
今後の和解・解決策を探るまえに、商標権の登録状況記事を引用又は翻訳しておきます。
ワタクシの私論はこの記事を掲載しながら、考え方をまとめていきます。
版権ビジネスの世界は、難しい問題が山積しています。
ある作品がヒットする(大衆に人気を取る又は評価を得る)かどうかは作品を投入してみるまで実際わかりません。
しかし、いったんヒットしてしまうと、今度は、その利権に対して資金、アイデア、手段(発表媒体)を提供したそれぞれの権利者間で問題が生じてこじれてしまうことは多々あると思います。
しかし「子供のケンカ」ではないのですから、きっと何か解決の糸口はどこかに隠れているはずです。
-------------------------------------------------------------------
XB-70「バルキリー」]のウィキペデイア記事より
アニメ『超時空要塞マクロス』にはXB-70から愛称を頂いた航空機(可変戦闘機)VF-1バルキリーが登場。その後継機群も「バルキリー」の通称で呼ばれる。
なお、AMT/ERTLより発売されたXB-70のプラモデルには、同作品の広告代理店であるビックウエストの証紙が貼付されているが、これは「バルキリー」という名前が既に同社の登録商標となっていたためである。
-------------------------------------------------------------------
《翻訳記事》
人々は
米国ハーモニー・ゴールド社がマクロスと共に引き起こした法律上の問題に関して非常に厳しいです。
それらと
カール・メイセックを非難して、特に米国(Macross7とマクロス・フロンティア)が音楽に関するお役所流の砦に隠され、初代TV版「超時空要塞マクロス」が米国でADVFilmsによって発売されて、また、マクロス・プラスが米国で発売されたという事実を気にせず、どんなマクロスシリーズの(米国・カナダ・EU加盟国)流通をも妨げるために 他方では、「
Tokyo-Pop社」は、既にビッグウェストからの美樹本春彦氏の「マクロス7 ・トラッシュ」漫画を英語圏で出版する認可を得ましたが、Harmony Gold社が、ビッグウェストが自然に受け入れなかったそれ(「マクロス7 ・トラッシュ」漫画)の販売シェアが欲しかったので、それを発売することを認めませんでした。
そして、Harmony Goldは認可するのを防ぐのに、何も干渉する事情のない「マクロス・ゼロ」さえの幾つかの西欧諸国(米国・カナダ・EU加盟国)に、SDF-1「
マクロス」の名称、「
U.N. SPACY」のロゴを商標登録しました。
何人かのファンがそういらだつので、彼らは、マクロスのADV・VISION社のライセンスを買うのを拒否さえしました。
それが、Harmony Gold社を支持することを意味したので、これまでみてきたように、ADV社が「マクロス」各シリーズのDVD発売権を使用する為に小切手を彼らに支払わなければならなかった。
そして、
カール・メイセック氏(
2010年4月17日死去)が一旦亡くなると、状況はより悪くなっただけです…
(原文)
People are extremely bitter about the legal troubles Harmony Gold created with Macross, blaming them and Carl Macek, in particular for blocking any Macross series in the U.S. (nevermind the fact that Macross7 and Macross Frontier are hidden in a fortress of red tape for the music, that Super Dimensional Fortress Macross was released in the U.S. by ADVFilms, and Macross Plus was also released in the U.S.) On the other hand Tokyo Pop had already licensed Haruhiko Mikimoto's Macross7 Trash manga from Big West but didn't release it because Harmony Gold wanted it's share which Big West naturally didn't accept and Harmony Gold has trademarked Macross name UN Spacy logo in several western countries which would prevent licensing of even Macross Zero without them interfering. Some fans are so irritated that they even refused to buy the ADV license of Macross, because that meant supporting Harmony Gold, seeing as ADV had to pay them a check to use Macross. And it only got worse once Carl Macek passed away...
いきなり著作権と版権の違い、ビッグウエスト(デザインは、スタジオぬえ)対する米国ハーモニーゴールド社(権利を売ったタツノコプロ)構図を話すのも、粋ではないので、前座としてお話をします。
なお、タツノコプロが売り渡した「超時空要塞マクロ」ス、「
超時空騎団サザンクロス」、「機甲創世記モスピーダ」の内、ビッグウエストが版権を所持しているのは初代TVシリーズ「超時空要塞マクロス」と「超時空騎団サザンクロス」の二作品なのですが、後者は日本国内では商業的に無価値な作品なので、裁判所で訴訟になった事実はこれまでありません。
(モスピーダはタツノコに権利があり争点無し、メカ・デザインは今は解散したアートミックであってこちらも問題無し)
【裁判官結論】
1:超時空要塞マクロス(初代テレビシリーズのみが対象)
放映された上記作品(より正確にはフィルム)自体は、制作に関する予算と関与度合いに鑑み、タツノコプロに権利がある。
2:超時空要塞マクロス(初代テレビシリーズ)のデザイン、及び後のマクロスシリーズの権利はビッグウエスト(デザインは、スタジオぬえ)が所有する。
超時空騎団サザンクロスは?
裁判対象では無かったので不明。
デザインはアンモナイトでタツノコプロ内部スタッフですが、作品制作はビッグウエスト、タツノコプロ双方が作品をホームページに記載しています。
問題点はもうひとつあり、【日本を除く全世界】で「超時空要塞マクロス」(初代テレビシリーズ)、「
超時空騎(兵)団サザンクロス」、「
機甲創生紀モスピーダ」の翻案作品ロボテック名義の放映、商品展開、続編制作権(実写含む)を
米国ハーモニーゴールド社(権利を売ったタツノコプロ)が持っている点です。
Posted at 2010/08/01 22:43:36 | |
トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