民主党(現・民進党)時代は1ドル70円台という時期もありましたね。
車のパーツも仕事も輸入品を扱うことが多く、ある意味天国でした。
懐かしいです。
ただ、当時はガソリンが1L 200円近くまで上昇し、その辺りから殆ど車に乗らなくなりました。
自民党政権になってから急激に円安が進みました。
1ドル120円超え・・・TT ピーク時は123円でしたっけ??
運が悪いことに、こういう時に限って海外調達が必要なものが多数あり仕方なく購入TT
で、1ドル100円台になったら欲しいものが何もないという始末(自爆
そんな中、はるかえパパ殿のブログに非常に興味深く、まさに「こんなの欲しかった!!」という記事がUPされ、即注文しました♪
はるかえパパ殿の記事①
はるかえパパ殿の記事②
こちらSL55 AMG M113 コンプレッサーのツインプーリーです。
S55、SL55、CLS55、CL55、G55等も同じエンジンですので同じものが付いてます。
問題は・・・
セットでしか入手出来ないこと、それが異常に高いことです。
EPCで調べますとヤナセ定価で税込み81756円也。
コンプレッサー側のアイドラープーリーはベアリング交換にて150円程度でリフレッシュできますが、
問題はこちら、EG側のアイドラープーリーです。
樹脂製でさらに埋入されてますのでグリスの注入くらいしかメンテする方法がありません。
以前プーリーのメンテを行った際もラバーシールを外してグリスを注入しただけです。
クラックは入ってませんでしたが手で揺さぶると「カタカタ・・・」^^;
で、注文してから3週間ほどで到着しました♪
アメリカ製とは思えないほど綺麗に切削されてます。
造ってるのは台湾でしょうか??
はるかえパパ殿と同様にコンプレッサー側プーリーはファン形状になっているため純正品を使用、EG側のみ交換します。
プーリー間のスリーブは純正を使用すると干渉しますので付属のものを使用しました。
NACHIのベアリングが入ってましたが速攻抜いて・・・
NTNのベアリングに交換します。
こちらは前回チキソ充填したコンプ側のテンショナーのベアリングです。
グリスは残り3割程度、ガタつきは全くなしです。
こちらはコンプ側のアイドラープーリーです。
グリスは残り2割程度、ガタつきは全くなしです。
ブレーキクリーナーで綺麗に洗浄して
新品ベアリングを打ち込みます。
ついでにSCのベアリングも交換しておきました。
こちらはEG側のテンショナーとアイドラープーリーです。
前回新品のアイドラー+チキソ充填して、走ったのが数十キロkm前後。
ちょっと減りが早いのが難点ですね。
私の勝手な妄想ですが、高スペックオイルと混合させるために比重の高い基材を使っている→高回転による遠心力でグリスが漏れやすい。
充填量が多かったのも一因かもしれません。
後日談ですが、
NTN純正グリスは比重はそこそこ、スペックもそこそこ、ただ今のところ漏れは全くありません。ノーメンテ派の方にはこちらのほうがグリス切れの心配が少ないでしょう。
今回は実験的にNTN純正の軸受けグリーーースを使ってみました。
スペック的にはモノが違いますのでかなり劣っているかもしれません。
参考までに新品NTNベアリングのラバーシールを外すとこのように充填されてます。
片側9割充填、反対側なし。馴染ませたらトータル4~5割充填ということですね。
これらはベアリング脱着不可ですのでグリス充填後ラバーシールのみ新品に交換します。
これでオーバーホール&アルミ製ツインプーリー完了です!
しかし!
以前からWISを見ていてずっと気になっていたことがありました。
WISの写真は最初期、R230で言うと2002年モデルの写真が使われているのですが、EG側テンショナープーリーにメタル製のものが使われているんです。
プーリーのサイズはSC側テンショナーと異なりますが、見た目はサンドイッチ式になっておりSC側テンショナーと同じ構造です。
そこで、eBayを徘徊していると面白いものを発見!
