
プロ野球日本シリーズ(中日7-8ロッテ、第7戦、ロッテ4勝2敗1分、7日、ナゴヤドーム)一時は2-6と4点のリードを奪われたロッテは五回に集中打で同点とし、七回には金泰均の適時打でついに勝ち越し。九回裏に同点とされたが、延長十二回表、岡田が決勝打となる適時三塁打を放ち、2005年以来5年ぶりの日本一に輝いた。シリーズ3位からの日本一は史上初の快挙となった。
勝って日本一を決める!! ロッテナインの強い気持ちが、一回の攻撃につながった。
先頭の西岡が、吉見の初球を中前に運んだ。2番は前日6日の第6戦の一回に犠打を失敗した清田。この日はバスターエンドランを決め、無死一、三塁とチャンスを広げた。この好機に井口が左越え適時二塁打。サブローも犠飛で続き、1点を追加した。
「先制できたのは大きい。きょうは1点ずつしっかり取って、みんなの力で勝利できるように頑張りたい」と井口。この一打で第1戦から7試合連続安打。通算13安打とし、毎日時代の1950年に別当薫氏が記録した球団のシリーズ最多安打「12」を更新した。
第6戦は延長十五回の末、2-2の引き分け。対戦成績は3勝2敗1分けで優位に立っていることには変わりないが、ナインの疲労はピークに達している。清田は「体もしんどくなってきているし、きょう決めます」と気合を入れた。
だが、直後に渡辺俊が3点を奪われ、逆転を許した。流れは一気に中日へ傾き、三回無死一、三塁の守りでは、井端の平凡な二ゴロを井口が野選。無死満塁とピンチが広がり、荒木の儀飛などで4点差をつけられた。
それでもナインはあきらめなかった。四回二死から里崎、岡田の連打で1点。続く五回は今江の中前適時打で2点差とし、二死満塁から里崎の中前2点適時打で試合を振り出しに戻した。
同点で迎えた七回、二死から今江が左翼フェンス直撃の一打。中日のミスも重なり二死三塁のチャンスを作ると、続く金泰均が会心の中前打を放ち1点を勝ち越した。しかし、九回裏に小林宏がこの1点を守り切れず、同点とされ連夜の延長戦に突入した。
試合を決めたのは26歳の岡田だった。延長十二回表、四球で出塁した今江を二塁に置き、前進守備の頭を越える適時三塁打。この1点が決勝点となり、ロッテが05年以来5年ぶりの日本一に輝いた
Posted at 2010/11/07 23:18:17 | |
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