毒者のみなさまこんばんは。 予報どおり本日は雨。これから夜半に掛けて激しく降るとのことです。 では、最初に写真を写すとは一体どういうことなのか? それから考えてみましょう。手元にあるノートからの写し書きなので、少々解りづらい部分があるかもしれませんが、まずは概要を頭の隅にでも入れておいてみてください。 1:写真を写すとは何か? 写真という表現手段の持っている可能性と制約を理解し、それらを表現の意図や目的対象に合わせて使っていくこと。a:可能性ー写真の特質を知る。その表現、手段の持っている独自性を理解する。 イ:光学的特性の存在…レンズの描写力による部分が重要なファクターであるー正確さや精密さによる写実的な表現(現実感)を得られる。 ロ:瞬間の捕捉…記録の迅速さを持っている(安易さとは異なる)。 b:制約ー写真のメカニズムや科学的な特質を知ることが必要不可欠。 ・現実:三次元←→写真:二次元 ・写真は現実を縮小する。 ・写真は全体から一部を切り取る(マイナスの表現)。 ・写真において動きは凍結される(ストップモーション)。 2:写真を作る要素 A:対象(被写体)object:写真はレンズの前にモノ(対象)がないと写らない(ただし全てが「真実」ではない)。 B:光light:英語で写真を意味するphotographyとはphoto=光、graphy=描くから成り立っている。その場にある光を意識し、積極的に利用、コントロールするのが写真である。C:作者の視点vision…写した人の眼:写真とはカメラの前の現実(対象)とカメラの後ろの現実(撮影者)との関わり合いである。D:表現技術…絞りやシャッタースピードの選択、構図など。 3:写真的な「見方」とは? a:まず写す対象を選択する。 b:次に写真のメカニズムを通したとき、どのように再現されるか? を意識して見る。 今回はここまでです。記した内容について御質問や疑問などがあればコメントを通してお寄せ下さい。尚、カメラは何が良いのか? といった質問にはお答えできませんので、悪しからずご了承ください(普段自分が使っているカメラ以外の事は全く知らないのです)。