• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ゆい奈のブログ一覧

2010年08月04日 イイね!

双方の利点と損失

★和解への道

今回は米国『ハーモニー・ゴールド』社(Harmony-Gold.USA.)【タツノコプロ】対する『ビッグウエスト』【スタジオぬえ】側の両者について、現状維持の利点と損失、和解時に起きる利点と損失を挙げてみます。

A:現状維持(属地主義による不干渉による停戦状態)の利点と損失

★両者に共通する利点は、更なる訴訟や和解条件交渉に余計な労力を使わなくて済むこと。


ビッグウエスト【スタジオぬえ】側

《利点》

・日本国内での初代マクロステレビシリーズ、以後のマクロスシリーズの商標権の同一又は類似による混乱に伴う風評被害を避けることが出来る。


《損失点》

・初代超時空マクロス《テレビシリーズ》、以後のマクロスシリーズの海外への販売流通に際して障害が生じる。
・米国『ADビジョン』社や、米国『東京ポップ』社が初代マクロス及び『マクロス7トラッシュ』販売時に『MACROSS』、『U・N・SPACY』ロゴマークが、米国ハーモニーゴールド社によって海外で商標登録されているため、余分な費用負担が生じる。
・バンダイビジュアルUSAは最新作『マクロス・フロンティア』海外展開に支障が生じている。



米国ハーモニーゴールド社【タツノコプロ】

《利点》

・特に無し。


《損失点》

・Robotech派生商品で目の肥えたユーザー頒布に足りる品質の商品【ワイルドストーム社デジタル作画コミック、パラディウム社RPGブック等】、新作『シャドウクロニクル』の漫画及びOVAの日本語地域への販売が出来ない。
・トビーマグワイア氏主導の実写映画製作開始時点で日本側商標権者から訴訟を起こされる可能性。


B:和解調停成立時の利点と損失

《利点》

・混同による混乱を回避出来るなら、『スーパーロボット大戦』ようなクロスオーバー作品として作品世界を拡張可能。
⇒具体的にはロボテック作品ガイドで概要を説明する他は、ロボテック版初代マクロスは極力露出を避ける。他2作品(モスピーダ、サザンクロス)リメイク版の製作可能性と新作『シャドウクロニクル』の漫画及びOVAの販売。


《損失点》

・混同による混乱による『初代テレビシリーズマクロス』に関する風評損失。



米国ハーモニーゴールド社【タツノコプロ】

《利点》

・Robotech派生商品で目の肥えたユーザー頒布に足りる品質の商品【ワイルドストーム社デジタル作画コミック、パラディウム社RPGブック等】、新作『シャドウクロニクル』の漫画及びOVAの日本語地域への販売可能性。
・トビーマグワイア氏主導の実写映画製作に支障が無くなり、日本配給の可能性。


《損失点》

・初代テレビシリーズ以後のマクロスシリーズ、最新作『マクロス・フロンティア』のバンダイビジュアルUSAによる頒布、及び英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語(南米)公式ライセンス取得頒布会社販売によるロボテックシェアの減少。

しかしこれは公平な作品の競争原理を、米国ハーモニーゴールド社が制限していた事から得た保護利得であり、ジブリ作品や他のアニメ作品同様に『ロボテックと無関係』なマクロスシリーズの流入は甘受すべきものと私は思量します。
Posted at 2010/08/04 16:39:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ビジネス/学習
2010年08月04日 イイね!

住み分けは解決にならない

かつてホビージャパン社が横山宏氏を招いた模型主導企画でSF3Dという企画がありました。

様々な経緯でこの作品は海外、正確にはヨーロッパ圏内で好評で【マシーネンクリーガー】という独自の世界を展開しましたが、その後ホビージャパン社と横山氏の間で意匠権及び商標権に於いて長きにわたる争いがありました。

ロボテックとオリジナル3作品は、現在は属地分離主義、つまり日本国とそれ以外(約20か国、日本語を除く8言語)で住み分けをしている状況で、問題点は全く解決していません。

これには、原典と翻案作品の関係から来る、『原典を台なしにした』という感情的なしこりもあるかと思います。


これがスーパーロボット大戦のようなアメコミクロスオーバー企画のような作品ならユーザー側も【違いを分かって】受け止めるので問題点は限定されますが、ロボテックではデザインのかなりの重複、設定の一部共有、設定の翻案改定、新作以降の新デザイン、新 設定が加えられるので、問題点解決を一層難しくしています。

完全な和解は無理でしょうけど、併存という選択肢がないかと探っていきたく思います。
Posted at 2010/08/04 01:43:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | ビジネス/学習
2010年08月02日 イイね!

