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Nanahanのブログ一覧

2010年12月21日 イイね!

ヨタ噺・色

ヨタ噺・色 いきなりですが、白い紙を1枚用意してください。コピー用紙でも、新聞の折り込み広告の裏側でも構いません。大きさは適当で結構です。用意したりするのが邪魔くさい方は、頭の中でこれからの光景を思い浮かべてみてください。
 次に、黒以外のペンとかマジックを用意してください。赤でも、青でも、黄色でも構いません。用意したりするのが邪(以下省略)。
 そうしたら、白い紙に左から右へでも、右から左へでも線を1本引いてみてください。やはり邪魔く(以下省略)。
 白い紙の上には、赤だったり青だったりの線が見えると思いますが、実はそんな物は存在しません…って書いたら、たぶん「Nanahanはやっぱりアホだった」と認定していただけるのではないかと思います。そういえば3の倍数でアホになる人、最近は見掛けなくなったような気がしますね。
 我々が「色」を感じるために必要不可欠なモノは何でしょうか? それは光です。光がなければ色は存在しません。光が無くても、時と場合によっては「色気」は感じちゃうかもしれませんが、それは関係ありませんね。
 光の正体は波長です。その範囲は約380nm〜約780nm(ナノメートル。1nm=0.000001mm)で、波長の低い方から大雑把に紫〜青〜緑〜黄色〜赤といった具合に色を含んでいます。おそらく理科の実験で経験があると思いますが、プリズムによって分光された結果がそうです。また虹も雨の水滴によって太陽光が分光された結果です。で、人間の目に見えるのが「光」であり、前述の波長の外側の低い方が「紫外線」、高い方が「赤外線」というわけですね(紫外線、赤外線共に目には見えませんから「光」ではないわけです。また「可視光線」という言い方もありますが「目に見えるモノを光とする」とした定義からすると、ちょっと言葉としてはヘンですね)。
 物質というのは、全て光を吸収や反射をしています。そこで例えば、波長の高い方の光を反射して他を吸収すれば赤く見え、逆に波長が低い方を反射して他の部分を吸収すれば青く見えるのです。そして全ての波長を反射すれば白に、全てを吸収すれば黒になるといった具合です。ちなみに、人間の目は光の波長の真ん中あたりの黄色を一番強く感じるようになっており、注意喚起を促す、例えば児童が通学の際に被る黄色の帽子などは理に適っているということになりますね。
 つまり物質は全て波長のどこかの部分を吸収、反射をしてその結果として「色」として見せているわけです。だから冒頭で行って紙に描かれた線は、赤い線ではなく赤の波長を反射する物質で描かれた線なのです。クルマのボディカラーだって、光の波長を吸収や反射しているから成立しているのですね。ただし、パソコンのモニター画面などの発色の原理は、物質とはまた違うと思いますが。
 色は光の波長の吸収・反射の結果ですが、鮮やかなルージュを塗られた女性の唇を見て「赤の波長を良く反射させていますねぇ」と言ってもドン引きされるだけだと思いますので、そこは素直に色のキレイさを褒めておきたいものですね。
Posted at 2010/12/21 21:22:26 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2010年12月20日 イイね!

