「2月は逃げる」と身構えつつなのに…
時間も寒さで縮んだ?的な勢いで既に3月。
挙げ句の果てにはここにきてインフルに感染
するという、踏んだり蹴ったりな春の幕開け?
故に久々にみんカラ時間なのも善し悪しな(汗
いずれはALPINA にという気持ちは残しつつもD4からの候補探しはというと…
その端緒は昨夏のF-PACE試乗でした。
この時には大した意味もなく、たまたま試乗機会に恵まれた…だったのですが、これが
SUV車への興味を引き起こす?ことへと繋がることになろうとは。
その時のクルマは20d。そのデザインや内装は思った以上に良かった?!という印象です。

※Jaguar F-PACE
さらに、このボディに4気筒で180PSのエンジンて?という先入観は市街地での試乗で
あったことも幸いしてか覆り、何より想定外の乗り心地の良さにも軽く驚くことに。
しかし、この時点ではそれ以上に事態が進むこともなく…一旦は中休みモードへと。
そろそろ寒さも本格的になった頃、本腰を入れて候補を考え始めますがやっぱり頭が
SUVモード。その機能性が必要なワケでもないのに、そこはやはりF-PACEの影響?
しかし、どうしても気になるのが例のエンジン。市街地では低速トルクで走りは○感覚♪
になったとしても、高速や山道やここ一番!なところでは「残念」なことは想像に難くなし。
やはり、ここはもう一度乗って… みますが、それでも結果は変わりません(汗
もう、あまり「走り」に貪欲ではなくなってきたこともあるし、メインカーとしてはそれで納得
するのもアリ?かと考えたりしてると、それならコレも…的な割込も。。

※Range Rover Velar

※素晴らしい内装。でもちょっとモダン過ぎて落ち着かない気も…(´。`)
エンジンはF-PACEと同じですが、なにしろルックス的には文句なし(です個人的には)で
乗り心地も良く、隅が見切れるボンネットを含めて市街地での取り回しはF-PACEより良好。
強いて言えばそのデザイン故に目立ちすぎる?のがマイナスなくらい。
しかし。
それでも尚、気になるのはエンジンのこと…ならばとガソリンエンジンにも試乗してみます。
V6 3L 380ps と圧倒的なスペック差よりも、そのスムーズさや音などが醸し出す上質感が
本来の姿はこれであると感じさせられます。この時点でガソリンエンジン気分に引火(笑
「走りに不満はない」なのか「走りが愉しい」なのか、そこにはやはり埋めがたい溝が…
その結果、俄然浮上してきたのがマカンです。散見するレビューの全てに於いて高い評価
を得ている走行性については、SUVといえどポルシェが仕立てた意味はあるのでしょう。

※Porsche Macan
ただ、こればかりは直ぐに試せる環境がなく想像に任せるしかない状態でした。
そんなところにアルファからジュリア・クアドリフォリオの試乗車が準備できたとの案内が。
かなり興味もあったので夏頃には申し込んでいましたが、ある意味良いタイミングです。

※Alfa Romeo Giulia Quadrifoglio
早速乗ってみたところ、思い通りのサイズ感や乗り心地は普段使いにも問題なさそうです。
ですが、最も期待するエンジンが、どうも思ったほどには響かない…のはどうしたことか?
いつもの試乗コースまで足を伸ばし、隣の営業氏に遠慮しつつもそれなりに攻めてみても
音もバワーも3千回転台で「段」がある感じだったり、エクゾーストノートがツボではない…
ことが主な要因? 高回転域ではパワーも含めて別次元ながら、その機会もまた例外的。
時間的には大部分を占める普段領域で味わえる気持ち良さはD4の方が上にも思えます。
その他、より詳しいインプレは
みん友さんの仰せの通りかと。
因みに、走行モードについては"Raceモード"は「禁止」のお達しがあり素直に従うことに。
音を含めてこれを体験できなかったのは少々残念ではありましたが、なんでもこれが理由?
での試乗中のアクシデント(要するに事故?)が少なくとも数件は発生したらしく…( ̄~ ̄)ξ
それより何より、決定的な問題はトランクスルー設定がないこと。他のグレードにはあるの
ですが、クアドリフォリオは剛性を優先の結果でしょうか。いずれにせよ長尺ものはおろか
キャディバッグ1個さえ積めない(後部座席に横たえるしかない)使い勝手では如何とも…
敢えなく圏外へと去っていきました。
そんな中、これまた俄に、唐突に、しかし毅然と割り込んできたのがこちらのおクルマ。

※Mercedes-Benz G-Class
あ、もちろんAMGではありません。350d です。
唯一無二?ともいえる存在感、というかデザイン的にはこれはこれで結構好きだったり。
そうはいってもクロカン車に乗りたい気が戻ったわけでもありません(実はずっと昔には
乗ってました)し、乗り始めたとてデフロックを機能させる見込みも「0」なのは間違いなく。。
2.5tに及ぶ巨体をフレームとリジッドアクスルで支えるクルマに走行性など求めることは
論外なのは承知の上…ですが、それ故に必須?である試乗は幸い近場で叶いました。
意外にも 245ps/600Nmのパワーを与えられていることで、直進する限りはF-PACEをも
凌ぐ走りはできるようです。乗り心地も我慢など必要はない快適レベルです。
さすがの重量・重心故か揺すられ感は常にありますが、これも常用すれば慣れるかと。
問題は「曲がる」ことですが、ソノ気になればこの通り↓
ではなく(^^; 「駆けぬける歓び」は手放す覚悟が求められるのは必定…なのが問題。
それにしても装備や機能は標準でソツなく押さえているのはメルセデスの流儀?なのか
いよいよ末期となったモデル故のバーゲン仕立てなのか? いずれにしても事実上は
デフォルト化しているオプションの「ラグジュアリーパッケージ※」さえあれば他には何を
追加する必要もなく。 ※サンルーフ+革シート(ダッシュも)+全席シートヒーター
ラグジュアリーな室内にてディストロニツクプラス(ACC)に任せた優雅な走り?に浸るの
も悪くはなさそう…な気になりそうなのは、既に思うツボ?(笑
結局、最後はマカンとG-Class の2択となりました。
まるで性格の異なる両車で、乱暴に括れば「走り」を選ぶか「味」を選ぶか…のような。
そんな節操もない?…と自分でも半ば呆れながらも、もう引き返す勇気も見失い(爆
二転三転しつつ、かなり真剣に迷いましたが… 最後はやはり「走り」が勝りました。

※ Macan GTS
実はマカンには1度も乗ったこともなく決めてしまいました。
無謀といえばその通りなのですが、そこはボクスターで得たポルシェへの信頼かと。
廻らば急げ?!の心境ながら、暫しマカンと駆けぬけてみたいと思います(^^)v