マクロスとロボテック版権闘争【本題 その1】

今回より本題に入っていきます。 版権と便宜的に書きましたが、ロボテックとオリジナル3作品に関して、それぞれの作品の権利者間で問題とされているのは、正確には「著作権」と「商標権」になります。



版権というのは正式な用語ではなく、今回、便宜的に使用したものです。



 



ウィキペデイア の版権に関する記事より抜粋引用


現在では「版権」という用語は日本の法律では正式に用いられていない。もっとも、法律的な厳密さを必ずしも要求しない場面では、著作権や商標権などの知的財産権全般をまとめて「版権」と呼んだり、著作権を利用したビジネスのことを「版権ビジネス」と呼ぶなど、一部で著作権の通称として用いたり、著作権の支分権の一つである出版権の意味で用いることがある。

それらから派生して、漫画・イラストレーションの
同人活動では雑誌・テレビなどの商業活動で発表された作品・キャラクターを描いたイラスト(二次創作)のことを、アニメーションでは雑誌やキャラクターグッズなどに印刷するために書き下ろした絵のことを、「版権イラスト」「版権絵」ということがある。その他の場面では、歴史上の用語として用いられる場合のほかは、一般的な呼称ではない。








ウィキペデイア「ロボテック」解説より




最低65話放映の条件は、平日帯のゴールデンタイム以外で、地方局間で連携放送される番組(シンジケーション番組)に限って適用され、この条件は別々のアニメのストーリーを組み合わせることを強制するものではなかった。



 



下記URLより引用参照



 




















 



論点を整理します。



・米国オリジナルの3作品を放送する為に65話以上が必要とされた。しかしこの条件は別々のアニメのストーリーを組み合わせることを強制するものではなかった。



・3作品を組み合わせたのは、カール・メイセック氏の独自判断である。



・タツノコ・プロダクションがオリジナルの3作品の権利を米国ハーモニーゴールド社に売り渡す際にどのような交渉がなされたかは不明ですが、著作権については少なくとも1985年の売買契約成立の時点で 「ビッグ・ウエスト」、「スタジオ・ぬえ」 に米国ハーモニーゴールド社への売買の事実を通知し、利害関係の調整を図るべきであったかと思われます。



なお、上記の文章は、各種文献や、WEBで得た各種情報からの推定判断であり、実際には、タツノコプロダクション側から当時他の2権利者に一応の連絡があったかもしれず、結局のところ真相は不明のままです、







●著作権(ちょさくけん)
-著作権関係-

 著作物の著作者が持つ、著作者人格権と著作財産権の総称である。著作権は、著作物の創作によって発生するので、権利を得るため、特許権や商標権のように出願を行って審査を経る必要がない。

 著作者人格権としては、公表権、氏名表示権、同一性保持権がある。著作財産権としては、複製権、貸与権、翻訳権、翻案権等がある。これら権利の侵害に対しては、損害賠償請求、差止請求を行うことができる。 保護期間は、著作者の存命中および死後50年であるが、会社名義で公表された著作物については、公表から50年である。

 保護対象となる著作物は、小説、脚本、論文、講演等の言語の著作物、音楽の著作物、舞踏等の著作物、絵画等の美術の著作物、建築の著作物、地図等図形の著作物、映画の著作物、写真の著作物、プログラムの著作物などが例示されている。



●商標権(しょうひょうけん)-商標関係-

 ”商標権”商品やサービス(役務)の識別標識である商標についての権利である。商標権者は、指定商品(サービス)について、登録商標を独占的に使用することができる(商標法第68条)。

 商標は、文字、図形、記号等の平面的なものだけでなく、立体的なものであっても登録することができる(たとえば、ケンタッキー・フライドチキンのカーネルサンダースの人形等)。

 商標権者は、他人が、指定商品(サービス)に類似する商品(サービス)について、登録商標に類似する商標を使用することを禁止することができ(差止請求権)、侵害によって被った損害を賠償させることができる(損害賠償)。

 ある指定商品(サービス)について、登録商標がある場合、他人が商標使用を使用したときに、商標権侵害となるか否かを、表にすると下記のとおりである。つまり、商品(サービス)か、もしくは商標が類似していない場合には、商標権侵害とはならない。






