M112用のテンショナープーリーがありました。
2000円です。(送料が2400円くらいしました・苦笑)
テンショナープーリーはOEMでもAsseyでしか供給されてませんのでこれは中々良い商品です♪
造りはThe アメリカンで(爆、
リベットを使わずに
そのまま圧着されてます(爆
但し、それ以外は全く問題なしです。
ベルト接触面の歪みもなくブレもなく、純正コンプレッサー側プーリーと同等の精度です。
ベアリング交換、及び今後の定期交換のために分解します。
ドリルの刃が何本折れるか心配してましたが・・
材質は亜鉛合金でしょうか、簡単に貫通しました。
卓上フライス盤を使ってますが、全く力を入れることなくサクサクです。
反対側に出てくるバリは
エンドミルを使って除去。
で、カッターの刃で分割しますが・・・
貼り付いており結構大変でした^^;
カッターの刃がボロボロです。
これ、変形させたらアウトですので慎重に・・・ こじるのは最後の最後です。
分割面のバリもエンドミルで除去します。
こんな感じですね。
アメリカ製の聞いたことがないベアリングが入ってました。
ベアリングを抜いて、
NTN製に交換。
これでいつでも簡単にベアリング交換できます。
サイズはどうなの??って気になるところですが、
直径全く同じ!
幅も全く同じです♪
ツインプーリーのガタつきも全くなくなり、安心して乗れます。
殆ど乗ってませんが(爆
EG側テンショナーも旧型へ変更し(核爆、今後ガタつきが出てもベアリング代150円で済みます♪
組み上げてプーリーの回転を見てニヤニヤしてましたら・・・・
右バンクのEXマニ付近からモクモクと煙が・・・・(撃沈
オイル漏れっぽいですTT
1日寝かせてオイルが沈むのを待って(冷ましてるというのもありますが)、
イグニッションコイルを外して・・
よくよく見てみるとやはりタペットカバーのパッキンからオイルが漏れてます。
左側は全く漏れなしです。
プーリーの前にやることあるやろ!って感じですね(自爆
オイルがEXマニに垂れまくりですTT
漏れていたのはこの場所からです。4箇所あります。
タペットカバーパッキンも替えたばかりです。
eling製(OEM)と純正に何か違いがあるのか・・・?!
試しに純正品を買ってみましたが、見た目は全く同じ。
造りもゴムの材質も全く同じです。
OEMですので当然ですよね^^;
純正のパッキンを組み込んでみましたが、やはりオイル漏れしますTT
全く傷んでなかったeling製パッキンをゴミ箱から拾って洗浄、ラバープロテクタントをたっぷり吹き付けてビニール袋で保存しておきました。
次回交換時に使います(爆
アストロプロダクツに行って、植草ミラーと最強の高耐熱液体ガスケット「ULTIMATE COPPER」を調達してきました。
ただの植草ミラーではありません。
LED照明付きです。
しかも伸縮します。
これ、かなりお勧めです。
確認するとやはり同じ場所から漏れてます。
またイグニッションコイルを外してタペットカバーを外して・・・
漏れを確認。
タペットカバーに問題あり?かと思い、EPCで見てみました。
おっとぉ~!
一度品番変更されてますね。
どうやら対策品が出ているようです。
ただ、EPCの品番と外したタペットカバーの内側に刻印されている品番が全く異なり現状のタペットカバーが対策前なのか対策後なのかが分かりません^^;
ちなみに左側タペットカバーは品番変更されてません。
私はタペットカバーパッキンに液体ガスケットを塗りたくない派なんですが・・・
理由は単純で、パッキン交換時に液体ガスケットの残りカスを除去するのが面倒なんです^^;
今回は応急的に使ってみました。
すると・・・
オイル漏れは見事になくなりました♪
植草ミラーで確認済みです。
結論としましては、タペットカバーを買うくらいなら液体ガスケットを使って交換時にちょっと苦労するほうが経済的、というところですね^^;
ただ、買うなら今。1ドル100円ちょいです。
悩むところです。