わった事があります。

「みずほ型」の船型は既存のそうや、つがる型のヘリコプター1機搭載型PLHと同じ、長船首楼型が採用されました。ヘリ甲板がある為、平甲板型に近いシルエットです。


船首部の形状は巡視船として初の球状船首(バルバス・バウ)を採用して造波抵抗の低減をはかっています。

船首には、操船性能向上の為、補助推進器(バウ・スラスター)を1基備えています。

アンカーは旧タイプの第1世代ストックレスアンカー(JIS Type A)を装備しています。

揚錨機(ウインドラス)は電動油圧駆動の横軸式のキャプスタン一体式です。



兵装は船橋前に、日本製鋼所製のエリコン 90口径35mm単装機銃 1基、および機側操作式のJM61 20mm多銃身機銃 1基を装備しています。バーベットの塗色は、以前は船体同色の白色でしたが、今夏の検査修理後、グレーに塗り替えられ、雰囲気が変わっています。



大型の船橋
基本配置は、「つがる型」巡視船とほぼ同じですが、通信室を船橋へ移した初の巡視船で、OIC(Operation Information Center)室を操舵室と隣接して設けた為大型化した船橋構造が外観上の特徴です。前方に操舵室、左舷側に通信室、右舷側に航空管制室を集中配置しています。


船橋中央上部の半段高い位置に見える窓が、OIC室で、周辺の海上状況を直接視認できるよう床面を他の区画よりも約1メートル高くしています。

船橋前面の監視窓は、禁煙の巡視船に比べ面積が小さいタイプで、各々ワイパーが取り付けられています。ゴチャゴチャ感がとてもいいですね。コンパスデッキのハンドレールには、海保大学、海保学校の学生募集の横断幕が掲げられていました。

船橋前面壁にあるはずの、三菱重工の建造プレートがありません。「みずほ」時代に外れてしまい、現在は船内にあるらしいです。




コンパスデッキ上には、キセノン探照灯、レーザーレーダー採証装置、暗視装置、ヘリテレ空中線等が装備されます。




トラス状のレーダーマスト上には、航海用X・Sバンドレーダースキャナ―や風信儀、船舶電話、衛星航法空中線、中段には放水銃、エアーホーン、ピストンホーン、衛星通信レドーム等が装備されます。また「みずほ」時代に装備されていた、マスト頂部の一段高い場所に、航空機用レーダースキャナーが在りましたが、現在本船は固有の回転翼機を搭載していない為、今夏の定期修理時に撤去された様です。

日頃1,000tクラスの巡視船ばかり目にしている為、船首楼甲板上から4層の船橋構造は、圧巻です。


舷門には、クリスマス仕様の救命浮環が飾ってありました。


船首楼甲板両舷のミランダ式ボートダビット上には7メートル型高速警備救難艇各1隻を搭載しています。


煙突の両舷の重力式ボートダビット上には、8m型救命艇を備えています。

糧食物資等の荷揚げに使用する、伸縮式ダビットも両舷に装備します。


オーバルタイプの煙突。この形の煙突を採用した巡視船としては、「みずほ型」が最後だったような。以後は製作コストもあり角形に変わりました。

船体中央部に取り付けられている乾舷標(フリーボードマーク)
船体中央部には喫水マークの他に乾舷標(フリーボードマーク:これ以上船を沈めてはならないというマーク)や季節や航行海域で変わる満載喫水線(load water line:LWL)マークが船舶には必ず付いています。本船は国土交通省の官船で、国際航海に従事する為、このマークが取り付けられます。JGは日本船舶検査機構で国が行う船級です。


みずほ型では主船体後部に多数の予備室を備えており、緊急時の乗船可能人数は約900名となっています。このことから、第八管区舞鶴海上保安部に転属してからも海保大学、海保学校の練習船としても使用されているのです。


ヘリコプター格納庫は、広域哨戒体制の整備に基づき、ヘリコプター1機を常時スタンバイさせるため搭載ヘリコプター: ベル212を2機としていました。その為の、ヘリを2機搭載できる大型の格納庫で、大きさは、海上自衛隊の護衛艦「あさぎり」クラスにも匹敵します。ヘリコプター1機搭載型より大型化し、船体動揺が減少した為、減揺装置はフィンスタピライザーのみとなり、減揺タンクは備えられていません。


現在本船は固有の搭載機なしで運用される事になっていますが、格納庫上にはヘリコプター着船用の水平指示器、放水銃等は残されています。


格納庫とヘリコプター甲板の間でヘリコプターを移動させる為に、海上保安庁が開発したヘリコプタートラバース装置が本型で初めて採用され、レールをヘリコプター甲板後方まで延長し、ヘリコプターの前後に台車を配置する事で、引き込みだけでなく引き出しも1台のウインチで行えるようになりました。このヘリ甲板で、ドラマ「海猿」の主題歌B’zの「OCEAN」のPVが撮影されました。当時は第四管区海上保安本部所属時代で、巡視船でPV撮影が行なわれたのはこれが史上初ということで話題となりました。


ヘリ甲板下は、1基搭載型巡視船と同様、航空燃料タンクや、係船装置が装備されています。


外洋で漂泊中の波浪衝撃(スラミング)軽減の為、船尾形状はクルーザー・スターン
を採用しています。

恒例のパチリ
政府の海上保安体制強化の方針にて、2020年度に本船の延命工事の概算予算要求が盛り込まれていましたが、その後取り下げられてしまいました。工事実施の有無も再検討されるようですが、コロナ禍による予算の緊縮状況次第ではこのまま廃船になるかもしれません。代替船建造か、リタイヤか興味の持たれるところです。

本船の学生さんでしょうか。上陸許可が出て、小樽市内に繰り出していきましたよ。



夕方、夜景を撮りに再び小樽港へ。クリスマス仕様の救命浮環はライティングされ、令和元年に解役となった、巡視船「いさづ」の備品を再利用して乗組員が手作りした舷門飾りも特別に見せてもらいました。



マストのヤードにまで、全体照明用のLED投光器が取り付けられ、普通の巡視船とは一味違う雰囲気でした。





今回のBGMは、80年代の初期からヘヴィ・メタルの旗を誇らしげに振り続けているジャーマン・メタルの女王「ドロ・ペッシュ」(Doro Pesch)です。
2018年13thソロアルバム「FOREVER WARRIORS」より「DON’T BREAK MY HEART AGAIN」です。
言わずと知れた、「ホワイトスネイク」の初期の名曲のカバーです。ギターソロもオリジナル性を大事にした感じですね。女性のメタル・ヴォーカルはどうしてもパワー不足だったりで、ある種客寄せパンダになってしまう人も多いと思うんだけど、ドロ姐さんに関しては完全に自分の世界を確立していると思います。なかなか日本では認知度を上げられないレジェンダリーな女性シンガーだけど、こういう存在をもう少しメディアも取り上げて欲しいと思わずにはいられませんね。
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Posted at 2021/12/06 21:09:58

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