  同一商標 類似商標 類似しない商標
同一商品(サービス) 侵害 侵害 侵害でない
類似商品(サービス) 侵害 侵害 侵害でない
類似しない商品(サービス) 侵害でない 侵害でない 侵害でない

 2つの商標が類似するかどうかは、外観、称呼、観念の3つによって総合的に判断する。ただし、多くの場合、称呼(つまり読み方)が最も重要な判断基準となる。
 また、2つの商品が類似するかどうかについては、特許庁が、その基準を公開している。

商標権は、一応10年で満了するが、登録の更新をすることにより、永久的に権利を存続させることができる
Posted at 2010/08/02 19:19:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年08月01日 イイね!

翻訳記事(ビッグ・ウエスト「バルキリー」の商標登録とHG社の商標権登録)

翻訳記事(ビッグ・ウエスト「バルキリー」の商標登録とHG社の商標権登録) 今後の和解・解決策を探るまえに、商標権の登録状況記事を引用又は翻訳しておきます。

ワタクシの私論はこの記事を掲載しながら、考え方をまとめていきます。

版権ビジネスの世界は、難しい問題が山積しています。

ある作品がヒットする(大衆に人気を取る又は評価を得る)かどうかは作品を投入してみるまで実際わかりません。

しかし、いったんヒットしてしまうと、今度は、その利権に対して資金、アイデア、手段(発表媒体)を提供したそれぞれの権利者間で問題が生じてこじれてしまうことは多々あると思います。

しかし「子供のケンカ」ではないのですから、きっと何か解決の糸口はどこかに隠れているはずです。
-------------------------------------------------------------------
XB-70「バルキリー」]のウィキペデイア記事より

アニメ『超時空要塞マクロス』にはXB-70から愛称を頂いた航空機(可変戦闘機)VF-1バルキリーが登場。その後継機群も「バルキリー」の通称で呼ばれる。

なお、AMT/ERTLより発売されたXB-70のプラモデルには、同作品の広告代理店であるビックウエストの証紙が貼付されているが、これは「バルキリー」という名前が既に同社の登録商標となっていたためである。

-------------------------------------------------------------------

《翻訳記事》

人々は米国ハーモニー・ゴールド社がマクロスと共に引き起こした法律上の問題に関して非常に厳しいです。

それらとカール・メイセックを非難して、特に米国(Macross7とマクロス・フロンティア)が音楽に関するお役所流の砦に隠され、初代TV版「超時空要塞マクロス」が米国でADVFilmsによって発売されて、また、マクロス・プラスが米国で発売されたという事実を気にせず、どんなマクロスシリーズの(米国・カナダ・EU加盟国)流通をも妨げるために 他方では、「Tokyo-Pop社」は、既にビッグウェストからの美樹本春彦氏の「マクロス7 ・トラッシュ」漫画を英語圏で出版する認可を得ましたが、Harmony Gold社が、ビッグウェストが自然に受け入れなかったそれ(「マクロス7 ・トラッシュ」漫画)の販売シェアが欲しかったので、それを発売することを認めませんでした。

そして、Harmony Goldは認可するのを防ぐのに、何も干渉する事情のない「マクロス・ゼロ」さえの幾つかの西欧諸国(米国・カナダ・EU加盟国)に、SDF-1「マクロス」の名称、「U.N. SPACY」のロゴを商標登録しました。

何人かのファンがそういらだつので、彼らは、マクロスのADV・VISION社のライセンスを買うのを拒否さえしました。

それが、Harmony Gold社を支持することを意味したので、これまでみてきたように、ADV社が「マクロス」各シリーズのDVD発売権を使用する為に小切手を彼らに支払わなければならなかった。


そして、カール・メイセック氏(2010年4月17日死去)が一旦亡くなると、状況はより悪くなっただけです…

(原文)
People are extremely bitter about the legal troubles Harmony Gold created with Macross, blaming them and Carl Macek, in particular for blocking any Macross series in the U.S. (nevermind the fact that Macross7 and Macross Frontier are hidden in a fortress of red tape for the music, that Super Dimensional Fortress Macross was released in the U.S. by ADVFilms, and Macross Plus was also released in the U.S.) On the other hand Tokyo Pop had already licensed Haruhiko Mikimoto's Macross7 Trash manga from Big West but didn't release it because Harmony Gold wanted it's share which Big West naturally didn't accept and Harmony Gold has trademarked Macross name UN Spacy logo in several western countries which would prevent licensing of even Macross Zero without them interfering. Some fans are so irritated that they even refused to buy the ADV license of Macross, because that meant supporting Harmony Gold, seeing as ADV had to pay them a check to use Macross. And it only got worse once Carl Macek passed away...



