
「lリンゴをかじると芯が出ませんか?」
というCMがその昔ありました。>いい加減
「クルマを運転するとスピードが出ませんか?」
それにしても、なんでそうなる…そうしたくなるんでしょうねぇ?
改めて考えてみると… 答えに窮する( ̄ー ̄?)
ま、それはそれとして、その運転でいつも喉に小骨の刺さるが如きジレンマは、
「限界」を知らないということです。
一般的に称される「走る・曲がる・止まる」という要素。
走行中はそれぞれが密接に関連しながら成り立っているのは当然でしょうけれど、
自分の中では、特に「曲がる」と「止まる」についてはその思いが強くありました。
それは一般道の走行では当然?でもあって、今回はその辺りに触れることが叶え
ばとの淡い期待も持ちつつ、前日の午後出発。
前日夜までの雨も上がり、日差しの下を東へ東へ。
黄昏の迫るころ、やっと富士山が(^^)
昨年10月以来の駿河湾。
それにしても4月から「しれ~っ」と割引を変更し、実質的に値上げされた高速料金。
平日昼間は割引がなくなってしまい、久々の規定料金は…高いっ!( ̄_ ̄#)
しかし、ボクスターの燃費は相変わらず優秀です。 でもガソリン高いっ!( ̄_ ̄#)

※600kmの通算燃費は14.7km/L
PSDS当日、天気は問題なし。講習内容からもドライコンディションは何より幸い。
遠い、遠い、遠い?昔に訪れたきりの富士スピードウェイに到着。
場所は変われど同じ雰囲気の会場風景。
今回の参加車は40台。10台単位で1~4グループの構成になっています。
4グループはボクスターやケイマン、且つ初参加者が主な編成。
1グループは全てが"GT3"…( ̄。 ̄)
911は"GT3"以外にも"ターボ"や"カレラS"がその殆どを占め、レーシングスーツ姿
も堂に入った毎回参加の常連?な方々も少なくないようで前回とは異なる雰囲気。
ま、そんなことは意に介さずピットスペースでキレイなお姉様からコーヒーなど頂きます♪
清水チーフインストラクターの挨拶から、いよいよ開講。

※豪華な?講師陣。
4Gr.は座学から。基本中の基本「ドラポジ」もきっちりみっちり行います。
実技の第一弾は"コーナリングトレーニング"
先ずは講師の車に同乗してコースとポイントを体感します‥が車は"ターボS"です。
スタートから怒濤の加速!と迫るパイロンにさすがに「ぁへ~!」と心の声(^^;
要点は"ブレーキングポイント""コーナーへのアプローチ""クリッピングポイントの確認"
です。ブレーキングからターンインで荷重変化を感じてのコーナリングへ。
もちろん、良くよ~く理解は出来るのですが思ったように実行はできません(汗
アンダーもオーバーも出さないことが理想ですが、明らかにどちらも出します(;_;)
とにかく始まりであるブレーキングの「限界」を知らないことを思い知らされることに。
自分の中ではそれを納得できたことが今回の参加で一番大きな成果?だったかも。
因みに清水講師のお話の中に、『ポルシェのブレーキは宇宙一効くと言われます。
ポルシェは実際にブレーキにはかなり費用をかけています。言わば皆さんはその
ブレーキに高いお金を払っているのだから、その性能をフルに活用して下さい』 と。
やはり殆どの車(4Gr.)が「踏み方が甘い」そして「緩めるのが早い」とのご指摘。

※開始前

※終了後
そんなわけで、この後の各コース走行はもう「消化(入れ込まない)」と割り切って臨める気持に。
ということで、あとは手短に(笑
次はショートサーキットでの"先導走行レッスン&ドライビングクリニック"

※田中インストラクター。当日深夜には"ニュルブルクリンク"へテストに旅立ちと。
インストラクター車を先頭に隊列を組んで走行です。先導車直後位置は順次交代し、
全員が直後を走行できるようになっています。
ライン取りを始め、ブレーキングポイント、アクセルワークなどが理解できます。
最後はインストラクターが受講生の隣りに同乗してのインストラクションで終了。
午後は本コース走行に向けて座学(サーキット走行講座)からスタート。
清水講師からはサーキット走行に向けた要素について丁寧にわかり易く説明が。

※ひとコマ。
いよいよ本コース走行へ。
最初はグループ毎に分かれての「先導走行レッスン」から。
先導車に続いて走行し、ライン取りやブレーキングポイント・クリッピングポイントを
確認していくのはショートサーキットと同様。これを数セット行います。
そして最後はフリー走行へ。本日のトレーニングの集大成として位置付けられています。
ラップタイムを競うのではなく、正確な操作や走行ラインを意識してスムーズな走行を
心がけるように… 「皆さん、自分が思っている以上に下手ですから」て(笑
実は、Myボクスターのタイヤはそろそろ頼りない状態だったのでちょっと迷ったの
ですが新しいタイヤで参加するのは忍びなく、これで終了(^^; のつもりで強行。
結果、後半はやはりグダグダに。それにしても最後にはなんだかベタベタになるし、
タイヤゴム破片?はかなり拾ってしまうし、帰る前には30分も剥ぎ取るはめに…

※最初はこの程度…が、コース上に徐々に増えていき最後はエライ状態。

※終了後。
それにしてもウェットコンディションだったら‥大変だった(^^;

※飛びゴム(タイヤ片)跡、多数。でも磨けばきれいになって一安心。
ともあれ、誰1人事故やアクシデントもなく無事に終了。
今回もプログラムはとても充実したもので、丸1日の時間も長いとは感じないほど。
それでも、さすがに心地よい疲れは感じます…がそれに浸る間もなく長い帰路が
待ってます(涙 もう少し近ければいいのにねぇ。。

※夜の高速をひたすら西へ。
かくして今回は36時間で1,400kmを駆けぬけて(´。`) 完了。