2018年09月03日
鬱からの復帰(その8)
おはようございます
久々の更新になります、最近は日々の業務で疲れが溜まって休日は寝て過ごしています
なかなかブログも更新できずにいます。前回2016/12月までを書いたのでその後を書こうと思います
リワークは最長12週間の職場復帰のプログラムの事をさします
いよいよ2017/01月から本格的にリワークが始まりました
毎朝電車で大津までの通勤となり、自宅から出るだけでもかなりの労力がいる事知りました。
電車での通勤は高校出たての頃2年半くらい経験しただけだったので、
この年になると結構しんどいかったのを記憶しています。
車での通勤が30年くらいなので尚更だったのかも知れません。
リワークでの最初頃はかなり失敗をして落ち込みも相当ありましたが
リワークの職員さんや通所されている人達に助けられながら、なんとか休まずに通所できました
この休まずに通所できたという事が小さな自信にも繋がり、立ち直るキッカケともなります。
リワークでは電気の配線に使用するカプラーの組み立てとバラシの簡単な作業・読書等・
トータルパッケージという机上の作業の中から自分で今日の作業を選択して
自分なりに今日の予定を立て、遂行していくという流れになっていました。
最初の頃はそれすらもままならない事が有りまあしたが、2・3週間経つ頃には漸く慣れてきました
しかし、慣れるまでは本当に「何でこんな事が出来なくなったのか」という
自分との闘い(自分自身との葛藤)が有った様に思います。意外とこれが私の場合厄介でした。
これとうまく向き合えないと鬱からの脱出は見えてこないという思いから
自分なりには結構まじめに日々の作業には取り組みました
今まで知らなかった鬱に関する本等もこの時に読むようになりました。
またこの辺りから電車内で本を読むようになりました。
一番心に届いたのが酒井雄哉さんの「一日一生」という本でした
酒井雄哉さんはどんな人かという疑問を持たれる方もおられるかと思います
簡単に説明すると比叡山のお坊さんで千日回峰行という修行を2回されている方です
この人の本だったから読む気にもなったのかもしれません
私は以前この方と1度だけお会いする機会が有りました。
椎間板の2回目の手術をすかどうかを迷っている時
知り合いの人と一緒に大津の坂本にある酒井雄哉氏の庵を訪ねる機会を得ました
その時の印象は何処にでもいる田舎の爺さんといったところでしょうか
しかし話してみると言葉に重みがあり、そこらの爺さんの話しぶりではないと感じました。
そういう前振りが有ったので余計に心に届いたのかもしれません
そういう本に出合えたことに感謝しないといけないと思いました
いろいろとリワーク内でもありましたが、総ては経験だと納得して
2017/04月にリワークの復職プログラムを終える事が出来ました
関わりになった人すべてに感謝です
その後1ヶ月自宅で過ごして実際に会社に復職するという事になります
これは鬱になったから分かる事ですが
病んでいる期間と立ち直りに必要な期間はイコールするという事です
仮に1年間病んでいたなら1年間係って立ち直るという事です、急ぐのはよくないと思います
ここで私からの一言を追加しておきます
前出の酒井雄哉氏の本の中の一節です
「今の自分から何も引かず、また、何も足さない。今の自分を受け入れる」
これが私からの一言です、私はこれに本当に助けられました
これがなかったら多分復帰できていなかったと思います。
鬱で辛い思いをされている方に一つ提案し起きます
あれいつもと何か違うぞー何かおかしいなぁーと感じたら迷わずに心療内科を受診してください
専門医と話すことでいろいろと助けにもなります。
また、メンタルヘルスケアに助けを求めるのもいいと思います
一人で抱え込まずに誰かに話してみて下さい、きっと鬱から脱出するいい方法が有ります
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
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Posted at
2018/09/03 11:57:01
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