FXが納車されて早1週間。
今週末はセキュリティーを取り付けるために地元福岡に帰省しておりました。
で、初のロングドライブになったわけですが、今回は運転して感じた事を書きたいと思います。
まず一番最初に思ったことは、車の重さを感じないこと。
踏み込んでからのレスポンスが良く、エンジンパワーもあり、足回りも硬すぎず柔らかすぎず、2000kgもあるとは思えない軽快感があります。
また、大きい車なのに重心が低くてコーナリングも非常に安定しています。
多少オーバースピードでコーナーに突っ込んでもしっかり粘ってくれるので安心感がありますし、ハンドリングも回した分だけしっかり曲がってくれます。
マニュアルモードでワインディングを責めると非常に気持ちが良いです。
5000ccの重たいエンジンで4WDですから、もう少しかったるい感じを想像していました。
走りに関してはシルビアに一任して、FXは4WD・5人乗りの車として雪道や遠乗りをする時のための車と割り切るつもりでいましたが、良い意味で期待を裏切ってくれました。
まぁ自分はプロドライバーでも評論家でも何でもありませんので、一般市民としては走りに関しても充分だと言う意味ですがね^_^;
この走りから想像するに、FX35RWDはもっと軽快で非常に楽しい車なのではないかと思います。
次に燃費に関してですが、もともと8~10km/Lぐらいと聞いていましたが、片道250kmの実家への帰りでの燃費は約6km/L程度でした。
「マ、マジで?(*_*;」と愕然となりましたが、これには原因がありました。
自分の推測ではありますが、クルーズコントロール走行で前方車両につかえると非常に燃費が悪いのではないかと思います。
実家への帰り道は、ちょうど6時前後と皆さんの帰宅時間と重なっていたため、ずっと車が連なっていました。
で、前方に車両がいる場合、クルーズコントロールではアクセルonになっては前につかえてブレーキ、on→ブレーキ→on→ブレーキといったような非常に効率の悪い走行をしていたように思います。
実際、前方車両のほとんどいない状況での燃費は12km/Lぐらいと、まったく違っていました。
なので、クルーズコントロールの使いどころとしては、アクセルを踏むのも嫌なくらいもの凄く疲れている時か、ほとんど前に車がいない時ではないかと思います。
また、「テクノロジーパッケージ」に関しては、今のところ正直期待以下でした。
確かに「安全面のアシスト」としての機能は高いと思いますが、「快適性のアシスト」としては期待していたものが高かったのもあって期待外れでした。
自分は「高速道路では手放しで運転ができるくらい車線を外れないようにハンドル操作を車自体がしてくれる」そんな夢のような機能をちょっと想像していました。
しかし実際は車線を認識してくれないことも多いですし、まっすぐな車線ではアシストして戻ってくれますが、直線からカーブに差し掛かったところでは一気に車線を越えてしまうので認識すらしてくれない、または認識したけど警告しかしれくれないことも多かったです。
それに、「左ハンドル」「大きな車」に慣れていない今は、すぐに警告音が鳴ってしまい少々うるさくもありました。
少し運転に慣れた帰りでは警告音が少なくなりましたが、、、。
「インテリジェントクルーズコントロール」の前方の車両を認識して車間距離を一定に保つ機能は非常に便利なようにも思えますが、実際は(恐らく)燃費も悪く、カーブで前方車両を見失うとコーナリング中に急に加速しだすのでやや危険でもあります。
信用しすぎると信号無視をしてしまう可能性もありますし、一旦停車すると数秒後に停止状態が解除されますので結局自分でブレーキを踏まないといけません。
走行中もブレーキを踏むとクルーズコントロールが解除されますので、その度にセットしなくてはならないのも面倒です。
以上より、「インテリジェントクルーズコントロール」等の機能は、使いどころが限られていますので、「快適性」という面では不満が多く、この機能に約50万円という高い金額(+エアロが付けられなくなる)が見合うかどうかと言えば個人的には「No」かな、と思いました。
ただ、単純に有るのと無いのではどっちがいいかと聞かれれば間違いなく「有り」と答えます。
要するに期待以下ではありましたが、「安全性」としての機能は間違いなく優れていると思います。
次にセキュリティーに関してです。
今回は「PANTHERA」という日本のユピテル社製のセキュリティーを取り付けました。
アメリカの「CLIFORD」等と並ぶトップレベルの防犯率を誇る機種です。
取り付けたショップでも取り外すのに半日はかかるとのことですので、その間バッテリーの続く限りサイレンが鳴り続けるわけですから、よほど人里離れた山の中か、組織だった窃盗団とかではない限り盗難は難しいと思います。
また、バッテリーが外されたとしても、予備のサイレンがまた鳴り出すようになっています。
ただし、GPSの機能までは付いていませんので、余裕のある方は「SECOM」にも入っておくと更に安全かも知れません。
「PANTHERA」の機能としては、「接近の検知」「衝撃の検知」「ドア・ボンネット・トランク開放の検知」「イグニッションオンの検知」「車内侵入の検知」「ループセンサの検知」「傾斜の検知」「電源切断の検知」等です。
キーレスと連動もできますし、エンジンスターターも付けることができます。
機種によってはアンサーバックのリモコンが付いてきます。
ただし、エンジンスターター以外のフルセットでのお値段が30万ですし、エンジンスターター機能だけで+10万円かかりました。
シンプルな機能のみでの機種でも20万はしたと思います。
しかし、非常に高価な車ですので、絶対に盗まれたくないという思いからセキュリティーもそれなりの物を取り付けました。
以上が現時点で思いつく「FXに乗った感想+α」です。