ヨタ噺

ヨタ噺 昨日のブログの、みんゴルさんのコメントで思い出したので、フィルム時代の写真ができる仕組みを簡単に述べておきます。
 フィルムは「銀塩写真」とも言われ、その名のとおり銀が主役です。銀製品をお持ちの方ならば経験がおありだと思いますが、外に出しっぱなしにしておくと銀色から黒く変色してしまいます。これが銀の黒化現象であり、これを化学的に促進させて生成するのが写真です。銀そのものが黒くなるのを待っていたら、1枚の写真を撮るのにとんでもない時間が掛かってしまいますね。
 フィルム中には銀が「ハロゲン化銀(AgX)」という状態であり(具体的にはヨウ化銀や臭化銀など)、感光すると「潜像」ができます。それを現像行程で還元作用を行いAgX→Agへとしてフィルム上に止め画像にするのです(その後未感光部分の銀は取り除かれる。またカラーフィルムでも銀を使う原理自体は同じ。ただし現像処理工程中で感光した銀も取り除かれ、最終的には色素のみで構成されている)。ちなみに写真のデジタル化が進んだ背景には、資源である銀の使用量を減らす、っていう「エコ」な目的があったのですが、半ば使い捨て化しているデジカメの現実を見ると「?」って感じですが
 要するに、光が無いと写真には写らないっていうことです。ということは、光が当たっていないナントカが写ってしまう「心霊写真」は理屈の上ではありえないことになりますね。
 この手を扱ったテレビ番組で、腹立たしいのは検証をロクにしないで霊能力者の人が出てきてしまうところ。まずは写真を専門に扱っている学校などに意見を求めるべきだと思うのですが…。もっと腹立たしかったのは、透視する人に行方不明者を捜させるっていう番組。そういった化学的な根拠のないことを、公共の電波に載せていいのか???
 以前は、この手の番組は、まだ「ネタ」として見ることができる作りだったのですが、どうも最近のは、ね。ちょっと前に少し流行った「スピリチュアルブーム」っていうのも「なんだかなぁー(by 阿藤 海)」って気分なのではありますね。
Posted at 2010/12/20 21:15:25 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記
2010年12月19日 イイね!

閑話

閑話 しばらくの間、ノートなどを見返しつつ無い脳みそを振り絞ってキーボードを叩いていたので、少し疲れました。なので今回は、ちょっと横道にそれた話をしたいと思います。
 みなさまは「心霊写真」を撮ってしまった経験はおありでしょうか? テレビなんかで時々特集番組なんかをやっていたりしますね。あるハズの無いモノが写っちゃったりしたりしたアレのことです。
 「心霊写真」は絶対に存在します! 現代の科学を持って解明されていない事柄は多々ありますから、霊やなんかが写真に写り込んでしまっても、何ら不思議はありません。
 でも「心霊写真」を撮ってしまったというプロの方々の話というのは、聞いたことがありません。彼らは、それこそ大量に写真を撮っているのですから、確率論(?)で言えば、一般の方々よりも遭遇する割合は高いと思うのですが。
 そのような話を聞いたことがない理由は2つあるのではないか? と推測されるのです。1つめは撮ったとしても、恐ろしくて人に言うのが憚られて内緒にしていて広まらない。2つめは「心霊写真」そのものを撮った経験が無い。
 どっちなんでしょう???
 一般の方々に多いっていうところに、ヒントがありそうですね。
 ちなみに「心霊写真」はデジタルカメラが主流になって、相当に出現率が減ったらしいです。その代わりに(?)「オーブ」がフィルム時代よりも出現率が高くなったようです。

 お知らせです。
 今後、拙ブログの更新は不定期になります。しばらくの間、内容は写真関係のアレコレになる予定ですが、おそらく「実例」としての画像を用意した方が解りやすいと思うからです。そのための準備が必要であり、それが整うまでとなります(どうでもいい「ヨタ話」は書くかもしれませんが)。
 画像を入れ込むことを考えると、この場所をベースとするのではなく、外部に他のブログを立ち上げた方が良いのか? ということも考えています。
 てなわけで再開まで少々お待ちください。
Posted at 2010/12/19 16:47:48 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日記
2010年12月18日 イイね!

目の違いについての考察(4)

5:視覚…焦点距離、視野の範囲

H.E.:焦点距離は一定=一定した遠近感や視界の範囲(広角的、望遠的な見方は可能)。
C.E.:交換レンズにより焦点距離を変えることが可能=遠近感や視界の範囲を変えることが可能。

 H.E.では焦点距離は変えることができませんから、近くを見ても、遠くても遠近感は一定です。また見える範囲も一定ですが、眼球の移動や首を捻ることで広い範囲を見渡せ、また意識によって若干の望遠的な見方をすることもできます。
 C.E.では焦点距離の異なる交換レンズの存在によって、遠近感や視界の範囲を変えることが可能です。対象までの距離や、前後のボケの具合など、組み合わせによる表現方法は無限といっても過言ではありません(交換レンズの持っている、それぞれの特徴については後述)。
 