いきなり著作権と版権の違い、ビッグウエスト(デザインは、スタジオぬえ)対する米国ハーモニーゴールド社(権利を売ったタツノコプロ)構図を話すのも、粋ではないので、前座としてお話をします。

なお、タツノコプロが売り渡した「超時空要塞マクロ」ス、「超時空騎団サザンクロス」、「機甲創世記モスピーダ」の内、ビッグウエストが版権を所持しているのは初代TVシリーズ「超時空要塞マクロス」と「超時空騎団サザンクロス」の二作品なのですが、後者は日本国内では商業的に無価値な作品なので、裁判所で訴訟になった事実はこれまでありません。
(モスピーダはタツノコに権利があり争点無し、メカ・デザインは今は解散したアートミックであってこちらも問題無し)

【裁判官結論】

1:超時空要塞マクロス(初代テレビシリーズのみが対象)

放映された上記作品(より正確にはフィルム)自体は、制作に関する予算と関与度合いに鑑み、タツノコプロに権利がある。

2:超時空要塞マクロス(初代テレビシリーズ)のデザイン、及び後のマクロスシリーズの権利はビッグウエスト(デザインは、スタジオぬえ)が所有する。


超時空騎団サザンクロスは?

裁判対象では無かったので不明。

デザインはアンモナイトでタツノコプロ内部スタッフですが、作品制作はビッグウエスト、タツノコプロ双方が作品をホームページに記載しています。

問題点はもうひとつあり、【日本を除く全世界】で「超時空要塞マクロス」(初代テレビシリーズ)、「超時空騎(兵)団サザンクロス」、「機甲創生紀モスピーダ」の翻案作品ロボテック名義の放映、商品展開、続編制作権(実写含む)を

米国ハーモニーゴールド社(権利を売ったタツノコプロ)が持っている点です。
Posted at 2010/08/01 22:43:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ
2010年08月01日 イイね!

マクロスとロボテック版権闘争【前文】

マクロスとロボテック版権闘争【前文】きなり著作権と版権の違い、ビッグウエスト(デザインは、スタジオぬえ)対する米国ハーモニーゴールド社(権利を売ったタツノコプロ)構図を話すのも、粋ではないので、前座としてお話をします。

なお、タツノコプロが売り渡した超時空要塞マクロス、超時空騎団サザンクロス、モスピーダの内、ビッグウエストが版権を所持しているのはマクロスとサザンクロスの二作品なのですが、後者は日本国内では商業的に無価値な作品なので、裁判所で訴訟になった事実はこれまでありません。
(モスピーダはタツノコ、デザインは今は解散したアートミックで問題なし)

【裁判官結論】

1:超時空要塞マクロス(初代テレビシリーズのみが対象)
・作品自体は制作に関する予算と関与に鑑みタツノコプロに権利がある。


2:超時空要塞マクロス(初代テレビシリーズ)のデザイン、及び後のマクロスシリーズの権利はビッグウエスト(デザインは、スタジオぬえ)が所有する。


超時空騎団サザンクロスは?

裁判対象では無かったので不明。

デザインはアンモナイトでタツノコプロ内部スタッフですが、作品制作はビッグウエスト、タツノコプロ双方が作品をホームページに記載しています。


問題点はもうひとつあり【日本を除く全世界】で超時空要塞マクロス(初代テレビシリーズ)、超時空騎兵団サザンクロス、モスピーダの翻案作品ロボテック名義の放映、商品展開、続編制作権(実写含む)を米国ハーモニーゴールド社(権利を売ったタツノコプロ)が持っている点です。
Posted at 2010/08/01 19:11:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | ビジネス/学習

プロフィール

「可変戦闘機オーロランの3形態図【2020年版】 http://cvw.jp/b/811281/43488148/
何シテル?   11/24 21:41
関東圏で家族仕送りして生きていくのはやっとの給料、真剣に転職を考えてます! 商標権関連の企業関係者の方連絡下さい。 自己の各種ホームページの案内を作...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

過去のブログ

2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation