運転席ドアロックノブ（ドアロックアクチュエーター）のグリスアップ

10年、13万kmの過剰走行で最近マイナートラブルの多い柴っちのフリスパです。

今度は運転席側のドアロックがうまく作動しません。

詳しく説明すると、フリスパに乗車して走りだすと、正常なら車速感応型オートドアロックが作動して全ドアのドアロックが作動してロック状態になるのですが、運転席のドアロックだけが作動しない（ロックがかからない）ことが時々あります。

そのまま走り続けると、オートドアロックが運転席のドアロックをしようとして、「ガチャン、ガチャン」というアクチュエーターの作動音はするのですが、ロックノブが動かずアンロックを示す赤い表示が出たままになります。

この状態だと、運転席アームレストのパワーウィンドウスイッチの前にあるマスタードアロックスイッチを押してもやはり運転席のロックノブは動きません。

ただ、指先でロックノブを押すと、ちゃんとドアロックは作動します。

また、車を停めてリモコンキーまたはオートキーレス（柴っちのフリスパはスマートキー付ではありませんが、DIYでスマート－キーモドキ（ユピテルのオートキーレス）を付けています。）でロックしようとすると、やはり運転席側のロックノブがうまく作動しないで運転席だけロックが出来ないことがあります。

この場合も、車外のキーホールからキーを使えば運転席のロックは出来ます。

このため、アクチュエーターそのものよりもドアロックノブもしくはそれとアクチュエーターを繋いでいるケーブルに作動不良があるように感じます。

このため、今回は運転席ドアのドアロックノブのグリスアップをすることにしました。

運転席側のドアのインナーハンドルとロックノブの部分を外すと、その裏側にインナーハンドルケーブルとロックケーブルが付いています。

写真の赤丸部分がロックノブとロックケーブルの接続部分で、ケーブルの先が球形になっています。
今回、この部分にグリス（自転車用の粘性の高い物）を塗りました。

※画像はインナーケーブルとロックケーブルの表記が逆になっています。
８．の（B)がロックケーブル、（C）がインナーケーブルとなっていますが、正しくは（B)がインナーケーブル、（C)がロックケーブルです。

参考画像です。
これを見ると分かると思いますが、ロックノブが上側、インナーハンドルが下側にあります。
上の3の画像では、手前に倒して作業している図ですので、手前が上側、奥が下側になりますので、手前＝上側＝ロックノブ＝ロックケーブルとなります。
２の画像の左端にある大きな丸はスクリュー（ネジ）の穴なので、その位置関係からも、２の画像の（C)がロックケーブルであることが分かります。

（参考）
こちらは裏側です。
ただし、助手席側のインナーハンドルとロックノブなので左右は逆ですが、上下関係は同じです。

この写真を見ても、画像２のインナーケーブルとロックケーブルの説明が逆になっていることが分かります。

コマが余ったので、オマケ。

コマが余ったので、オマケ。

コマが余ったので、オマケ。

ちなみに、グリスアップ後、今のところ調子は良いので、暫くこのままで様子を見たいと思います。

【追記】
その後、症状が再発しました。
このため、別の対策を実施しました。
詳しくは次の整備手帳をご覧ください。