 
6:まとめ

 H.E.とC.E.が様々な面で異なっていることを少しは理解いただけたかと思います。それは言い換えれば、目で見た位置でそのままカメラを構えて撮っても、必ずしも見た印象どおりには写らないということです。逆に言えば、目で見た印象を、そのとおりに写真として残そうと思えば、H.E.とC.E.によって生じている差異を何らかの操作や行動などで必要になってくるということであり、時にはカメラの位置(対象までの距離や高さなど)も変えた方が良いかもしれません。
 今回参考にしている資料は二十数年前の「ノート」なのですが、改めて見てみるとデジタル化やそれに伴うテクノロジーの発達によって、当時よりもはるかにさまざまな部分の自動化が進んでいることに驚かされました。
特にデジタルコンパクトカメラの機能に至っては、です。どうやら目指している方向性としてはH.E.のようです。顔認識機能などで撮りたいモノを判断して自動でピントを合わせ、適切なホワイトバランスにして、場合によっては暗い部分などは補正したり、あるいは自動でフラッシュを発光させたり。
 でも、それらは全て万全、万能ではないのですね。カメラとしては与えられたことを忠実に従っているだけなのですが、時と場合によってはそれが好ましくないときもある。では、そういう時にどうするか? それは撮影者自身が補うしか方法がないわけです。特に「1:物の見方」は自動化が進んでも補い難い部分ではないかと改めて思いうのですね。
Posted at 2010/12/18 19:38:01 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2010年12月17日 イイね!

目の違いについての考察(3)

目の違いについての考察(3)3:鮮鋭さの範囲、焦点の選択。
H.E.:全てが同時に鮮鋭に見える。
C.E.:ピント合わせによって、鮮鋭像を得る。それ以外はボケ像。

 H.E.では対象を見ると同時にピントが合い、鮮明に見えます。近くを見ていて、いきなり遠くを見てもピントが合わないということはありません(近視、乱視、老眼などの場合は矯正していることを前提としています)。
 C.E.では何らかの方法で「ピント合わせ」を行わなければ、鮮鋭な画像は得ることができません。そしてピントが合っていない部分は鮮鋭ではない「ボケ像」となります。
 画面の中に鮮鋭像(写真の主題となるモノ:視線を引く力)とボケ像(主題を強調させるモノ)が同時に存在することが人間の目では得られない写真の独自性だと言えます。
 カメラの自動焦点合わせ機能(オートフォーカス)が発達して、かつてよりは「ピンボケ」を起こす機会は減ったといえるでしょう。しかしながら、その機能も決して万能、万全ではありません。撮影者が望む部分(主題)に、カメラがピントを合わせる場所(フォーカスエリアなどと言われる)が一致していなければなりません。撮影時には、そのあたりの確認も必要であり、一致していなければ手動でフォーカスエリアの選択や、フォーカスロックの活用、あるいはマニュアルフォーカスでのピント合わせも必要になってきます(オートフォーカスが得意な被写体、逆に苦手な被写体もあります。カメラの機種によって異なったりますので、説明書などを参照してください)。
 

4:瞬時性、動きに対する見方
H.E.:瞬間的には作用しない…動きのイメージを定着できない。連続した動きとして知覚。
C.E.:シャッターの機能によって瞬間の固定が可能…時間の蓄積。モノのブレによる動きの表現。

 H.E.では瞬間を捉えることはできません。常に連続した動きとして見ています。
 それに対して、C.E.では速いシャッタースピードなどを用いれば瞬間を捉え、固定することができます。また、逆にシャッタースピードを遅くすることでモノの動きは「ブレ」となり(通称「動体ブレ」)、動感の表現となります。
 例えば、野球でバッターがボールを打つ瞬間は人間の目では見えませんが、カメラならば速いシャッタースピードを用いればバットにボールが当たる瞬間を捉えることができます。また逆にシャッタースピードを遅くすれば、バットなどの動きはブレとなって、振り抜く様子が動きのイメージとして見る側に伝えることにもなります。
 さらにもっとシャッタースピードを遅くすれば、例えば夜に走るクルマの車列のヘッドライトやテールランプを光の軌跡として画面に定着することができます。これが時間の蓄積であり、この場合は光も同時に蓄積していると言えます(H.E.では光の蓄積は不可)。


次回で、この章の最終回の予定です。
Posted at 2010/12/17 21:25:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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